
マチ生花店。千葉県松戸市松戸。1989(平成1)年4月2日
旧水戸街道の松戸郵便局の南の並びである。左から、松葉屋化粧品店、マチ生花店、平内屋鮮魚店。『昭和の松戸誌』(渡邉幸三郎著、崙書房出版、平成17年)の「昭和12年の家並み図」では「OKタクシー、町山花屋、平内屋魚店」で、花屋と魚屋は戦前から替わっていない。写っている建物は今も健在だが、平内屋は「ユートオートサービス」とい店に替わっている。
松葉屋の左は水戸街道の渡船場へ続くわりと広い横町で、「下横町」といった。かつては渡し舟を降りるといったんこの角に出て北へ向かった。「角町」という旧町名もそのへんが由来だという。角から南への道は「八幡街道」といったそうだ。

小野寺理髪店。松戸市松戸。1989(平成1)年4月2日
下横町より南の家並みで、写真左端はほとんど角町交差点。現在は写真左端の家が残っているが他は建て替わったか空き地になっている。写真から、右の床屋はガラス戸に「オノデラ」、赤いテントには「JEANS FIRST」、左の看板建築に「翠松堂書店」の字が読める。葬儀が行われているようだ。
『昭和の松戸誌』の「昭和12年の家並み図」では、左から「小松屋履物店、翠松堂、銅半、ランプ屋、石井魚店、奈良橋理髪店」。翠松堂は解説文に「福岡書店と並ぶ二軒の本屋。園芸学校の学生が相手の小さな店。品のある女主人が印象的。・・・松井天山の昭和十二年判絵図が張ってあった。今はない」とある。「奈良橋理髪店は移転、後は小野寺理髪店に替わる」ともあった。
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