老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

スペイン旅行記  その⑦ ~コンスエグラと周辺/コルドバ(10月15日)~

2023年11月03日 19時10分54秒 | 旅行/色々な風景

 この日は、最も移動距離が長い日。

 早朝にトレドのパラドールを出発し、朝日の中を1時間ほどかけて先ずはコンスセグラ

 ここは丘の上に風車が並んでいる所で、「ドン・キホーテ」の舞台としても有名です。

 丘の上には12基の風車が残っていますが、元々製粉のために利用されていたもので現在では使用されておらず、観光目的に維持されているようです。
丘の上からの景色は、平野か荒れ地か区別が出来ませんでしたが、この周辺はブドウの産地らしいですが、サフランも栽培されているようです。


 その後、直ぐ近くにある村でトイレ休憩でしたが、この時に立ち寄った場所は昔の旅籠と旅人の休憩所だったようで、その昔「ドン・キホーテ」の作者であるミゲル・デ・セルバンテスも泊まったことがあるとかで、建物の一角に「ドン・キホーテ記念館」なるものがあり、日本で発行されたらしいドン・キホーテを日本の侍に見立てた絵なども展示されていましたし、周囲にはドン・キホーテにちなむ看板などが沢山ありました。


 この後は、両側にブドウ畑やオリーブ園が広がる構想道路を通り、約300㎞離れたスペイン第3の都市であるコルドバへ。

 ここも歴史に翻弄された町で、古くはローマ時代には属州の首都として栄え、その後もイスラム教徒による後ウマイヤ朝(西カリブ国)の中心地として大いに栄えました。

 その後。レコンキスタによりキリスト教の都市となったが、街や寺院などはイスラム文化を継承したものが残っています。

 街の中心にはメスキータがありますが、ここはスペインに現存する唯一の大モスク建築であるが、現在はカトリック大聖堂です。

 「メスキータ」とは、スペイン語でモスクを意味し、アラビア語に由来するが、一般的には固有名詞としてコルドバにあるカトリック教会の司教座聖堂「コルドバの聖マリア大聖堂(スペイン語: Catedral de Santa María de Córdoba)」を指すということのようです。

 正に、スペインの歴史を集約したような建物で
・紀元2世紀、戦勝祈願を行ったローマ神殿があったと言われている。
・785年、後ウマイヤ朝のアブド・アッラフマーン1世時代にイスラム教の大モスクが建設された。
・その後、カトリック教徒が権力を握った1236年からは、内部に礼拝堂を設けたりカテドラルが新設されて、メスキータはイスラム教とキリスト教、2つの宗教が同居する世にも珍しい建築となりました。


 このイスラム文化が残るコルドバを終えてからは、更にバスで2時間以上かけて古都グラナダへ。

 早速、あの有名なアルハンブラの夜景を見たり、フラメンコを楽しみましたが、グラナダ関係は明日に纏めて報告します。(まさ)

<コンスエグラ>

12基の風車軍が見えます
風車右側のバスが利用しているバスです

同上 真っ青な空に白い風車は見事でした

同上

同上  左側の大きな木は風車の向きを変える時に使うようです

見学できる風車の入口

屋根裏の石うす

大きな木製の歯車です

砦の跡

<休憩した村で>

館の入口

中庭

ドン・キホーテ像

「ドン・キホーテ記念館」の日本の絵

館の中でドン・キホーテと一緒に

館近くもドン・キホーテで一杯


周囲のブドウ畑

周囲のオリーブ畑

 

<コルドバ>

ローマ橋とメスキータ

同上
ローマ橋のカラオーラの塔

旧市街

同上

同上

同上

同上 植木鉢が綺麗です


メスキータの入口

ミナレット

メスキータの内部 円柱の森とも呼ばれているようですが、ローマ時代からの柱が利用されています。

同上

天井

天井

内部

 


「花の小道」 名前からはもっと花が多いのかと思っていましたが、家の壁に植木鉢を飾った狭い路地でした。通りの向こうにミナレットが見えます。

同上


有料トイレの鍵 0.5ユーロ(この時点で約80円)を入れなければ開きません





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