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CHP議長は地方選挙の勝利にもかかわらず、早期選挙を要請しない

2024年04月03日 | 国内
4月3日 共和人民党(CHP)のオズギュル・オゼル議長は、同党が地方選挙で大成果を上げたにもかかわらず、早期選挙を要請しないと言いました。

 Hurriyet

「早期に選挙をするかしないかは国民が決めることです。私はそんな要請はしません」とオゼル議長は、4月2日、ソズジュ紙のインタビューで語りました。

オゼル氏のCHPは、地方選挙で、全国の14都市21県で、38%の票を得て第一党になりました。これは1977年の選挙以来、CHPが獲得した最高票数です。CHPはイスタンブル、イズミル、アンカラ、アンタリヤ、アダナを席巻し、ブルサ、バルケシル、マニサ、アフィヨンカラヒサルなど大都市で勝利しました。

オゼル議長は、わが党は地方選挙で勝利したからと言って、楽観的行動には出ないと言いました。「私を信じ、AKP(公正発展党)やMHP(愛国者運動党)から、わが党に投票した多くの年金生活者がいます。彼らはおそらく総選挙では、わが党に投票しないでしょう」と彼は言いました。

「私は彼らに約束しました。これは地方選挙です。人々は地方選挙でわが党に投票し、地方選挙と中央政府間のバランスをとったのです」と彼は説明しました。

「私たちは正直でなければならない。10か月前、わが党が得た票は25%でした。38%の票を得たと慢心すべきではありません」とオゼル議長は示唆しました。

CHPは今度の選挙で、AKPや民主平等党(DEM)など他党の人々の票を得たのだとオゼル議長は言い、次の選挙でも、年金生活者や、農業者、教師、学生等の問題に力を注いでいくと言いました。


AKPは地方選挙の結果を分析するために執行委員会を招集した

公正発展党(AKP)の議長であるエルドアン大統領は、同党の支持者の減少が見られた地方選挙の結果を分析するために、党の最高幹部を招集しました。

 Hurriyet

4月2日、エルドアン大統領は、中央執行委員会のメンバーを集め、AKP本部で会議を主宰しました。27人のメンバーからなる中央執行委員会は、党の最高幹部の集団で、エルドアン大統領の最高顧問エフカン・アラ氏とムスタファ・エリタシュ氏も所属しています。

AKPは、共和人民党(CHP)より2ポイント少ない35.5%の票を得ました。政権政党が第一党でなくなったのは、2002年以来、初めてのことです。

AKPの市制数も2019年の地方選挙に比して減少しました。会議で、委員会のメンバーたちは、選挙結果、とくにイスタンブル、アンカラその他重要な地区を含むAKPが敗れた選挙区に関して、所見発表を行いました。メンバーたちは敗北の理由を討議しました。

エルドアン大統領は、4月1日、投票後最初の声明で、地方選挙の結果はAKPが後退していることを示していると強調しました。「われわれはこの後退の理由を分析します。AKPが敗れた選挙区で、その理由を見つけ、必要な行動をとります」とエルドアン大統領は言いました。


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