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「Beautiful Wish」と星羅の裏切り:マーメイドメロディーぴちぴちピッチ感想

2022年09月07日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
星羅が敵に回るという極めてヤバい状況を踏まえつつ、改めて以前のお歌を振り返ってみました。
※「aqua」第11話時点での記事です。

●Beautiful Wish

(「マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア」第18話より)

星羅のソロソングその1。ピュア第18話「星の迷宮」でお馴染みの奇跡ソング。

このお歌は当然ながら、第三期での裏切りなんか想定して作られていません。
歌詞も、崩壊したインド洋に沙羅の後継者として生まれ、るちあさんらに導かれて目を覚まして愛の奇跡をもたらすといった内容です。

ですが、改めて今聞くとかなり不安定で危険な香りがします。

【歌詞引用】
『この海のどこかで今 争う声がする』
『哭いてる心から愛は生まれない 悲しみだけがあふれてしまう』

『美しい海の 願いの欠片から 生まれてゆきたい 闇をひらいて』
『夕焼けに染まる オレンジの海には 世界の涙が眠ってる』
【引用終】

このお歌は、現状が悲しみに満ちていることを前提にしています。奇しくも「なないろメモリー」と同じく、争いがあることを憂いている。
ちょっと心配になるほど能天気な他のマメプリたちと違い、世界の平和にかなりの使命感を持っているのが伝わってきます。

そしてお歌の終盤。

【歌詞引用】
『深い海の底で 声は聴こえていた どんなに暗くつらい場所でも』
『誰かが優しく 名前を呼んでいた わたしの願いを知っていたように』
【引用終わり】

呼んでいたのはもちろん沙羅やるちあなんですが、今を踏まえるとローランでも筋が通ってしまいます。
「Beautiful Wish」を聞くと、確かにローランに篭絡されて裏切った今の展開は納得がいってしまう。

●Birth of Love

(「マーメイドメロディーぴちぴちピッチピュア」第36話より)

星羅のソロソングその2。ミケルに浴びせかける不意打ちアタック曲。

【歌詞引用】
『愛と夢が一つになり 悲しい今を星屑にしてくれるから』
『生まれたこと 誇りにして 強く光る天使のような 眼差しを曇らせないで』

『この力 夢のために貸せるなら 誕まれてゆきたいの』
『この力 夢のために果てるなら 誕まれてゆきたいの 愛になりたい‥』
【引用終】

歌詞中の「天使のような」とは素直に聴くならミケルのことでしょう。悩み苦しんでいたミケルを支えるお歌です。実際にやっていたことは、至近距離からの不意打ちですが。

しかし「Beautiful Wish」同様に、今聞くと「ローランに力を貸す」ようにも聞こえてしまいます。
ピュア当時は気にしていなかったのですけど、こうして歌詞を振り返ると、星羅は我が身を犠牲にしてでも愛や平和に尽くしてしまう、非常に不安定な性格をなさっていたようです。甘い言葉を囁かれたら、ホイホイと世界破滅クラスの力を貸したり果てたりしてしまうらしい。だから沙羅も、るちあさんに保護を依頼したのか。

いまだにマメプリの後継者システムがよく分かりませんが、沙羅の深い後悔と反省を背景に生まれたのであれば、星羅の自虐的なまでの平和思想は分からないでもない。そこをローランに突かれたのか。ローランの眼差しを曇らせないために、夢のために力を貸してしまっている。

こうやって2曲を振り返ってみると、「第三期で星羅が裏切る」のは必然だったのかも。さすがに17年前から仕込んでいたとは思えませんが、新作にあたり当時から回収してきての今のストーリーだとしたら凄く丁寧でうれしいです。まぁ同時に、「るちあさん達は何やってたんだ」感が増して、大変にぴっち感も増しますけど。

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