名南将棋大会ブログ 名古屋

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将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

将棋の上達法則(34)

2015-06-03 | 将棋上達法則
さて、実戦です。
注意しておきます。対局中に読める人は読んだだけ強くなるのですが、あなたは実戦だけでは強くなりません。対局前と対局後に強くなるのです。
対局前には知識をインプット(入力)してきました。定跡の勉強と棋譜をなぞる練習です。
対局中は知識をアウトプット(出力)するのですが、それをチェックしなくてはなりません。

棋譜をつけましょう。あなたが指した将棋を思い出して記録するのです。
棋譜ノートを購入してもいいです。道場でも売っているでしょう。
前にも書きましたが、棋譜ソフトが便利です。スマホやタブレットの対局ソフトでも代用できます。あなたは覚えるまで棋譜並べができたのです。自分の棋譜もつけられます。相手の名前や先手後手(案外間違う)はメモしておきましょう。

チェックするのは、
あなたは定跡通り指せましたか?
相手は定跡から外れましたか?
定跡を外されたときに対応できましたか?

この3点です。勝敗は気にしなくていいです。負けると悔しいいいいい、と思うときはもっと弱い人と指しましょう。負けても強くなればいいのです。負けたほうが得られるものが多いのですよ。

これまでに教科書とした本に書いてあった内容なら、その個所を読み返して反省します。全く知らない形にされたのなら仕方ないです。インターネットや大きな本屋でさっと調べてみます。それでもわからない形なら無視していいです。もしかすると新しい定跡本が必要かもしれませんが、欲張らないでゆっくり行きましょう。

形勢判断の方法を身につけましょう。定跡本にも書いてはあるのですが、このブログの「今日の一手」でも毎日解説しています。

駒の損得(終盤になると重要度が下がる)
玉の堅さの比較
攻め駒の枚数(4枚あるかどうか)
この3つを考えて、攻撃力と守備力の比較をするのです。


あなたの指した将棋を並べかえして、形勢がどこで差が付いたのかあるいは逆転したのか振り返ります。最初は駒の損得が多いと思いますが(間違えて駒をとられた)、終盤で駒を取りに行って詰まされたというのは玉の堅さが弱くなったからです。詰将棋は勉強していないのですから、自玉がすぐに詰まないようにだけ気を付けておきます。

対局中にわからなくても、並べ直したら気が付くということが多いでしょう。気が付いたことはコメントを残しておきます。定跡を間違えたのなら本への書き込みも。こういう作業を積み重ねて強くなるのです。


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