昨日の話の続きで、32銀型に対して86歩同歩同角はだめでしたから、86同飛にしてみます。
86同飛同角の時に手が広く、高崎先生の定跡本にも解説が多いですが、34歩を見てみましょう。
これ以外にも87飛、57飛、62金、52金右、82飛があるのですが、全部追いかけても仕方がないのでこれだけにします。84飛82歩54飛52歩88歩
高崎先生は先手が重い形で不満だと。評価値は-272で後手良しです。AIに聞いてみると、84飛82歩には77角
このほかに55歩も難しいみたいです。進行例は77同角成同桂57飛58金左56飛成68銀33銀
83歩72金82歩成同銀53角62角
75角成には74歩が面倒なので、57銀55竜62角成同玉66銀
25竜48玉27竜38銀28竜
65桂31角54飛53歩56飛44銀
何とも言えない攻防ですが、評価値は-100前後で推移しています。とにかく変化が多く、先手が乱戦を好むならばというところです。感覚の良いほうが有利になる将棋でしょう。
なお後手が85歩と謝ると
手順は飛ばしますが、
引き角から8筋の歩を伸ばされたら78金と受けておいて
86歩を取りに行けば先手が指せるようです。
後手が86歩と伸ばさない場合は、66角~84歩として
73桂96歩62銀97桂
86歩77銀
やはり86歩を取りに行けば先手が指せるようです。