穴にハマったアリスたち

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(第37話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ひそむ怪しい影… あまねの文化祭フィナーレ!」感想

2022年11月27日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第37話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ひそむ怪しい影… あまねの文化祭フィナーレ!」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第37話より)

文化祭。そして生徒会長さんの総仕上げ。
あまねさんとしては色々と悔いもありますが、他の生徒会員を初めとして生徒の皆様からは感謝、愛されていました。
おそらくは有形無形、彼女が無意識にやっていたことも含めて。

脱走してきたナルシストルーの心を癒したのも、会長さんが期せずして作成していたリンゴ飴。
仮にあまねさんが「これを食え」と差し出しても食わなかったと思われます。巡り巡った偶然が、たまたま花開いた。

ナルシストルーのした機械の修理も、あまねさんを意識してのことではなし。
こういった偶然の成り行きも「日々の栄養」なわけで、明日を形作っていく。

「体に合わない」とは、「好き嫌い」「猫舌」とは別項で述べられているので、ナルシストルーはたぶんアレルギーがあるんだと思われます。リンゴもメジャーどころですから、セーフだったのは良かった。勝手な推測でいえば、小麦・卵あたりだろうか。過去回で何を食べてたのか覚えていないけど。
ケーキや菓子類、麺・パン、しょうゆがNGなのはきつい。他の人たちが「旨い旨い」と食べているものが食べられない。不味くて食えないならまだしも、むしろ旨かったりもしますから辛い。

ただそうは言っても凶行に走ってよい理由にはならず。
アレルギーに悩む人は現実にも多数いらっしゃいますから、あまり軽々しくは言えないですけれど、ナルシストルー自身の中でどうにか消化するしかない。
あまねさんのジェントルー案件然り。劇場版のケットシーも同様。
正の要素がたまたま巡り巡ってくるように、負の要素も自分を形作っており、折り合いをつけて前に進めるように思いたい。我が身を振り返ると、難しいのだけれど。

詳細不明のジンジャーさんは、素直に考えるならゴーダッツ様本人か、何らかの関わりがあると思われます。
今のところゴーダッツ様は「悪の黒幕」感があまりないというか、存在感も薄い。いわゆる悪落ちではなさそう?

マリちゃんも何かを感じ取ったのか、来週はタイムトラベルして詳細調査をするようです。
タイムトラベル!過去への移動!
かれこれ2年以上かけてハグプリ考察(記事リンク)をやってきた身としては涎が出そうです。

調査名目でとなると「未来は改変できない」だと思うのですが、多分「未来を変えちゃうから余計なことをしないように」みたいな注意がされたりしますよね。で、正体を隠すのだけど、お祖母ちゃんは見抜いてくるとか、そんなのですよね。
もしもそうならナレーションのお祖母ちゃんは未来を知っていたからの語りかもしれず、SF小説「あなたの人生の物語」状態なのかもしれないとか、今から妄想が止まりません。
過去へのタイムトラベルは、ハグプリ以外だと劇場版ドキプリ(但し幻想)や魔法つかい(小説版)などで実績がありますが、本編でとなると貴重です。楽しみに待とう。
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(第36話)デリシャスパーティ♡プリキュア「らんがデビュー!? きらめくグルメ・エモーション!」感想

2022年11月20日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第36話)デリシャスパーティ♡プリキュア「らんがデビュー!? きらめくグルメ・エモーション!」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第36話より)

らんらんのお店にテレビの取材が入りました。そしてフリーズするらんらん。
彼女のキュアスタアカウントはそこそこ有名だったように思うのですが、上には上がいるようで、らんらん本人としては自己評価は低かった模様。

ウバウゾーとの戦闘でも、捕らわれのプレシャスを救出するのに、バリバリカッターブレイズを何度も何度も放つ必要があった。
そして救出されたプレシャスは、2000キロカロリーパンチ一発で、残る2人を助け出した。実力差は明白です。

しかしながら何事も初心者の時代はあるわけで、そこで諦めずに続ければいずれ花開く。
便宜上「実力差」と書きましたが、実際には相性や専門分野の違いとも言えます。カッターブレイズと2000キロカロリーパンチは用途が違う。今回のようなケースでは単純パンチの方が良かっただけ。
同様にグルメレポートも緊張さえどうにかできれば、おいしーなタウン限定なららんらんの方が上手くやれたのかもしれない。

一方のブンドル団というかセクレトルーさんに言われせれば「プロに任せろ」。
今回の話にあわせての適当な一言なのか、ブンドル団の根幹に関わることなのか分かりませんが、確かに「プロに任せろ」は間違いではない。特に医療や建築のようなのは、素人が下手に手を出すと死を招きます。

料理についても、素人が握り寿司のレシピを学んで自宅で作ったり、ラーメンのスープをぐつぐつ自宅で煮込むかと言われたら何か違う。
レシピが広まるのは技術の漏洩であり、「まがい物」が世にあふれることとも言えます。

ただ料理は、プロと素人(家庭料理)に求められるものがかなり異なります。考えてみれば、ここまで異なるのは他にはなかなかないかも。
家庭料理だと、意図的に「不味い」料理を出すことすらあるものな。
食わず嫌いを治すために(当人の主観では)不味い食材を使うとか、家庭菜園でとれた(店では商品にならないレベルの)貧相な食材とか。
ではそれらが「劣っている不要なもの」かといえばそうでもなく。

他、ジンジャー事変も少し進展しました。20年前にメンメンらも関わって何かがあったらしい。
じゃあメンメンやパムパムは20歳越えなのか…?は疑問ですが、まぁ封印的何かをされてたのかもしれない。
セクレトルーさんも当時の何かに立ち会っていたのかしら。ということは、当時の回想シーンがでれば20歳若いセクレトルーさんが拝めます。プリキュア適齢期のセクレトルーさん。見たい。
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(第35話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ここねとお別れ!? いま、分け合いたい想い」感想

2022年11月14日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第35話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ここねとお別れ!? いま、分け合いたい想い」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第35話より)

かつて芙羽様として畏敬の念を集めていた芙羽様も、いつの間にやらクラスに溶け込んでいました。メッキが剝がれたともいう。芙羽様本人としては人様から張られたメッキですから、勝手に期待されて勝手に剥がされただけですけれど。
何というか、ギャップでめちゃくちゃにモテそう。

さて、ご両親がイースキ島に協力するとのことで現地に引っ越すことになりました。辛い。
ご両親との生活は以前から望んでいたこと。イースキ島での仕事はやりがいもある。
だけれどプリキュア仲間やクラスメイトと別れるのは辛い。どちらも大事なだけに選べない。

定番の留学・引っ越し・夢を諦めるネタですが、これまでのシリーズと比べると「プリキュア仲間以外との交流も重視」あたりが特徴的でしょうか。芙羽様は本当にクラスに馴染みたかったんだな…。

劇中でパムパムが語ったように、基本的にはみんな芙羽さんの味方です。だから本音のところを相談すれば、別の道も見えてくる。
「父は日本。母はイースキ島。リモートで連絡を取り合う」は、いわば三方一両損的な発想です。お弁当を忘れた芙羽さんに皆が分け合ったように、みんなが少しずつダメージを食らっています。でも誰か一人が大ダメージよりは良いし、その大ダメージになるはずだった人も感謝して受け取る。

この「感謝して受け取る」が結構難しくて、得てして恐縮して遠慮してしまいます。現実社会でいえば、リモートワークとか育児休暇とか。そこを踏み越えて分け合うに至れるのは素晴らしいと思う。
もちろん一方的に助けてもらうのではなく、スパイシーがいるかで戦力は大きく変わります。二者択一での絶対解はなく、使えるものは使って総合的な最適解が大事。

劇中では強調はされていませんでしたけど、彼女はずっと置いて行かれる寂しさを経験していましたから、いざ逆の立場(和実さん達を置いていく)になったときに、感情移入した面もあるのかもしれない。
そうだとすると、二者択一を扱うドキプリ理論とは激烈に相性が悪そう。幸福の王子になれない子。

他シリーズとの比較でいえば、スイプリやフレプリとの違いも面白いです。
小説版スイプリにて響さんはドイツ留学、同じく小説版フレプリにて美希たんはパリに留学なされます。
「幸福と不幸は不可分(留学は楽しいことだが別れは悲しい)」のスイート、「人生山あり谷あり」のフレッシュとしては、留学するのは順当な流れ。
特にスイートとデパプリは「共に過ごした時間」を重視する観点から似通ってると思っていたのだけど、今回の話を見ると根底が違いそう。

踏み込んで考えるのであれば、仮に和実さんらプリキュア組も何らかの理由でイースキ島に引っ越すことになっていたら、芙羽さんの結論は変わっていたはず。自分もイースキ島に行き、必要ならかつてのクラスメートとリモートで話す道を選んだと思います。
個の視点での絶対解ではなく、総合的な場の最適解を選ぶのだから、あえて悪く言えば周囲に流されているともいえるのか。いや、芙羽様がバリバリに個を打ち出して強権的に決定していっても困るので、総合的な場の判断は全くおかしくはないのだけれど。

料理でいえば、個々の材料だけで判断せず、調理全体を見てバランスを考えるようなものでしょうか。
そういえばウバウゾーの捕縛から逃れる際も「2000キロカロリーパンチをぶっ放す→それでは脱出できない→三人で地味に押す」の流れです。「個性や個人の判断が犠牲になる」要素が、もしかしてカウンター的に出てくるのかも。
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「episode12:ふしぎな少年」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2022年12月号)感想

2022年11月02日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode12:ふしぎな少年」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2022年12月号)感想


なかよし 2022年12月号 [2022年11月2日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

イズールと会敵。星羅と交戦。ローランの急襲。
激動の一夜を過ごしたるきあさん。締めは謎の少年に、浜辺でお姫様抱っこでした。

るちあさんによれば、この少年が許嫁のナムさんだそうです。北太平洋のマーマンプリンス。「マーマン国なんてのがあったのか…?」はもう横に置こう。
あと、前回ローランに吹っ飛ばされたはずですが、るちあさん達は無傷でした。強い。
あと、波音さんたちがマメプリだと明言されました。判明するまで長かった。そうかマメプリだったのか。じゃあマメプリの自覚とか誇りとかはどうなってんだ。

るちあさん曰く、ナムとの結婚は海の掟であり、従うのが当然とのこと。
そういうのに反発しそうな波音さんですら、ナムへの好感度が極めて高いです。

彼女たちからすれば、ナムはぽっと出の見知らぬ人ではなく、おそらくは前々から知っているんでしょう。
親戚・幼馴染の子供たちの初々しい恋の応援、ぐらいのスタンスなのかもしれない。

るきあ:
「…じぶんの人生はじぶんで決める」
「運命だって動かしてみせるから…!」
るちあ:
「……」
「やってごらんなさい」
「できるものならね」

るちあさんが!すごく良い目をしていらっしゃる!!

前作からは別人のようだ…と思ったのですが、よくよく考えれば、むしろ前作の流れに沿っています。

「ピュア」において、みかるは「海斗への恋心は自由意志ではなく、同じパンタラッサだから遺伝子が引き合った」のだと知って絶望しました。病気や兄の制約を振り切って自分の気持ちでようやく一歩を踏み出したと思っていたのに、それすらも遺伝子の呪縛に過ぎなかった。

一方のるちあさんも、海斗に恋したのは「マーメイドとパンタラッサ」だからです。もちろんパンタラッサだったら誰でも良いのではないけれど、「パンタラッサだから」も効いている。我々が原則として同族のホモサピエンスを恋愛対象にするように、自由意志と言っても遺伝子に縛られています。

るちあはみかると違い、これを受け入れています。
その流れでいえば「同族(とは断言はされていませんが)のマーマン」を恋愛対象として指定するのは、おかしくはない。
海斗との恋は「海の掟」に実は反していなかったわけで、そういう意味では「るちあは掟に屈した」とも言える。故に「できるものなら、やってみろ」。

ガイト(ガクト)と沙羅も、パンタラッサとマーメイド。
浜崎さんは(これも断言はされていませんが)マーメイドの血を引いている。
太郎ちゃんは何か謎の対マーメイド限定魅了音楽の使い手。
いずれも遺伝子の呪縛に従っています。

じゃあ渚くんはどうなんだ、は地味に重要なので、その辺のところを波音さんにははっきりさせていただきたい。呑気にナムくんの応援とかしてないで。

敵サイドも同様の問題を抱えていそうです。
転生したイズールはそのまんま前世を引き継いでいます。「ガクト様とは違う相手に仕えている」の面では呪縛から逃れていますが、上司に懸想する構図は以前と同じですから難しいところ。ジョークのような転生も、何気に深い意味がある…のかもしれない。
(それはそうと、前回のマメプリ6匹+アクアレジーナVS星羅とかいう地獄絵図を生き延びたようです。頑張った)

ローランも先代をかなり意識している。意識しすぎて「先代のガクトの想い人の沙羅の後継者の星羅」に執着するという謎の沼にはまりこんでいます。ていうか星羅ってそんなに安いのか。手に入れたものの価値を分かっていなさ過ぎて腹立たしい。

更には黒砂くんもパンタラッサだかオレンジ人魚だかと関係があるようです。
仮にパンタラッサだとしたら、るきあさんが彼に惹かれたのはやはり遺伝子のなせる業となってしまう。るちあさんがそうだったように「結果的にパンタラッサだったから黒砂くんとの恋はOK」となってしまうと、「運命だって動かせる」が何を指しているのか曖昧です。ぴっちのキャッチコピーのひとつであり、aqua第1話のサブタイトルにもある「運命の恋」は、言い換えれば呪縛です。
るちあさんの「できるものなら、やってみろ」がここまで見据えての発言だとしたら底知れぬ恐ろしさですね。これがぴちぴちボイスの果て…。

ご本人もおっしゃっているように「昔のるちあ」と状況は似てはいるのですけど、「似ている」が指しているのは何なのか。

『海の掟(とかマメプリの自覚とか)に反して人間に恋』
『反発して貫いた恋の相手が、実は海の一族。結果的に波風なく着地してしまう』

どちらなのかで受け取り方がかなり変わります。

そこに加えて、前作にはいなかった「ナム」ですよ。るちあさんたちの様子を見るに悪玉ではなさそうですから、話がかなりややこしい。
ネタ抜きで先が読めない、真っ当なカオス状態です。どう料理なさる気なんだ、花森先生は。
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