巴荘。横浜市中区宮川町1-8。2010(平成22)年4月10日
写真左が野毛都橋商店街ビルで、その向かい側の木造アパートが「巴荘(ともえそう)」。複雑な外観をしているが、敷地が三角形で切妻屋根の家をL字型に曲げた平面をしている。
写真では手前の店に「明文堂」と「ハンコ」の文字が残っている。今は「トリニチサカバ」というバー。その左は「喫茶みなと」で、今はその店名のままでバーだそうだ。その左は「うおふね」という小料理屋。赤い日よけには「バラエティショップ 北洋」と読めるが、「かりゆし」に替わったのだろうか。巴荘1階の店は今ではみなバーか居酒屋で、でなければ空家らしい。
下の写真は宮川橋の通りの方から見た巴荘の西側。左奥の街灯に「宮川町仲通り会」の表示板が掛かっている。ストリートビューを見ると、この表示板は2017年まではあったが2018年にはなくなっている。
建物角の2階の窓の桟が、建物の要所を意識してか、デザインされている。「かすり」の右の店はガラス戸に「日の出理容院」の金文字が残り、腰壁に白い豆タイルを貼った、廃業した理髪店の外観である。ところがこれが「日の出理容院」というバー。知っている人が入ってくればいいや、という営業形態なのだろう。
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