老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

面白い語源の言葉  その(23)  ~「恥」~ 

2018年12月08日 19時18分41秒 | 面白い言葉や語源など
 昨日「恥ずかしながら…」という書き込みをした時に、「耳」と「心」でなぜ「恥」になるのか不思議に思い、色々と考えてみましたが判らず、例によってインターネットに頼りました。

私が当った2つの情報を紹介します。

<漢字/漢和/語源辞典>
会意文字(※)です。(耳+心)。
「耳」の象形と「心臓」の象形が合わさった文字で、はずかしくて耳を赤くする事を意味し、そこから、「はじる」、「はじ」を意味する
※ 会意文字とは、2文字以上の漢字の形・意味を組み合わせて作られた漢字の事を言います。
  
<漢字文化資料館 漢字Q&A>
◆「はじ」とか、「はずかしい」とかいうのは、気持ちに関係することばですから、その意味を表す漢字に「心」が付くのは、不思議でもなんでもありませんよね。気になっていらっしゃるのは、「耳」の方ではないかと推察いたします。

◆この漢字の成り立ちには、例によっていくつか説があります。
1)「耳」は音を表しているだけという説。現代日本では「恥」の音読みはチ、「耳」はジですが、古代中国では、両者の音は共通していた、というのです。こういう成り立ちの漢字を形声文字といいます。

2)その延長線上にある説で、たしかに「耳」は音読みを表しているのだけれど、意味としても「耳のようにやわらかく、心がやわらぎいじけてしまう」ということを表しているのだ、という説です。

3)「はずかしい」という心の時に、まず「耳」が赤くなるから、それで「恥」と書くのだ、という説です。「耳」と「心」の意味がかけ合わさって、「恥」という漢字が生まれたというのです。ちなみに、こういう成り立ちの漢字を会意文字といいます。


 漢字の専門家ではないので、どの説が正しいのかは断定できませんが、“「はずかしい」という気持の時に、耳が赤くなる”現象から来た言葉というのが、何となく人間らしさを感じますね。(まさ)

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