怒濤の一日だったのです。
土曜日に勢いで3曲も振付興したのみならず、翌日は横浜までホーリー祭に行ったのです。
※ ホーリーとは、インドの春の祭ですね、色粉かけまくる。
向かいの家のラスボスをかわし、ほうほうの体でホーリー会場に辿り着くや否や、強風で急遽中止だと。
( ゚Д゚)! ナンダッテー!
インドに何言ってもアカン… そんな諦め顔で店じまいを始めるブースの皆さん。
聴いたところによると、舞台出演者達はメイクしただけでお帰りだそうです。
ちなみに印度古典舞踊のヘアメイク&着付けには、3時間はかかります。
「インド仕事」の犠牲者達が、またここに。
(´-ω-`) 春の海っぺりなんだから、強風吹くことくらい想定せんかい。
しかし、サモサ購入しただけで帰るもどうかと、素敵な横浜の町を歩く。
そしたら行き着いた。
シルク博物館。
入館料500円。
風避け兼ねて入館する。
入るや否や「何のリハビリだろう」的繭細工の数々。
しかし、繭細工の世界もナンダカンダあるようで、ナンダカンダの入賞者作品だったりする。
結構かわゆい。ほのぼの。
(´-ω-`) 想像通りのショボ味走りっぷり。
嬉しくなってきました。
ああ、おかんアートとか、その手のモノが好きだ。
溢れる暇の痕跡。
溢れるやさしさ。
溢れるペーソス。
しかし、余りに溢れる暇の痕跡で成り立つ空間に長く居ると、持って生まれた獰猛なエナジーが何らかの核反応を起こすのか、えもいわれぬ微細な苛立ちが発生してしまうのです。
(´-ω-`) 「ほっこり」も大概にせぇっ。
これは癒された証。 エナジー回復の兆候。
弛緩と緊張、脱力と発奮。
なお、2階の民族衣装コーナーは、エスノ好きにはたまりません。
昭和風味のマネキンが秘宝館テイストなのも、ペーソス濃くていい。
(´-ω-`) 弱っている時に行くといいわよ、シルク博物館。
急速かつ激烈な脱力による癒しがもたらされます。
〈シルク博物館在住〉 まゆるん。
とてつもない量の繭が犠牲…いや、繭で作られてます。
『きれいな手で、やさしくさわってもいいよ』
などと、気安そうな風を装いながらも注文しぃの、どこか居丈高な まゆるん。
きれいなはずの手で、やさしさを装いながら、激しく愛撫して参りました。
乾燥した手のささくれに、まゆるんの体毛(シルク)が絡んでびよ~んと伸びましたが、喜んでいました。
横浜まで来て、旨いもん喰わずに帰れるかとばかりに、トコトコ歩いて中華街。
中華寺でおみくじ引いて
【今は準備期間だ、信じて機が熟すのを待て。このお告げを無視した工場経営者は倒産に追い込まれたんだかんな】
大陸らしい、ワイルドかつダイナミックな脅しのようなお告げを戴き、躊躇せず燃やして帰る。
(´-ω-`) だってコワイもん。
気を取り直して、中華街の外れ。
密かに行き着けの、観光客向けというより近所のチャイニーズが食べに来ている、例えて言うと
映画『恋する惑星』でフェイ・ウォンが、つまんなくもないが大して楽しくもなさそうに、一人淡々と丼抱え込んで「いつものメニュー」を摂取している
そんな空気感の、ペーソス食堂へ直行。
私の「いつものメニュー」は刀削麺。
シャンツァイ香る、にんにく油たっぷりの。
300gは小麦粉削ったろっ? てなボリュームの。
腹くちい。
「インド仕事」に面喰らいながらも、「中国仕事」で幸せの横浜。