老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

最近の我が家の会話から  その① ~「お前はアイヌ人か?」~

2020年08月23日 19時41分57秒 | ツレアイのこと
 ツレアイのデイケアの回数を週3日に増やして私の自由時間を増やしたり、近くへのバス旅行再開などで少しづつ生活リズムの変化も生まれ、少し余裕ができたのか大声で怒鳴ることは回数が随分と減りました。

 その影響か、ツレアイの様子も少し明るくなったようにも思えますが、症状は一歩後退二歩後退の状態が続いていて、好転は望めませんが、大阪人らしくできるだけ笑いの種にするように心がけています。


 最近の、我が家の会話ネタを紹介しましょう。先ずは「お前はアイヌ人か?」です。

 自分の持ち物や化粧道具などの置き場所を忘れるのはしょっちゅうでその都度大騒ぎして捜すのですが、先日ふとツレアイの顔を見ると何となく異様で、良く見ると何と眉毛をマジックででも書いている様に見えました。

 良く聞くと、眉ペンが見当たらないのでネームペンで描いた様ですが、余りの異様さに思わず私の口から出た言葉は『お前は、アイヌ人やったんか?』でした。
(何も、先住民族のアイヌ人を野蛮扱いするのではなく、私が中学時代に学校に巡回で来てくれたアイヌ民族の歴史と文化の紹介のイベントで見た、アイヌ女性の刺青姿が強く印象に残っていて、未だに女性の刺青=アイヌ民族というイメージが残っているようです・・・)

 また最近目立つのは、こちらが言う言葉(例えば、マスク/お箸/フォーク/タオルなどの身近な物をさす名詞など)などが理解できない事が多いのですが、そんな時に叱るのではなく、上記の「お前はアイヌ人やったんか」を展開させて、『日本語で言っているのに理解出来んか? わしアイヌ語出来んしなぁ!』とつぶやくようにすれば、ツレアイも『私もアイヌ語は知らんしなぁ』と返事するようになり、何となく気まずい場が和らぐ気がします。(まさ)