ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





マサミ産業。千代田区神田淡路町2-4
上:1987(昭和62)年2月1日
左:1989(平成1)年3月12日

加島屋酒店のある五叉路で、写真右の道路が松栄亭の向かいになり、外堀通りへ出る。左の道も同様に外堀通りへ出て、三角形の頂点にあたる角だ。
マサミ産業は看板に「製菓機械製造販売」とある。建物はいくつもの会社や店が入ってきたようで、今は2階建ての、1階を車庫にした建物に替わった。昭和30年頃の火保図では「喜久家」という食堂だ。
上写真右の白っぽい看板建築は「松林舎クリーニング店」で、昭和30年頃にはすでにあった店だ。今でも同じ建物で営業を続けている。松林舎の先、その並びには昭和初期に建ったと思われる古い家が何軒か残っている。「市川屋」という、やはり昔の看板建築の建物で「荒物金物雑貨」の店がある。昭和30年頃の火保図には「広セ雑貨」で載っている。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



« 萬代家/神田... 大野質店、三... »
 
コメント
 
 
 
松林舎、市川屋 (とろん)
2024-02-18 11:58:01
創業が明治まで遡る「松林舎」さんは、コロナ禍もあって2021年に廃業し、建物はそのままになっていましたが、昨年2023年、解体されてしまいました。私どもにとっては喪失感が大きいです。
その並びのかつて「市川屋」だった所は、後継者が飲食店をやっていて、戦前の建物が活用されています。市川屋さんの並びの古い写真はありますでしょうか。理容室もあったはずです。
 
 
 
>とろん様 (流一)
2024-02-20 10:44:00
松林舎の並びは戦前築らしい看板建築が並んでいたようですね。2003年に撮った写真がありますので、次回で紹介します。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。