MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ホテルアイリス

2022-09-12 22:56:13 | 邦画
なんなんだろう
って1時間40分、私はヒロインの妄想を見させられていたのだろうか
そんなオチですよね、だって最近死んだっていうはずなのに永瀬さん演じる中年男の水死体はかなり腐敗してる
昨日や今日水死した死体でないんだもの
 
映画自体その辺を明確にしていないで2、3日前までヒロインは中年おっさんと倒錯したセックスしていたはずなのに
次に出てくる死体の腐れ加減はいい加減水に浸かっていたものだし
まぁ原作読んでませんからねぇ
映像的にはここまでの全てがヒロインの幻想であるって言うことを知らしめたって感じで
ある意味夢オチみたいな騙された感というのを禁じ得ない作品であり
 
ヒロインの中年男以外の若者とのセックスにしてもこれまた鬱屈したヒロインの幻想というか妄想であったと見ることができるし
父親が、そう死んだって言われてた父親とヒロインが旧交温めていたシーンで
そこいらに気づくべきだったのかもしれない
 
台湾女優さんだから脱がないってことはないっていうのはちょっと古いけどビビアン・スーとかスー・チーさんが映画でヘアヌードまでみせてることから
ないだろうし
引き絵ではこの作品でもヒロインのルシアの全裸でのセックスシーンがなんだか微妙
いわゆる脱いでることをあえておっぱいとかを見せないことで作品を高尚化しようとしているのか、それとも女性客の集客のためなのか
こう言った中途半端感は個人的に腹が立つ
おっぱい=エロという安易な考えもそうだし、そもそも裸になっているのにおっぱいさえ映さないのは
やっぱり映像的にも無理がある
最近では女性用のAVまである時代にある意味逆行してるように思うのはわたしだけ?
 
この作品自体のメインがSM的なセックスであるのに
そこが見せるものを見せないで作るってことで主題が薄まって来てるし
先にも書いたけどピンク映画館にも女性専用席を設けているような時代に
役者さんご自身は脱がれているのにあえて画角で見せないっていうのは役者さんにも失礼だって思うのも私だけ?
 
裸をありがたがる映画がある一方で、ギリで見せないことで日本映画の品位を守ってるって言うような悪い思い違いが完全にこの作品を壊していたように思ったのもやっぱりわたしだけ?
そんな作品でした。
 
2021年製作、日本・台湾合作映画
奥原浩志監督作品
出演:永瀬正敏、ルシア、菜葉菜、寛 一 郎、マー・ジーシアン、パオ・ジョンファン、大島葉子、リー・カンション
 
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シン・オクトパス

2022-09-12 17:28:09 | アジア映画
タコゲーム」と“タコ”繋がりで「シン・オクトパス」ってコチラは本ものの”タコ“ではあるものの、実際は
こんなおっきな”タコ“ってもこの絵だと比較する対象がないからデカさは絵面じゃわかんないよね、一応ジャケット見といてくんなまし
 
ってことで相変わらずのここんとこ盛んに輸入される中国産モンスターパニック映画だったんで原題がまんま「大章魚」
中国だかどこだかわからない海っペリのリゾート地
っていうのも中国は右側通行左ハンドルなんだけど、この映画では左側通行で右ハンドルだったんだよね
そんなリゾートで海鮮レストランを営業してる主人公フォンは、漁で珍しいタコを捕獲する
こんな可愛いタコですので
このタコをダシにして、元恋人の遺伝子科学者のズーモーとよりを戻そうと画策しきり
 
そんな時突然フォンの食堂が海から現れた謎の巨大生物によって破壊されてしまう。
そう全体像は表さないものの吸盤ツキのタコ足が自在に人々を襲い殺しまくる姿に
ズーモーは、巨大生物が件のタコを取り戻そうとしていると気付き、タコを海に放すようにフォンを説得するものの
なんとこの騒ぎでタコは奪われてしまい
ここでタコを追ってのカーチェイス、これはズーモーの先輩科学者でグリード社のリンが奪ったものだがなんとか取り返すことができた
 
グリード社のリンは、今度は金でフォンの横っ面を引っ叩くんだが何せ全財産失った
フォンは金のためにリンにタコを売ってしまう。
リンは、傭兵たちと組んでそのタコの遺伝子実験をしようとしていた
怪物のタコはズーモーの遺伝子研究によってなんと推定年齢75歳のメスで、どうやらあの可愛いタコの母親らしいとわかってくる
 
一方売られたタコを解放するためにズーモーはグリード社の船に乗り込むが、逆につかまってしまう
 
そうなんです75歳っていうのがミソでこの南海の地下研究施設でリンの祖父は第二次大戦でのモンスター戦士を作るために遺伝子研究を続けてあのタコモンスターを作り出していたのだった
その試薬が現在も地下研究施設に残されてて、それを巡ってリンと傭兵が今度は対立して
ってことで
傭兵が裏切ってしまいリンは命を落とす
が今際のキワで試薬が傭兵に渡らぬ様にズーモーに頼んだいて
傭兵たちはオオダコによって殲滅されてしまう
傭兵のボスの最期です
 
まぁ傭兵が仕掛けた爆弾によって研究施設と共にオオダコも爆死したようで
でも平和になった今あの可愛いタコは生きていたんですね
 
中国映画ですからサービス精神旺盛にオオダコ子ダコだけでなく海の王様
もちょっとだけよ”って出演しておりましたです
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
フランク・シィァン監督作品
出演:リウ・ムー、キャンディス・ツァオ、チャン・ハオチョン
 
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