ぐるぐる☆インディア  ~ 廻る廻るよ、宇宙は廻る。

踊り手の日々想う色々しのごの。
西へ東へ、あっちこっち。

踊りにジャンルなし!国境もなし!

鬼の居ぬ間に肉喰い ~滋養と肉体と自由について想う午後。

2017年12月09日 | 印度と書いて、カオスと読む
<前回までのあらすじ>

変わらぬものは母の愛。

(´-ω-`) まともな母親に限るが。


<ちょっと通りますよ> まぁっ!美味しそう!

食材よっ!食材が歩いてるわっ!

(´-ω-`) そろそろ肉を食べぬことには、もたん感じになってきた。

なんだか頭がぼーっとする。
そして、風邪でもないのに謎の咳が止まらない。
持参の煮干しと時々の卵で何とか極限状態は持ちこたえているが…

(´-ω-`) ディワリ(10月19日)以来、肉を食べてないのねぃ。

ちうわけで、天界で何が動いたのか。

突然、うっとこのおっしょさんがパスポートのうんたらかんたらでジャイプル(肉有り県)へお出かけ。
よって、稽古は早々に切り上げ。
まるっと午後の時間が空いたわけ。

師匠が、この町にいない…

ワーオ!(∩´∀`)∩ ! フリーダムーーーーー!


<アジメールへマッハダッシュぢゃ> おお、乾いた山よ。

肉目的じゃないからねっ。
一時帰国の時の、デリーまでの電車のチケット買いに行くんだからねっ。

※ 「んなもの、いつもの旅行代理店に頼め」というツッコミはことごとく無視。

<ちなみにこの座席な> あほ席(最前列左側特等席)が空いてると思ったら。

無事に峠は越えられるんだろうなっ。

<越えました> アジメールはムスリムの聖地。

今だにフルネームが長くて覚えられんイスラム寺院。
ムガル帝国の偉大なる3代目 アクバルさんもお参りに来られたそうな。
いつも巡礼の徒でごったがえしてる。

(´-人-`) お肉を食べさせていただけるなんて、ありがとうございます。

ついつい、門前で手を合わせてしまうジャパニーズ。
多神教って素敵。

(´-ω-`) 感謝の念は滋養が足りてこそ。

ここは観光もできるようだが、巡礼者の真摯な様子に押されて、とても入り込めない。
しかも、ほぼ全員がインド人。

(´-ω-`) もし観光にいらっしゃるなら、何か頭にかぶる布をご用意くださいね。

<こんな感じのお店がだーっと並んでる> プシュカル商店街とはまた違った品揃え。

手前のムスリムの御仁の、被り物のポッチが無駄にかわゆい。


んで、いつもの現地人御用達レストランへ行ったのだが。
いつも外国人は私だけという凄まじい所。
家族連れのムスリム達がごったがえしてる。
スタッフには覚えられていて

(・∀・) アッ、肉喰いがキタ━!

みたいな顔で寄ってくる。
たぶん、プシュカル長期滞在と察してると思う。
なぜならば

(´-ω-`) 毎回アルミホイル持参で行くからね。

この店で使っているパッキング用のアルミもどき、謎の銀色が肉に付くシロモノでな。
せっかくのお肉に謎の銀色が付着している様子を眼前にした時の絶望感は、世界の終わり。

(´-ω-`) オ㍗ル。

※ 無理矢理剥がして、もちろん全部食べました。

今回のオーダーは、マトンビリヤーニ(羊肉炊き込みご飯) 100ルピー。
マトンマサラ(汁っぽい羊肉カレー) 100ルピー。
持ち帰りには、フライドチキン 鶏半身 170ルピー。
野菜が足りなくないか?とお思いの御仁も多いかと思うが

(´-ω-`) 野菜は毎日 嫌 で も 大量摂取してるのねぃ。

そのせいで、ふらふらだっ。

誰だっ、菜食は健康にいいなどと言い張る奴はっ。
誰だっ、「肉の3倍は野菜を喰え」などと分かったような口きく奴はっ。

そんなに菜っ葉ばっか喰ってたら、肉が入らなくなるだろうっ!

(´-ω-`) 菜食は、(その筋の)修行の徒がやることです。

踊りの徒は「その筋ではない修行の徒」だと、インドで悟ったよ。

<輝いて見えます> 鶏さんは神様からの贈り物。

宿へ密輸したお品。

骨は分からぬよう、アルミでぐるぐる巻きにしてこっそり捨てる。
バレたら、もう居られない。

(´-ω-`) あの黒光りオーナー、いかにも肉食顔なんだけど。

<俺達のことも敬えっ> ふみよし&ふみ。

おまぃらは、食べでが無いからなぁ…。

<これが現地人フィーリングか> アジメールはインド人巡礼者・観光客がほとんど。

急行列車の止まるアジメール駅近で、1泊 249ルピー。
ドミトリー料金だとは思うが、500円くらい。

ふみよしの来る部屋@プシュカル。
値切り倒して申し訳ないような気持ちになってたけど、長期滞在なら相場だよな、と再確認。

(・∀・) これなら、強気で値段据え置きにできるわいっ♪

<アレッ?夜露死苦ちゃん?> そっくりさんでした。

アジメールのわんこ達は毛並みがよくて、体もでかい。

(・∀・) なんでだろー?

このメインの商店街の裏の商店街に、お肉屋さんが並んでいる所があるのだ。
そこが発祥の地と思うが、よく溝を鶏皮が流れてくるのだ。

(´-ω-`) わんこ達、溝を見る目が真剣。

<インディアン・ファンシー、キタ━(゚∀゚)━!> 80年代で止まってる。

いい夢見ろよっ。


とまぁ、1か月半ぶりの動物性蛋白質を摂取しに行って、つくづく感じましたよ。

(´-ω-`) 山一つ越えなきゃならんようなことなのかね。

以前よりかは、この気候と踊りに体が慣れてきたのかもしれない。
おかげ様で、しんどいとはいへども、四六時中ユッケのことを考えているようなことは無い。
なんだろうかな、言えることは

(´-ω-`) 菜食にこだわることも、肉食にこだわることも、自由が無いってこった。

肉体の在る限り本物の自由など無いのだろうと、強く確実に思う。


肉を食べるのを止める時は踊りを辞める時なんだろうな、と。


<アラッ!謎の咳が全く出ないのは何かしらっ?肉体の土台を作るのは肉よっ、滋養よっ。累々たる獣の屍を乗り越えて、つづく。>