名南将棋大会ブログ 名古屋

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万年級位者を脱出するために(3)

2018-01-03 | 将棋上達法則
自分の棋譜がつけられるようになりました。これがどう生かせるか。

自分のミスを認めるのは精神的につらいのですが、どこで間違ったかを検討するのです。
感想戦の時間が十分にあれば、相手との並べなおしての検討にも役立ちますし、家に帰って一人で検討することもできます。将棋ソフトで検討することもできます。
ミスを認めて、いろいろな角度からその原因を探ります。技術的なものか、心理的なものか、考慮不足か、考えすぎか。

勝った将棋にも負けた将棋にも検討するところがあります。ミスは負けた将棋に多いのが普通なので、負けた将棋のほうが学ぶところが多いです。
そんなことはわかっているよ、と言いたくもなりますが、つらいことができれば同じレベルの人よりも上達できるのです。

自分と同じレベルの人よりも強くなるにはどうするか。難しいことでもなくて、その人たちよりも少しだけ余計に勉強すればよいのです。実力が反映されやすいゲームですから、強さは訓練の量に比例するでしょう。訓練量=訓練時間×効率 です。自分に合った訓練方法ならば効率のところが大きくなります。
その自分に合った、というところが一番共通しているのが、自分の指した将棋を検討しなおすことです。そのために棋譜をつけて記録を残しておきます。振り返って反省します。

何も反省しないで実戦だけ繰り返しても強くなっているかどうかは怪しいです。私がひまつぶしに将棋ソフトと対戦して、人間とやるときよりも考えていませんから、当然に負けて、熱くなってまた対局を挑んで、と繰り返しても強くはなっていないでしょう。ついやってしまうのですが。(同じ理由で私はネット将棋はやりません。)
これでは悪いクセを何度も学習しているようなもので、弱くなってしまうかもしれません。これがタイトルにある「万年級位者」の行動です。
(それが楽しいと思うならば否定しませんが。)

1局指したら敗因を分析して、変化を検討して、記録に残す。そこまでやって少し強くなったかなあ、という実感が出ます。

プラス、棋譜を覚える習慣ができているのですから、プロの棋譜を並べて強くなることができます。これも効用です。棋譜を覚えなくても良いですが、重要な変化は納得するまで並べて調べます。もちろん覚えるまで並べたら効果があります。

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