ブータンの国づくりと仏教

2014年09月07日 | 持続可能な社会
 世界の中でエコロジカルに持続可能な国づくりにはっきりと意図的に向かっているのは、先進国ではスウェーデンを代表とする北欧4か国であり、開発途上国ではブータンだと思われます。

 なぜ、ブータンはそれができるのか、以下の4象限にわたる条件が満たされているからだ、という記事を「持続可能な国づくりを考える会」のブログに書きました。

 まずトップ・リーダーの国王以下、個人だけ、人間だけではなく、生きとし生けるものすべての幸福を願うという大乗仏教の精神を本気で実践するリーダー群がいること。

 そうした大乗仏教の精神を国民の大多数が共有していること。

 農村共同体がしっかりと残っていること。

 そこで、社会システムの近代化も行なうが、生きとし生けるものすべての幸福を追求することと矛盾しない範囲でのゆるやかな近代化を目指すことができる。

 詳しくはブログの連載記事のをご覧ください。

 こうしたブータンの目指している国づくりは、我が国の聖徳太子の目指された平和と調和の国という理想とぴったりと重なるものだと思われます。

 基礎になっているのが、大乗仏教ですから、当然と言えば当然です。

 そこで思うのですが、今、取り戻すというのなら、そういう日本を、でなければならないのではないでしょうか。

 日本の「保守派」の方々には、ぜひ何を保守すべきなのか、考えていただきたいと願っています。
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