PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



あまりの暑さに映画館で涼もうと『君の膵臓を食べたい』を観てきました。パチパチ!

もうですね、館内は高校生と、若いカップルばかり。ツラかった…(^^;)
王道の、なんかこう、『世界の中心で、愛をさけぶ』、みたいな感じだろう、と想像はしていましたが、、、、、
いやはや、泣いた泣いた。
主人公の桜良(浜辺美波)が、めちゃくちゃかわいくて性格もいい子で、ときにコケティッシュ。そんな子が都合よく、、、、とか思っちゃう人には向いてないと思います。だって映画って、そういうもんなんだもーん。


以下ネタバレあり(読みたい方は反転させてください)

この手の青春ものでは、よく図書館や本が、大事な場所や小物として使われます。これは、映画監督や、脚本家って、そういう青春時代を過ごした人が多いからだ、と思ってます。甲子園を目指して泥んこになっていた人は少ないのだろうと。
そして、主人公がネクラな少年で、ヒロインは明るくて聡明で、クラスの人気もの。この設定も、きっとそういう願望をもった人が多いから、、、、、(^^;)
※たけしがヤクザ映画を作るのも同様。

二人がお泊りデートに行くのが博多で、ラーメンにホルモンって、、、、思わず「おおっ」とテンションが上がりました(^^)

何よりも、好きだという言葉を一切使わず、相手の名前すら呼ばず、お互いがお互いを尊敬しあう、という高校生のピュアな「生き方」に、心が洗われました。

「君にとって生きるってどういうこと?」
「人と関わること」

あれから12年、やっぱり人と関わることを避けて生きている、主人公の僕が、宝物を見つけ、そして…
12年後の話は原作には無いらしいですけどね。


I love you.を「君ヲ愛ス」と訳した生徒に対し、当時教員だった夏目漱石が、「この場合、『月がきれいですね』でいいでしょう」と言ったという都市伝説がありますが、平成になって「君の膵臓を食べたい」というキラーWordが生れました。
「桜は散ったふりをして、本当は咲き続けているの」とか、「私たちは皆、自分で選んでここに来たの。偶然じゃない。運命なんかでもない、、、」とか、なんとも深いいセリフがいっぱいでてきます。命に向き合うことで、女子高生の言葉が、真珠のようにきらきらと輝くのです。しばらくご法事で話しそうな…(^^;)




おまけ~
おとぼけピエロSandoとか、あ、この戒名(法名)は浄土真宗だな、とか、ストーリーと全然関係ないところが気になって仕方ない(^^;)

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