<前回までのあらすじ>
猫は、いい。
(´-ω-`) ちなみに、うっとこのおっしょさんの名言。
<牛もいいよぉ~。> いい面構え君♪
いつ見ても、男前。
ちうわけで、私は今地味に反省といふものをしている。
反省など時間の無駄だと思って生きているのだが、非常に素直な気持ちで、そのようなものをしてしまっている。
というのは
(´-ω-`) 無駄な殺生をしてしまったのではないか?
托卵中のクモを、不覚にも追いやってしまったのである。
〈蟲嫌いの方は閲覧注意。〉 でも可愛いよ。
↓
↓
アシダカグモさん。
ゴキちゃんを食べてくれるお友達。
(´-ω-`) 彼女のおかげで家内安全。
夜帰って、パチリと電気を点けたら手の平大のクモ。
いくら自称 「蟲愛ずるヤンキープリンセス」 とて、驚く。
( ゚Д゚)! ひやAあああああああああAあ!
お互いの生活圏に帰ってもらおうと、割り箸でつつく。
クモちゃん、速い。 意外と速い。
托卵中なのに、速い。
〈それ、怖くね?〉 怖いよ!
おっかぁ、助けて~!
何が何でも、出て行ってもらわねば安心して皿も洗えぬ。
何故に台所にいるのか。
ごはん(ゴ…)があるからか。
割り箸隊員、再び参上。
決死のクモちゃん、逃げる。 速い。
こんな時、勇壮な夫といふものがいたら… 独身を嘆く瞬間。
いや夫が勇壮とは限らぬ。
逆に、妻が勇壮な場合、夫が非勇壮であったりする。
(´-ω-`) どっちにしても、私が割り箸隊員になるカルマかと。
負の妄想が、手の平大から宇宙大に拡大。 疲労2倍。
<トーチャンには諦めが肝心。> …おっかぁ…。
愛は、諦観。
深夜の決死の攻防戦。
もういい、明朝になればどっか行ってくれているだろう。
諦めて、割り箸置いて、寝る。
明朝。 托卵クモ母さん、 居る。 まだ居る。
しかも、シンクに降りてきている。
本格的に、皿を洗えぬ。
(´-ω-`) 卵ごと外へ逃がそう。
割り箸隊員、朝っぱらから出動。
逃げる。 托卵母さん、宝物のように卵を大事そうに抱いて、速い。
母さん、卵落とす。 あっっ!
卵、排水口に落ちる。
母さん、呆然とうずくまっている。
(´-ω-`) ショックで産み落としたか?
卵だけでも外へ逃がそうと、割り箸でつまんで出した。
水害の無いところで、のびのび育てよ。
蟲だもの、育児などしないに違いない。
(`・ω・´)!一件落着!
<それが違うんだな。> おっかぁ、犬なのにクモの生態を知っている。
インテリの顔に見えて来た。
アシダカグモさんは、卵を産み落とした後も、卵に付き添っているらしい。
なにを思ったか、出先でググったネット上で知った。
クモの母さん、どんなにショックだったか。
引き離された卵は、無事なんだろうか。
ババニのおやつになっていないだろうか。
西へ向かう車内で今、頭を垂れている。
<わたしの脳内はお金にならない案件でいつだっていっぱいさ…でも、こういうのって幸せなのかもしれないなあ、と思う昨今。うん、勇壮な夫と金以外は全部ある!ラヴィアンローズ!薔薇の幻臭嗅ぎながら、つづく。>