トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコはNATO全加盟国がテロとの戦いに協力することを期待

2024年04月06日 | 国際
4月6日 トルコのハカン・フィダン外相は、ブリュッセルで行われたNATOの2日間のサミットで、対テロ作戦において、NATOからの全面協力を期待すると、くり返し発言しました。

 Hurriyet

「われわれは、NATOの全加盟国が、テロとの戦いで、トルコを全面的に無条件で支持することを期待していると言った」と、フィダン外相は4月4日、記者団に語りました。

「われわれは、NATO諸国が、シリアで行われているように、一時的とは言え、テロ組織と協力すべきではないと主張しました」と、フィダン外相は言い、YPGと組んでいるアメリカに言及しました。「これはNATOの精神に反すると、われわれは主張しました」とフィダン外相は付言しました。

フィダン外相はまた、「ヨーロッパ諸国は自国にいるPKKの活動に対して敏感になってきました。これには満足しています。PKKに対する寛容さが失われてきていると思います。これは重要なことです」と言いました。

フィダン外相は、4月4日、NATOの会議と、NATOの75周年を記念する「NATO=ウクライナ委員会」に出席し、アメリカ、英国、ドイツ、オランダ、フィンランドの外相らと2者会談を行いました。

フィダン外相はまた、NATO会議で、武器販売の全規制を解除したいというトルコの期待を表明しました。「これらの規制はNATOの精神に合致しないと、われわれは明言しました」と、外相は強調しました。

ロシアのウクライナ占領について、フィダン外相は、戦争を終わらせ、両サイドの平和プロセスを開始する代替の方法を探す必要があると主張しました。


ローマ時代の石棺がディヤルバクルで発見された

古代の市壁でで知られるトルコ南東部の都市ディヤルバクルで、発掘作業中に、史上初、12,000年昔のローマ時代の石棺が出土しました。

 Hurriyet

石棺は市壁の第4セクションの75番の塔と聖ジョージ教会の間で発見されました。長さ2メートル、高さ82センチの石棺は、ひとつの石灰石でつくられ、2枚の蓋で蔽われているのが特徴的です。石棺にはマルタ十字(聖ヨハネ騎士団を象徴する十字)が記され、この棺が歴史的宗教的に重要な意味を持つことを示唆しています。

石棺は慎重に掘り出された後、博物館の庭に展示され、「ディヤルバクル修復保存地域研究所」の専門家らが詳細な調査を始めました。石棺があった遺構についてさらに知るために、現在、石棺を分析中です。骨の起源と遺体の性別に関する調査の結果が期待されます。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする