穴にハマったアリスたち

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ディケイドプリキュア! 第25話・第26話「謎生物の世界」

2012年07月29日 | ディケイドプリキュア!他
本日の放送は、星空さん達が夏季休暇を取得されたので、代理でオリンピック特集となりました。

オリンピックもつい最近に開催されたばかりのような気がするものの、前大会があったのは夢原さん達が現役の頃。
そう思うと遥かなる過去のようです。
年をとると時間がたつのを早く感じますが、プリキュアさん基準で振りかえると年月を実感できるのか…。
プリキュアさんの思わぬ効用を発見した気分。

■ディケイドプリキュア! 第25話「謎生物の世界」、第26話「プリキュアの資格」

これまでのディケイドプリキュアは!



 「愛と勇気を守るレイン!」
 「夢と希望を守るファイン!」
 「待ってる人間が居れば、そこが帰る場所だから」
 「…私はあなたが破壊者だとは思ってないよ」
 「世界は知らない。でもあたしたちはあなたを追い出したりはしない」
 「なにしろ私は…」「通りすがりのプリキュアだから」

 第1話「プリキュア大戦」
 第2話、第3話「プリキュア5の世界」「夢のその先へ」
 第4話「SplashStarの世界(前編)」
 第5話、第6話「スマイルの世界」「あなたの人生の物語」
 第7話、第8話「GoGo!の世界」「あなたに会いに行くよ」
 第9話、第10話「MaxHeartの世界」「無限の光 永遠の闇」
 第11話、第12話「スイートの世界」「新たなる運命の扉」
 第13話、第14話「フレッシュの世界」「You make me Happy?」
 第15話、第16話「ハートキャッチの世界」「せめて、そうすれば」
 第17話、第18話「ふたりの世界」「旅の始まり」
 第19話、第20話「鏡の世界の闇プリキュア」「歩くプリキュア図鑑」
 第21話、第22話「銀水晶の世界」「後悔はしない」
 第23話、第24話「見参双子姫」「それが宇宙の授けた光の答え」
 第25話、第26話「謎生物の世界」「プリキュアの資格」
 第27話、第28話(最終回)「世界の破壊者」
 劇場版「ディケイドプリキュア! 完結編」

『世界の破壊者・ディケイド』
『多くの世界を巡り、その瞳は何を見る…』

…。
……。
………。

異様な異世界を巡り巡り、ディケイド姉は帰ってきました。
懐かしのプリキュアの世界に。
だけどそこで見たのは、殴りあうお友達の姿でした。



ごっ…!

壮大な肉撃音を轟かせ、黒キュアさんと桃キュアさんの拳が激突。
衝撃に打ち負け、桃キュアさんが吹き飛びますが、見てる間に即座に立ち上がります。
怖い…。砂と血を吐き出しつつ立ち上がる桃キュアさんが、とても怖い。それを見て、冷たい目で闘志を燃やす黒キュアさんも。

どうしてプリキュア同士で血闘をしてるのか。
フレッシュの世界とMaxHeartの世界が、骨肉の争いをしておられる。
思わず見とれてしまうディケイド姉でしたが、はっと我に返る。
喧嘩なんて止めて!でもどうしても殴り合うなら、私も混ぜて!

謎生物:
 「君は誰メポ?」



黒い人のお付きの謎生物から声をかけられました。
えっと、私は通りすがりの…

謎生物:
 「違うメポ!お前じゃなくて、精霊に聞いてるメポ!」
 「…?」
 「精霊はどこメポ?」

ディケイド姉:
 「???」

きょろきょろと辺りを見回す謎生物。
意味が分からず戸惑うディケイド姉。
血まみれでぜーはーぜーはー息切れしてる黒と桃。そんな地獄絵図。

が、そこでようやくディケイド姉も気づいてみた。

ディケイド姉:
 「…あれ?」
 「私、謎の生き物が付いてない…?」

衝撃、走る。
そういえば今までに出会ってきたプリキュアさんには、ことごとく不思議生物が付属していました。
何故にそれが私にはついていない。あれ、販売戦略的に超大事なはずなのに…!



謎生物:
 「あんさん、どこのプリキュアや?」
 「何のために戦っとんの?」

生き物たちの目が、どんどん疑念の色を帯びていく。
戦略兵器・プリキュア。
国防の要たるこの兵器が、誰の監視下にもないまま単独行動してるとは…。

ディケイド姉:
 「わ、私は……」

はたと気づいてしまう。どうして今の今まで不思議に思わなかったのか。
ディケイド姉には、守るべき物が何もない。
なるほど、どんなに旅をしても達成感がないわけだ。

頭を抱えるディケイド姉と夢原さん。その横で、黒と桃は殴り合いを再開。ごつり!
慌てて再び仲裁に入りますが死闘は止まらない。
ていうかパニックに陥ったままこんな危険地帯にいたら、命がいくつあっても足りません。

ごつり!!

流れ拳にぶち当たり、哀れディケイド姉の意識は闇の中。

…。
……。
………。

???:
 「気がついた?」

目を覚ましたディケイド姉の前には、二人の娘さんの姿が。
どうやら介抱してくれてたようです。
名前は赤い霧生さんと、青い霧生さん。

霧生さん:
 「…ここはプリキュア大戦の世界」



霧生さん:
 「異なる世界が融合を始めたのよ」
 「一つの世界に、複数のプリキュアは存在できない」
霧生さん:
 「自分たちを守るためには、他のプリキュアを倒すしかない」
 「貴女たちは生き残りをかけたプリキュア同士の戦いに巻き込まれたんだ」

淡々と霧生姉妹が事情を語る。
真のプリキュアは、誰なのか。
それを決めるため、殴り合いはどんどん激化していった。

確かに「プリキュア」と名乗る存在は増えに増えました。
もはや何をもってして「プリキュア」なのかもよく分かりません。
きっちりと「これがプリキュアで、他は違う」と定義すべきなのかも…。

ディケイド姉:
 「それは、違うよ」

ぽつりと、でも力強く呟く。
色んな世界を見て回った彼女だからこそ、分かる。
誰が「真のプリキュア」かなんて。何が「プリキュア」の定義かなんて。
たいして重要なことじゃない。

ディケイド姉:
 「どんな理由があろうと、プリキュア同士が戦うなんて間違ってる」

私たちは皆、同じプリキュア。
一人一人は違うけど、でも仲間を愛し、何かのために戦う気持ちは変わらない。
それさえあれば、表面がどんなに違っても「プリキュア」なんです。

ディケイド姉:
 「もちろん貴女たちも」

言いながら、にっこりと霧生さんに微笑みかける。
仲間を思う気持ちさえあれば、プリキュアになれる。
細かいことは良く分かりませんが、霧生さんたちだって立派なプリキュアなんです。

ディケイド姉:
 「私は、『プリキュア』の世界を守るために、戦う」

そのために霧生さんたちにも一緒に来て欲しい。謎生物枠として。
得意満面で手を差し出すディケイド姉。これでようやく体制も格好がつくというものです。
謎生物扱いされた霧生さんが、ちょっと怖い顔してるのは気のせいだ。

一方その頃。



フュージョン:
 「全ての物を一つに…」

同士打ちで疲弊しきったプリキュアさん達のところに、主犯たるフージョンさんが姿を現していました。
全ての世界を一つに。そして唯一絶対の存在を。

ディケイド姉:
 「私たちは少しずつ違う」
 「違うからこそ、助け合い、励まし合える…」
 「あんたの言うことは、間違ってる!」

駆けつけたディケイド姉+霧生さんがその前に立ちふさがる。
その姿に、さっきまで争っていた他のプリキュアさん達も、手を取り合う。
同じ世界に、複数のプリキュアが存在できないなんてことはない。私たちはそれぞれ違う。でもそれでいいんだ…!

フュージョン:
 「何者だ、お前は!」
ディケイド姉:
 「私?」
 「通りすがりのプリキュアよ!覚えておきなさい!!」

 がしゃこん!

 『PreCu Ride... 』
 『Cure Decade!!』

いつものように啖呵を切り、堂々と名乗る。「キュアディケイド」と。
守るものを見つけた今、紛れもなくプリキュアの一員です。
誇らしく「キュア」の冠を掲げよう。

その横には、ここまで一緒に旅してきた夢原さんが。更にこの世界で合流した霧生姉妹が。
和解したフレッシュやMaxHeartの面々も。
ずらりと立ち並ぶと、フュージョンめがけて突撃する。



同じ世界に何人ものプリキュアがいたら、色々と混乱することも起きるはず。
例えば、誰が真のウィンディなのかよく分からんとか。
でもそんなことに拘って、大事なことを見失ってはいけないのです。
私たちは、仲間だ。
だからどんな困難が来ようとも、共に戦えるし、守っていける。



ディケイド姉:
 「私たちは、絶対に諦めない!!」

異なる世界のプリキュア娘から放たれた一斉攻撃により、フュージョンさんも綺麗に蒸発。
よし、これで一件落着。
世界は一つになっちゃったけど、これからはオールスターズとして皆で仲良くやっていけ…



霧生さん:
 「…っ!」

ぐらり。

よろめいたかと思うと、霧生さんはそのまま消滅。
戦いは終わったはずなのに。
唖然とする間もなく。世界はとうとう、終わりを迎え始めた。


(左画像)
映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち 特装版 【Blu-ray】

(右画像)
小説 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち (角川つばさ文庫)


【今週のくどまゆ】

気合いだーーー(*≧∀≦*)♪〃

[引用]
 そしてとても嬉しい事がありました

 それは、休憩時間にお母さんとお子さんが私の所にきて、『工藤真由さんですよね?』と声をかけてくださったんです

 私は驚きながら『はい』と答えましたすると、
 『この子本当に真由ちゃんが大好きで、ここにいらっしゃったので握手してもらいたくてきました』

 本当に本当に嬉しくて、その時の私は最高の笑顔だったと思います

 そしてそして、ミュージカルが終わり、席を立ちあがった瞬間、前の席に座っていた子供達が後ろを振り向いて、『真由ちゃんバイバイ』と言ってくれたんです

 私もその返事に答えて『バイバイ』と言いました

 プリキュアミュージカルショーを見て、涙が出て、一人の子供に戻ったかのようにはしゃぎながら見て、それだけで凄い幸せな気持ちだったのに、最後の最後に最高の贈り物が届いて、こんな幸せな一日はありません

 本当の事を言うと自分が出てないミュージカルを見て、やっぱりどっかで寂しい気持ちがありました

 でも一人でも私の事を覚えてくれていたら、それだけで私は頑張れる

 本当に心の底からそう思えました
[引用終]

事務所も移動して、心機一転奮闘中のくどまゆさん。
これからも応援していきたいです。

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