名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS2-11 先手石田流に右四間飛車(2)

2024-02-11 | 基本定跡の研究

この形を覚えておけば、後手良しになる可能性が高いです。

65同歩は角を交換して67角でしたね。65歩を取らないとすれば、78銀66歩同角なのですが、

66同角同飛33角には77角くらいしかありません。

66角同角33桂

この図の評価値は-323で後手有利です。飛角交換だけでこれほど差がつくとは。もう少しAIの推奨手順を見てみましょう。36歩32金48銀24歩

先手の形勢が改善するとすれば、3筋の桂頭攻めだったのですが、すぐに35歩は36飛が両取りですし、後には23金と守る手があります。37銀72金77角54銀67歩

66歩を打たれて角筋が止まってはいけませんから、先手が67歩を打つのも仕方ないところです。52玉48金42銀56歩61飛

後手玉は左に囲うと77角の利きが嫌なので中住まいに。地下鉄飛車で21飛から攻める手を見ています。こういう構想でしたか。

戻って最初の図です。

先手はこの図を回避しなければなりません。38玉を58金左に替えてみましょう。

65同歩には88角成同銀45角

この図の評価値は-200で後手良しです。先手は67の地点と27の地点をカバーしなければならないのですが、それが間に合っていないのでした。

少し戻って

65同歩と取らないならば、38玉66歩同角同角同飛33角

77角66角同角33桂

先手陣はより飛の打ち込みに弱くなっています。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  SS2-11 先手石田流に右四間... | トップ |  SS2-11 先手石田流に右四間... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

基本定跡の研究」カテゴリの最新記事