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ラマザン明けの休暇で、イスタンブルはゴーストタウン

2024年04月11日 | 国内
4月11日 ラマザン明けの9日間の休暇を使って、住民たちはリゾートや故郷へ出かけたため、1600万都市イスタンブルは、不気味なほどの静けさに包まれました。

 Hurriyet

4月6日の連休の始まりから、住民の多くがイスタンブルから逃げ出したため、交通渋滞は著しく減少しました。D-100やTEMなど混雑する高速道路も、車の流れはよく、公共交通機関も空いていました。

休暇中、家にいることを選んだ人々は、人口の減った市内で、めったにない静かな雰囲気と屋外活動を楽しんでいます。スルタナメット広場やイスティクラル通りなど、有名な観光地はツーリストでにぎわっていますが、地元の人々は静かで快適な海岸や公園に出かけています。しかし,休暇中にも問題はあって、人々が休暇用の買物のために、休暇の前夜に買物に出かけたため、市場は群衆でごった返しました。

医療の専門家は、連休中、気ままな生活にならないよう警告しています。栄養と食事療法の専門家スラ・イエシルヤプラクさんは、甘い物の食べ過ぎに注意し、血糖値に気をづけて食べ、余病を防ぐことの重要性を強調しています。

また、人道主義活動として、休暇中、恵まれない人々喜びを与えることが求められています。トルコ「赤新月社」(テュルク・クズライ)のボランティアたちは、祭りの衣装を着て子供たちを驚かせ、寛容の精神で喜びと暖かさをひろめました。

祝祭に反して、連休中には交通事故が多発します。内務省によると、連休の最初の3日間で、1838件の事故が起こり、19人が死亡し、2912人が負傷しています。アリ・イエルリカヤ内相は、交通安全の重要性を強調し、旅行中は交通ルールを守り、慎重に運転するよう市民に勧告しました。


世界中のムスリムがイードアルフィトルを祝っている

世界中のムスリムたちが、イスラムの聖なる月ラマザンが終るイード・アルフィトル(4月10日水曜)を祝っています。

 Hurriyet

家族たちは断食月が終わる祝祭の準備を始め、祭用の新しい衣服を買い、祭のための食事をつくり、愛する者同士でプレゼントを交換します。断食月明けを祝うイード・アルフィトルは、結束と感謝と共有する喜びを表現するときです。世界中のムスリムたちがこの聖なる時を、祭と祈りで祝います。

トルコ宗教庁の長ファティフ・メフメト・アイドゥン師は、ムスリムがラマザン中に行う精神的な旅は、イードの喜びを最高にすると強調しました。アイドゥン師はムスリムたちに、イードには熱心に祈り、慈善の義務を果たし、ともに祝祭の精神を高めることが重要だと強く言いましました。

「ハディス(預言者ムハンマドとその教友たちの言行を記した伝承)でも言われているように、ラマザンとイード・アルフィトルは、ムスリムにとって祝祭と定められています。イードの日々には心を込めて祈りましょう。イードの祈りの後は、ラマザン中に喜捨をしていなかったら、できるだけ早くしましょう」と師は言いました。

「イードはムスリムがともにある非常に重要な時です」とアイドゥン師は付言しました。


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