スウィンダラーズ

これは面白かった
っていうのも韓国映画は好きですが、
私のレンタル基準は殆どがジャケットの印象何でして
一応韓国映画とはわかりますがこういった感じの韓国映画って合わねえな
って感じなんですよ、何でしょうかジメジメしたような感じのしない絵面でしょ
こういうのはなかったんかダメ

でもねここにコメント寄せてくださってるヒロ之さんの
「銀幕大帝α」の記事でこれは見ておく必要と思わされ
セットレンタルに組み込んで来ました

先にも書いたように韓国映画には珍しいじめっとしたようなものとか
エグ味がないんですが
韓国社会の根底に流れて居る権力志向がこの映画の根幹にあったのはやっぱ韓国映画ですねぇ

お話としてはねずみ講で庶民の金を集めて逃げた大物詐欺師チャン・ドゥチル
彼が逃亡先の海外で死亡したというニュースが流れるものの
チャン・ドゥチルの海外逃亡を助けた父親が彼に殺された詐欺師ジソンは
ドゥチルはまだ生きていると確信し、事件を担当していたパク・ヒス検事に
ドゥチルを捜し出し、殺したいと持ちかける

パク検事は手駒として使っていた男女詐欺師3人とジソンとチームを組ませて
ドゥチルの腹心クァク・スンゴンに接近する、しかし・・・

ジソンと3人の詐欺師たちと出世欲の強いパク検事の詐欺師の騙しあいの手口が面白い
実はパク検事はチャン・ドゥチル逮捕ではなく自身の出世のためにジソンを利用しているだけで
パク検事と3人の詐欺師たちにジソンの三つ巴の騙し合いに見とれて居ると
その後の騙しは実は見てるこっちにも騙しは掛けられていたんですね
完全にやられた

っていうのも、ドゥチルの腹心クァク・スンゴンを演じてるパク・ソンウンが実に悪党に見えるんですよね
この人色んな韓国映画で見るし結構悪役で冷血漢演じてるキャラクターですからねぇ
そんな先入観で見てるから完全にやられたなぁ

あと全然最後まで気づかなかったんですけど見終わって調べていたら主役のジソンを演じてるヒョンビンさんってあの「コンフィデンシャル／共助」で北の警察官を演じてた人だったんですね

2017年製作、韓国映画(日本公開作品)
チャン・チャンウォン脚本・監督作品
出演：ヒョンビン、ユ・ジテ、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、ナナ、アン・セハ

私の奴隷になりなさい 第３章 おまえ次第

一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の一本は昨日の「私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください」に続いての第3章の連続鑑賞です
従って毎熊克哉演じる目黒が再び主演ですので彼の妻になった希美役の百合沙も
一応前作の2年後って言う設定から始まるので登場します

って言うかオープニングはまんま前作のラストシーンの踏み切りから始まるのです
向かいにいたベビーカーの行平あい佳演じる明乃の姿に列車が行き過ぎると
今作のヒロインの杉山未央演じる風采の上がらないメガネっ娘繭子になっていて
目黒と踏み切りで交差します

今作の目黒は前作で目覚めてしまったようで
なんと隷屬させてる女を4人も抱えて要り
昼休みに痔隷の女たちの部屋に出入し夜は夜で愛好家の集うSMバーで過ごします
って言うかそこの常連さんになんと榊英雄さん

そんなある夜、繭子という踏み切りでであった女がSMバーの扉を開けて入店、
目黒は一目で強烈に調教願望を刺激され、彼女を奴隷として調教して開眼させ、
女としての容姿も内面も開花させていくことに腐心するのだった
そうなんですよね過去の自分が受けた隷属の感情を彼女との関係に築くことで
自分を隷屬から解放させていこうとするわけなのですか

という事で結構前作よりも刺激的なハードなシーンが多いです
繭子役の新人杉山未央っていう女優さんの頑張りが伝わってきますし
最初の監督が城定監督ですからねぇ
AV女優さんたちによるピンク映画とかOVをちゃんと見せれるものにする力量を持ってますから
そう言う意味でも城定監督に見いだされた杉山未央さんの今後が楽しみですし
こういった男の欲望を具現化したダークファンタジー作品を
テイストの違う2作品に仕上げる手腕は流石です
KADOKAWA映画と言うメジャー作品で監督できた城定監督の今後も楽しみと言えば聞こえはいいのですが
やっぱ城定監督は低予算作品で光る監督だと私は思ってるのは、私だけ？

2018年製作、日本映画、KADOKAWA映画作品
城定秀夫脚本・監督作品
出演：毎熊克哉、杉山未央、百合沙、行平あい佳、池田良、石田佳央、原田裕章、川合瑞恵、範田紗々、山根千芽、福山理子、榊英雄