<前回までのあらすじ>
最後になるかもしれん動揺。
<そんなこと言わないでよぅ…。> ショボ之丞、語りかける。
うん、大きくなった君に会いに来るよ。
<私も待ってます。> ショボ之丞の母:まだらちゃん。
たぶん、次回は下の子が生まれているね。
ちうわけで、全世界的に武漢肺炎の騒ぎは拡大しておりますが。
何ですか、中共は日本をコロナ発生地に仕立てているとか聞いたんですが。
そのような捏造はアカンのだ!
捏造は、忘れた振付だけでいいのです!!
(#-ω-`) 私一人でも『武漢肺炎』と表現することを、今此処に於いて表します。
ちなみにインドの人民は、それはそれは露骨に「チャイナコロナ」と言い切ってるよ。
<もう神頼み。> パトラッシュ、ボクはもう疲れたよ…。
牛にひかれて、クリシュナ神詣で。
とまぁ、水際対策の機敏なインド政府でありますが、厄介なことも生じており。
宿に戻ったら、ボスが神妙な顔で寄ってきて
(´・ω・`)・・・明日、アジメールの病院へ行ってくれる…?
中国のみならず、台湾やら韓国やら日本、スペインやら何処やら、12か国から来た人全員に武漢肺炎菌の検査が義務付けられたというのである。
いつだって突然発布である。
なんて機敏なんだインド。 機敏過ぎるぞ、モディさん!
(´-ω-`)・・・私、12月から此処に居るんですけどね…。
インド現地で感染していたらアウトなのではあるが、検査ってか?
あーやだよ、どんだけ待たされるのか。 病院で罹患しそうではないか。
<神頼みしかない。> シヴァ神さま、助けて!
あれ?鼻水垂らしておられぬか?
ボスも内心「そうだよなあ」と思ったかのような表情にはなれど「政府が言うからさー」。
わかったよ、わかったよ、行くよ。 なんて面倒くさいのか。
(´-ω-`) 万が一のことを鑑みて、荷物まとめる面倒くささったら。
『強制送還』という言葉の重さ、どよーーーーーーーーーーーーん。
<もう拝みっ放し。> ヴィシュヌ神さま、助けて!
お尻に何か刺さってませんか? まさか…ご趣味か?
ああ、お土産、まだ買ってなかった。
アタ粉(チャパティの原材料)も、スパイスも。
マッハで買いあさる。 アタ粉5㌔。これしか無いと言われて。
(´-ω-`) 生きる気満々。
あ、壺! いやしかし、万が一武漢肺炎菌保菌者だったら、頭に壺乗せてる場合ではない。
壺乗せるどころか、再起できるか否かの瀬戸際ではないか!
(´-ω-`) 結果が白だったら買おう・・・。
なんだか、泣けてきた。
<おまぃ、大丈夫だと思うよ。> ローストさん、励ます。
動揺のあまり、お写真ズレまくり。
などという騒ぎを経て本日。
政府発行の紙(いつ来たか、何処から来たか、中国へ寄ったか、咳は出るか、熱はあるか、といった質問攻めの紙)に色々書いて、ボスのバイクで病院へ。
また、宿のカウンター奥の机が拭いてなくて。
謎の黄色い汁(豆カレーと見た)が染み付いて、それはそれは情けない様相の紙。
(´-ω-`) これまた適当なアンサーで。
住所を書けという欄でつまづいて、ボスに訊くも「宿の名前でよし。」。
郵便番号分からず訊くも「宿の名前書いておけ。」。
住所っぽい欄はすべて、宿の名前と『Pushkar』の2択で埋まる、インド仕事オンパレード。
<ここが病院さっ。> プシュカルの政府直営病院。
晴ぁあ~れたッ空ぁ~~~♪
あれ?アジメールの病院じゃないのか? と思えど
<プシュカルの病院ですわー。> そう書いてあるんだよ。
そぉ~よぐッ風ぇえ~~~♪
奥の建物の、診察室とは名ばかりの、椅子と机と昔ながらの血圧計、整頓されてない棚のあるスペースへ通される。
無駄に尊大なビヘイビアの医師が来て、紙を渡す。
「どっから来た?」「ジャパン。」「オッケー。」判子押す尊大ビヘイビア。
すべて完了。
<拍子抜けしたから、かわゆいものでも見ましょう。> わんこきょうだい、大きくなった。
奥に居るのが、おかん。
私は12月から居るから、検査免除となった模様。
何でしょう、いつでも何でも、この唐突さ。
( ゚Д゚)! 言ったろ! 最初から言ったろ!!
思うも、ああ、これがインド式なのだ、インド風味なのだ、インドのエスプリなのだ、と。
ボスも嬉しそう。 一仕事終えたなっ、と。
<さて、飯喰うか。> 上がり込んでます。
もう人と化している。
というわけで、生きよう。
<しかしアタ粉5㌔って…持参した日本米より多いんだが、いつ再入国できるか分からない情勢。チャパティの味を忘れてしまわないようにね…おっと、チャパティ伸ばす台も買わないと!帰りの便も重量オーヴァーに怯えながら、つづく。>
スズキさん、お元気?