先日のことですが、テニスの休憩中の仲間との会話です。
友人:沖縄のオリオンビールが、良く売れているのに発売を中止したらしいなぁ・・・
私 :オリオンビールは美味しかったのに、なんでやろ? 話は変わるけど、ビールと言えばアルコール度数の高いものが良く売れているらしいけど、アル中のリスクがあるらしいで・・・
全く他愛のない、しかも噛み合っていない高齢者の会話の様ですが、私もどこかでオリオンビールの販売中止の事を聞いた記憶が微かにあり、帰宅後に調べて見ると、6月21日付の毎日新聞に下記のような記事があったようです。
「ストロング系の酒は「危険ドラッグ」なのか 飲みやすさで人気の陰に依存症の懸念
~飲みやすさと低価格で近年売り上げが急速に伸びているアルコール度数7~9%のストロング系チューハイ。
ビールなど他のアルコール商品の売れ行きが縮小傾向にある中で市場をリードするが、アルコール依存症に取り組む専門家からは飲み過ぎや依存症を誘発するリスクが大きいと警鐘を鳴らす発信が相次ぐ。
そんな中、オリオンビール(沖縄県)が「消費者の健康配慮のため」として今年に入って自社のストロング系チューハイの生産終了を決め、業界に一石を投じた。「ストロング系」全盛の流れを変えることになるのだろうか」~
私も友人も同じく毎日新聞を購入しているので、この記事を共に読んだものの、印象に残っていた部分が違っていたということでしょう。
・友人は、飲酒はしないので、“アル中・・・”には興味がなくて、“オリオンビールが、人気商品なのに生産を辞めた”と言う事が記憶に残り、
・飲酒常連者の私は、“ストロング系チューハイがアルコール依存症のリスクがある”という部分が、記憶に残っていたようです。
しかも、二人共に『オリオンビールが生産をやめるのは、ストロング系チューハイ』という肝心なところは、抑えておらずに、あたかも『オリオンビールが生産をやめる』というような理解をしていたようです。
高齢化に伴う記憶力の低下で、二人合わせても一人前以下の理解しか出来ていないとおかしくなったのですが、よく考えると年齢には関係なく、同じ記事を読んでも全てが記憶に残るのではなく、自分が関心を持つことが主に記憶として残るという事でしょう。(まさ)
オリオンビールのロゴ