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チャナッカレのボズジャ島が車乗り入れを禁止に

2017年10月21日 | 観光
10月23日 夏になると車で押しかけるツーリストで道路が混雑するのを嫌ったボズジャ島(ボズジャアダ)の行政が、地元民の車以外、島内の車の通行の禁止を計画中です。

 Hurriyet

ボズジャ島はトルコで3番目に大きな島で、北エーゲ海の人気の観光地であり、トルコで唯一の村のない地区です。ボズジャ島のハカン・ジャン・ユルマズ区長は、島は面積38平方キロ、全国的に人気の観光地のひとつだと言いました。

ボズジャ島は近年、観光業が盛んになってきましたが、島は何百年来、ブドウとワインの産地で、自然の美しさが大切にされていました。「トルコでは観光地として人気が出ると、経済的にもしばらく活気づくが、やがて飽きられてしまうケースが多い」と、ユルマズ区長は言いました。「そんなことがボズジャ島で起こって欲しくありません。だから、私たちは、ブドウの栽培と自然で健康な生活を守っていこうと努めているのです」

「この島を車のない島のモデルにしたいのです。シャトルバス路線と公共交通を整備すれば、問題は解決できます。バスは環境に優しい車にしたい。今年から、8人乗りのゴルフ・カーで、お客様を港からホテルへ送っていますが、反応はよいようです。これからの3年間、環境に優しいシャトルバスで、島のどこにでも行けるようにしていきます」と、ユルマズ区長は言っています。
 

「拘禁中のPKKの指導者は尊敬すべき人物ではない」アメリカ

トルコのアメリカ大使館が、10月21日、拘禁されている非合法組織クルド労働者党(PKK)の指導者アブドゥラ・オジャランは、“尊敬に価する人物ではない”と言い、オジャランの肖像の大きなバナーが、シリアのラッカの広場に掲げられていることに触れました。

 Hurriyet

「すべてのシリア人の勝利であるラッカ解放に対するわが国の姿勢ははっきりしている。緊張が高まったり、攻撃的と見られる行動は避けて欲しい」と、アメリカ大使館は声明文で言いました。声明文は、テロとの戦いで、アメリカはトルコと密接に協力していることを強調し、「PKKは外国テロリスト組織のリストに載っている組織であり、オジャランはPKK関連のテロ活動のために、トルコの刑務所に入っている。彼は尊敬に価する人物ではない」と付言しました。

東部の都市ラッカは、今週初め、シリアのクルドYPGなどの軍によって奪還されましたが、彼らは中央広場に、拘禁されているPKKのリーダー、アブドゥラ・オジャランの肖像の巨大なバナーを掲げました。アメリカ国防総省は10月20日、バナーを掲げたことを非難しました。

「ラッカの解放にあたって、PKKの指導者であるアブドゥラ・オジャランの肖像を掲示することを非難する」とアメリカ国防総省の報道官エイドリアン・ランキン・ギャロウエイ少佐はアナドル通信に語りました。同じ日、アメリカ主導の反ISIL連合も、分裂のシンボルであるオジャランの掲示は認められないと言いました。

エルドアン大統領も10月20日、オジャランのポスターの掲示に関して、アメリカを非難しました。「彼らはラッカに、テロリストの親玉のポスターを下げた。アメリカはこれをどう説明するのか? アメリカも、EU諸国も、PKKをテロリスト組織だと言っている。しかし、彼らはフランスで、国営放送局の生放送中、テロリストの親玉のポスターがビルに掲げられているのを映している。警察もなにもしていない。彼らはこれをどう説明するのか?」


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