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パリのテロ攻撃の下見をしたIS容疑者がアンタリヤで逮捕された

2015年11月20日 | 国際
11月22日 トルコ警察はアンタリヤで、モロッコ系ベルギー人アフメト・ダフマニ(26)を拘束しました。彼は132人を殺害したパリのテロ攻撃の標的となった場所の下見をしたと思われます。

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アンタリヤで拘束され、警官に連行されるISIL容疑者アフメト・ダフマニ


彼と関係があると思われる2人の男も、21日、拘束されました。ダフマニはアンタリヤの地中海岸の高級ホテルで拘束されました。他の2人はシリア市民のアフメト・タヒル(29)とマハムメド・ヴェルド(23)で、ハイウエイの近くで拘束されました。彼らはダフマニが無事に帰れるよう助力するために、シリアのISから送られ、彼に会おうとしていました。彼らは偽造パスポートを持っていました。

対テロ警察は、ダフマニがアンタリヤに空路で着いたのを知り、マナヴガト地区のホテルに向かった彼を追跡し捕らえました。


「ムスリムはテロに対して団結を」とエルドアン大統領

 エルドアン大統領が、最近のパリ攻撃後、過激派と戦うために、ムスリムのリーダーたちに団結を求め、でなければ、ジハーディストたちはさらに残虐なテロを行うだろうと警告しました。

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「パリのテロ攻撃後、わが国はテロとの戦いと難民危機の十字路に立たされています」と、エルドアン大統領は、昨日、「大西洋評議会エネルギー・経済サミット」で語り、129人を殺害したパリのテロにも触れました。

「私はテロリストを強く非難します。テロリストたちは私と同じ宗教を信じています。私はムスリム諸国の全リーダーたちに団結するよう要請すると同時に、すべての宗教のリーダーたちに、この問題に関して団結するよう求めます」と大統領は言いました。

エルドアン大統領は“ムスリムすべてがテロリスト”という考えを非難し、「悪人がムスリムであることも、キリスト教徒やユダヤ教徒であることも、あり得る」と言いました。大統領はまた、シリアのバシャル・アルアサド大統領はISILを支持し、彼らの石油を買っていると告発しました。

「イスラムのテロ組織のすべてが、いまアサド体制に直接間接に奉仕しています。ISILはアルアサドに支援されています。アサドはダエシュ(ISIL)から石油を買い、金を払っています。これを見過ごしてはなりません」と大統領は言いました。

シリアで内紛が始まって以来、トルコは1国で難民危機と戦ってきました。「わが国は過去5年間、シリアとイラクからの難民およそ250万人を経済的社会的に負担してきました」と大統領は力説しました。


「パリのテロ容疑者の1人はイズミルに滞在していた」という報道

パリのテロ攻撃の容疑者の1人は、警察がイズミルでイスラム国(ISIL)を標的にした手入れを行っているとき、イズミルのシリア移民が溢れるバスマネ地区に滞在していたと、いくつかのメディアが報じています。

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お手頃値段のホテルが立ち並ぶイズミルのバスマネのホテル通り


シリア人のアフマド・アルモハムマドは、9月下旬、移民の群れに混ざってイズミルに入り、10月2日にバスマネのホテルにチェックインしたそうです。彼のパスポートはパリ攻撃の犯人の1人のポケットにありました。アルモハムマドはホテル・スルタンに泊まり、10月4日、チェックアウトしました。彼の名はその後、ギリシアのレロス島に記録されていました。

しかし、イズミルのムスタファ・トプラク知事は、県庁にはアルムハムマドがバスマネに滞在した記録はないと言っています。県庁はテロリストと同じ名前の人物を見つけたが、同名異人だと判断したということです。

警察の手入れで、バスマネの27のホテルで、外国籍者286人とトルコ市民80人が300人の警察官のチェックを受けました。期限切れの滞在許可証を持った外国人2人と、パスポートや身分証明書のない外国人41人が、イズミル移民管理局に送られ、追放されました。

11月18日、ギリシアのアレクシス・ツィプラス首相がトルコを訪れ、トルコのダウトオール首相と、ヨーロッパへの移民の流入をくいとめるための努力をステップアップすることで合意しました。


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