INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

SWEET NAIL(26)

2011年05月08日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)

福岡市中央区の「小笹南口」バス停。







南区の桧原・柏原地区と福岡市中心部結ぶ56番」「57番」「58番」のルートになっていて、停車する本数も多い





小笹地区は四方を山(というより丘でしょうか)に囲まれていて、中央区の中にあって一種独特な景観・雰囲気を持つ(…というのは私の個人的な感想ですが)。



「小笹南口」付近を通るたびいつも考えるのは、この場所が、「小笹」バス停や、「小笹」交差点、「小笹北」交差点などから見て決して南の方角にないということだ(かつての国鉄筑肥線「小笹駅」があった場所からも南にはない)。







ここから都心側に進んで一つ目と二つ目のバス停である「小笹団地東門前」「小笹団地正門前」が、かつては「小笹東門前」「小笹正門前」と表記されることも多かったことを踏まえると、「小笹南口」というのも、おそらくは、「小笹団地」の南口という意味ではないかと推測される。

でも、時を経て、どうして「東門前」と「正門前」は“団地”が付いたもの、「南口」は“団地”が付かないものが「正式」名称となってしまったのかは謎である。



横手三丁目」が「横手四丁目」になったり、「西南分校前」が「西南杜の湖畔公園西」になるなど、近年は、実態に合わせた変更が比較的柔軟に行われるようになった気がするのだが、そういう意味ではここは「盲点」なのかも。 

(つづく)


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3 コメント

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Unknown (ちょんびん)
2011-05-07 14:53:29
こんにちは。

もともと、小笹正門前、東門前、南口、駅前と続いていたわけですから、この時点での小笹の中心地=小笹団地という想定で整合性が取れていたわけですよね。
それを筑肥線が廃止になった際に、駅前バス停を何もつかない小笹にしてしまったものだから、歪みが生じているのだと思います。そういう意味で問題なのは、実は「新」小笹の方ではないかと(笑)。
ただ改称の際には、駅前である小笹の方も開発が進んでいて、人口集積地が団地だけでなく駅前の方にもでき、地域の中心が駅前周辺にに移動していたからこそ、一丁目や三丁目のつかない小笹という名前になったのでしょうが。
だからといって、正門、東門のように小笹団地南口にしてしまうには、実際の団地の南口は、どちらかというと新小笹や中央公園(旧修道院)の方が近いため、放置されているように思います。
と、こういう指摘をすると改称される流れが最近多いので、次回改正ではここも、四丁目か五丁目になるかもしれませんね。
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Unknown (Tokyo Chikushi)
2011-05-07 15:15:03
昭和30年代の記憶をたどると、4階建てくらいの団地に住むというのは、庶民のあこがれであり、福岡における団地の草分けである「小笹」は最もハイソな響きのする地名でした。
「○○は小笹に住んどー」と言った場合、この「小笹」は「小笹団地」のことを指していました。もちろんその南側には「大字小笹」の部分も広がっていたはずですが。駅はその「南側の部分」にあったわけですね。

最近見つけ出した昭和53年6月の市内バス路線図を見てみると、都心側から順に「小笹正門前」、「小笹東門前」、「小笹南口」、「小笹駅前」、「小笹二丁目」となっており、ここまでが「バス運賃均一区間(80円)」となっています(行先番号は、54と57)。
「団地」とか「門」とかつかずに、単に「南口」となったのは、そこに門がなかったからではないでしょうか。しかし、小笹団地全体を漠然と「小笹」と呼び習わしていたから、小笹団地の南側からの入り口という意味でこのように命名されたのではないかと推測します。
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Unknown (soramame)
2011-05-09 14:56:11
ちょんびんさん、Tokyo Chikushiさん、こんにちは。
お二人のご意見、「なるほど~」と思いながら読ませていただきました。

実はこの付近がかつて「福岡市大字小笹字南口」だったのか?などとも少し思いましたが、どうやらそれはなさそうですね(笑)。

「正門」「東門」というように具体的な対象物があれば、その前に付く「小笹」が「小笹団地」だという類推ができ、それに連続する「小笹南口」についても演繹的に「小笹=小笹団地」だという類推ができると思うのですが、過去の経緯に関する情報が何もなく、現在の、北から南に「小笹団地正門前」「小笹団地東門前」「小笹南口」「小笹」という並びだけが与えられると、なかなかそこまでは思い至らないかもしれません。

「小笹南口」のひとつ南の旧「小笹駅前」が、「小笹」の下に何もコトバが付かない単なる「小笹」であることから、「小笹南口」は、「団地東門前」「団地正門前」ではなく反対側の「小笹」との関連で捉えられてしまいそうにもなりますが、旧「小笹駅前」が「小笹」ではなく「小笹四ツ角」などにでもなっていれば、「小笹南口」との関連性もやや薄れていたのかもしれませんね(もしくは律儀に「小笹南口南」?(笑))。
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