鈴木ビル。中央区銀座1-28。2004(平成16)年4月10日
旧木挽町1丁目の物件の中では鈴木ビルとその隣の岩瀬博美商店は欠かせない。大震災後に築地川と京橋川とをつなぐ運河(新築地川)を開削したが、鈴木ビルはその西岸にある。このビルのことは「関根要太郎研究室@はこだて>鈴木ビル」に詳しい。『設計:山中節治建築事務所、施工:新工務所、竣工:1929(昭和4)年12月』を書き写させてもらって、後は「関根要太郎研究室@はこだて」を参照してもらうのがいいだろう。
上の写真はかなり引いた位置から正面を撮っているのが分かると思う。ちょうどビルの前の建物が取り壊されて更地になっていたのでそこに入って撮ることができた。
左:鈴木ビル。1986(昭和61)年9月7日
右:鈴木ビルの向かいにあった民家。銀座1-23。1987(昭和62)年11月6日
脇税務会計事務所、SBSスタジオ、放芸プロの袖看板が懸かっている。ビル1階右端の看板の店名は読み取れないが喫茶店らしい。また入口脇の柱には旭映画株式会社の表札があった。
| Trackback ( 0 )
|
|
戦前からすごい事業をされていらしたんですよ。
内部もわざとベニヤ板風に加工された普通の一枚板張りとか使われて。戦前の写真も飾ってありました。
当時70過ぎのご当主はもういらっしゃらないかもしれませんが、建物と別の趣味で調べていたことの訪問でしたが思わぬところで話が繋がり、歴史や偶然の恐ろしさや素晴らしさを痛感したのを覚えてます。
「すごい事業」や「歴史や偶然の恐ろしさ」の具体的なことを知りたいものです。もちろん、かってな思いなので無視されてかまいません。