穴にハマったアリスたち

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「特異点リストル」:HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察

2021年01月31日 | ハグプリ最終回考察
半年以上抱え込んで、結論が出そうになかったので諦めて吐き出してみる。

【未来からの侵略】

私も含め、ハグプリの考察の多くは「現在と未来の行き来はない」を前提にしています。あざばぶ支社(2018年)は、クライアス本社(2043年)と情報伝達は不可。というのも、これを前提にしないとややこしい話になる。
特に「平行世界」説や「歴史改変」説にとっては致命的です。情報交換がされるたびに分岐や改変が起きますから、収拾がつかなくなる。
ストーリー上の矛盾も深刻で、もはやジョージの背景が理解不能になります。未来は変わるじゃないか、何を悩んでいたのか。

「歴史は変わらない(未来不変)」の立場でも厄介です。
クライアス社員の立場だと「破滅する未来」を知っていますから、「勝つ」と分かる。だから対プリキュアにも自信を持てる…のですが、問題は「過程」です。
もし未来と連絡が取れるなら、普通は詳細を調べさせ、対策を取ります。しかし彼らはそれをやっている様子がない。

ではなぜ行き来ができなかった(または行き来しなかった)のか。

第一に思い浮かぶのは「タイムトラベルの技術がなかった」。
最終回の描写などからも、はぐたんが構築した手段でしかタイムトラベルできなさそうですから、これ自体はそれなりに確からしい。
ですがパップルらは「その気になれば帰れる」かのような発言をしています。実際はぐたん頼りだったなら、下手すれば2018年から戻れなくなりかねない。その割には危機感がないです。

そうすると次に浮かぶのは「情報操作」です。「本当は行き来できないのに、できるかのように見せかけた」または「行き来はできるが、裏でそれを止めていた」。

仮にそうなら実行できる人物は限られます。

ジョージは社を離れて2018年を放浪していたので厳しい。「何もしない男」のイメージにも合いません。
トラウムはいかにもやりそうですが、彼は途中から離脱しています。トラウムが抜けた後、ビシンあたりは未来情報の活用を考えそうだ。
残るはリストルです。彼の立場ならできる。

【過去での葛藤】


(「HUGっと!プリキュア」1話より)

リストルは序盤において、ジョージの振りをできる程度には場を掌握しています。未来への通信を隠蔽なり遮断なりもできそうです。
中盤以降もずっと会社にいるし、前述のビシンの制御も他の社員よりはできるはず。
では「できる」として、やる動機はなんだろう。

リストルは思うところはありながらも、ジョージに付き従っています。裏切りそうといえばそうだし、逆に裏切る気があるならもっとはっきりした動きをしそうです。
とりあえず「裏切りのつもりだったのか」は横において、彼の視点で考えてみる。

まず「行き来ができなかった」場合は比較的シンプルです。戻れないことをパップルらが知ったらパニックになりかねない。だから黙っていた。
(注:ルールーの修理関連で未来に戻ったかのような発言をしていたかもしれない。もししていたなら、それも偽装と仮定しよう)

「行き来ができる」場合。
前提として、彼の認識では(世界の真相が何であれ)「歴史は変わらない」のはずです。
変わるんだったら時間停止ではなく、世界の救済を目指せばいい。

クライアスの戦略は「未来を破滅させる」ではなく、「破滅の未来は変えられない。だからその日が来ないように停止させる」。録画された動画は何度再生されても結末は変わらないけど、一時停止すれば結末に至るのを避けられます。

さてそうすると「未来との行き来はできた」場合、リストルは未来に戻って今の時代の情報を漁るんだろうか。
「未来は変わらない」のだから、「プリキュアが世界を救ったりはしない」ことは調べるまでもなく分かります。では「全人類のプリキュア化」などは把握できるんだろうか。把握したいんだろうか。

情報を漁ってもおかしくはないし、漁らなくてもおかしくはない。
知りたいと思うのは自然な欲求です。知っても変えられない(知ること自体も定められている)なら、わざわざやる意味がないとも言える。リストルの人物像だとどちらもありそうで、何とも分かりません。

もっとまずい問題もある。
この手の思考をしたなら、すぐに「時間停止は完全にはなされない」と思い至ります。
「プリキュアに負けて失敗する」といった単純な話ではなく、「時間を停止できても、量子論的な何かのゆらぎにより、遥か彼方の停止の果てにはいずれ再開する」からです。(参考:「停止した時の果て」

だとすると、リストルは「全ては無駄である」の空虚な諦念に陥っていたのかもしれない。これはリストルの描写とも合致するように思う。
そして同じような絶望に染まらぬように、パップルらの未来への行き来は阻害した。阻害してもしなくても未来は変わらない(正確には「リストルの思いが何であれ、阻害したかどうかの未来は変わらない」)ので、せめてもの自己満足を選んだ。

33話にて「(自己の都合で他者の妨害をする人は)俺の最も嫌うタイプだ」と発言しています。上記の状況はこれに近く、だからこそ嫌悪を顕にしたようにも思えます。

【朧気な現在】

これらは無駄に考えすぎてるだけで、事はもっと単純なのかもしれない。
たとえば「予算がおりなかったから行き来する気が起きなかった」とか「普通に行き来していたが、未来は文明が崩壊していて過去の情報を得られなかった」のかもしれない。
もしくは「未来側から情報封鎖されていた」もある。

ただ33話の自嘲気味の語りといい、彼には何か抱えているものがありそうです。そもそも彼が絶望した理由もはっきりしない。
「部下を裏切って情報を閉ざしていた」「ジョージの(おそらくはジョージ自身も気づいている)時間停止のジレンマを知りつつ従っている」というのは、なんとなく彼の背景にあっているようには思います。

参考:
●HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察(一覧)
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感想:小説スマイルプリキュア!

2021年01月24日 | 小説版プリキュア
■小説 スマイルプリキュア!


小説 スマイルプリキュア! / 小林雄次

昔々あるところに星空みゆきという女の子がおりました。
彼女は仲良しのお友達4人と共にプリキュアとなり、未来を黒く塗りつぶそうとするバッドエンド王国と戦いました。
激しい戦いの末、ついには悪の帝王・ピエーロを倒し、世界には平和が訪れましたとさ。めでたしめでたし。

そして、それから10年。

 第1章 星空みゆき
 第2章 日野あかね
 第3章 黄瀬やよい
 第4章 緑川なお
 第5章 青木れいか
 最終章 最高のスマイル

かつてプリキュアであったことも、共に戦った仲間のことも忘れた5人の娘さんたちの、絶望の物語。

現実はメルヘンとは違う。都合の良い奇跡は起きず、楽しい時間はいずれ終わる。
夏休みは必ず終わりがくるし、敵を撃退してもピエーロ時計の針は進む。
それでも。目に見えない、あるかもわからぬ何かでも。信じて進めば、それは確かに実在するはず。

学業成就のお守りは、ただの布と紙だ。でもそれに込められた想いを信じ、それがあることで平常心で試験に望めれば、ガチガチに緊張しているより良い結果になるはず。良い結果になったのなら、確かにそれには不思議な力がるのです。
奇跡や神が実在するから信じるのではない。信じるから、奇跡や神は存在するんだ。

絵本の力。
友情や恋。
空想上のヒーロー。
家族や後輩。
道。

星空さんたちはそれらを信じ、信じたから力になり、己自身で存在を証明した。
だけど現実とメルヘンは違う。
信じたそれらも、いずれ終わりがやってくる。

せっかく笑顔をもたらした絵本も、訪れる別れは止められない。日野さんが思い描いていた甘い恋の行方は、相手の描いていたものと違った。
「自分で自分の言葉が響かなくなった」と「ミラクルピース」の連載を自ら終了する黄瀬さんや、自分がいるせいで家族や後輩の成長を阻害していたと気づく緑川さん。
以前の自分を救った「道」の解釈が、かえって教え子を追い込んでしまう…。
アニメ本編の個人回のその後の話。感動したあの総決算が、悪夢の未来の始まりだった。

かつてプリキュアだったことを忘れてしまった星空さんたち。
「いずれ破滅が訪れても、楽しかった思い出を胸に抱き、笑顔で立ち向かおう。だから私たちはスマイルプリキュアだ」。
その「楽しかった思い出」が欠落したまま、彼女たちはそれぞれの絶望に立ち向かう。

ネタを明かしてしまうのなら、この「10年後の未来」は蘇ったジョーカーが作った仮初の世界。中3になった星空さんたちが記憶を操作され閉じ込められているだけ(中3なのでその視点では「9年後の未来」。ちょっとややこしい)。
とはいえ描かれている「絶望」は本編からの延長線。確かにいずれ直面する、リアルな課題です。
実際ジョーカーも語る。「これは私が作った嘘の世界ではない」と。
「友の名を忘れる」等はさすがに作為があるにせよ、全くの架空世界ではなく、未来予知に近いように見えます。
「嘘の世界」ではないから、あからさまに絶望的な悲惨な未来ではない。でもだからこそ回避不能の恐怖があります。仮に起きることが事前に分かっていても、本質的には防ぐことが出来ない。防げばよいというものでもない。

それでも星空さんたちは各々この世界を突破します。きっかけとなったのは、やはり昔の友との思い出だった。
直接的にはプリキュアの能力とは全く関係なく、「思い出」そのものも直接の解法にはならず、あくまで「きっかけ」。それが何とも「スマイルプリキュア」らしいです。
破滅は避けられない。解決策もない。だけど思い出を胸に、笑顔で立ち向かう。

作られた未来世界の絶望を乗り越え、脱出した星空さんらは、再度ジョーカーと向かい合う。
しかしスマイルパクトは輝かない。バッドエンドの力により、完全に封じられています。
やはり現実とメルヘンは違う。奇跡なんて、起きはしない。

だけれど、星空さんは気が付いた。10年後の20代半ばの姿のまま気が付いた。

『この世界は、メルヘンだ』

「スマイルプリキュア」を、その後の「プリキュア」シリーズを苦しめ続けた呪縛への爽快きわまる素晴らしき逆転の一撃。
「現実はメルヘンとは違う」。大前提とされたそれが吹き飛ばされる。

『この世界は物語で、主人公は私たちだ』

だから奇跡は起こせる。素晴らしすぎる突破口です。嗚呼だから各章のタイトルは登場人物の名をとっていたのか。
古くは「はてしない物語」を連想するような、読者と登場人物がお互いを認識しあうかのような相互のメタ構造。そうだ、私たちもまた、この物語の登場人物だ。

『大人になった未来の私たちへ』から始まる、ラストシーンの星空さんからの語りかけは胸に刻み込みたい。
現実は厳しい。単純な悪意に限らず、不可避の不幸は幾つもある。かつて信じたものもいつかは終わってしまう。

『でもね、そんな時は思い出して』
『あなたたちはプリキュアになって世界を救ったんだよ』

星空さんたちが忘れてしまっていたように、私たちも忘れているだけなのかもしれない。
「スマイルプリキュア」の後日談として、これ以上はないほどの素晴らしい小説でした。


小説 スマイルプリキュア! / 小林雄次

【蛇足】

最終決戦での大人姿での変身にどぎまぎします。劇中でも「大人での変身」とかなり強調されており、姿もちょっと違うらしい。気になる。

あと、繰り返し繰り返し「れいかちゃんはモテモテだった」と言及されてるのが何か愉快。いや確かに、れいかさんは(他の美人枠プリキュアと比較しても)物凄くモテそうだと思いますが、それだけに何か生々しい。
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「キュアパッションの跳躍」:HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察

2021年01月17日 | ハグプリ最終回考察
止め時を見失った感と共に、だらだら書いてみる。今回はいつもに増して結論がないです。

【距離を無視する】

「時間」の考察をしようとすると「距離」や「速度」が度々でてきます。
かつてマナさん達は「光年は時間の単位じゃない」と歌い上げましたが、実際には互換される密接な関係にあたる…らしい。

一連の話には「光速を越えられない(世界の最高速に光は到達している)」が関わるのですが、そうすると厄介な問題があります。瞬間移動です。プリキュア世界では光速を越えられる。
そこで瞬間移動の代名詞たるパッションさんを例に、何が起きるかを思考してみる。


(「HUGっと!プリキュア」37話より)

まず10光年離れた位置にパッションさんと野乃さんを配置します。
そしてパッションさんがアカルンを起動、野乃さんの背後に移動、殴り倒して元の位置に再び移動したとします。

両者の間隔は10光年離れていますから、野乃さんの方角を観測してもリアルタイムの映像は見えません。
殴ってから待つこと10年。パッションさんは自分が突然出現し、野乃さんを殴る様子を観測します。
これ自体はそれほど変ではない。イメージ的には録画した映像を見ているようなものです。

では次に、野乃さんとパッションさんに向かいあっていただき、野乃さんがパッションさんに殴りかかったとします。まぁオムライスを勝手に食べたとかなんでしょう。

先ほどと違い、両者の距離は非常に近い。
ですが「殴りかかる野乃さん」の映像は、瞬時にはパッションさんに届きません。先のように10年もはかかりませんが、光速は有限速度なので(極めて微小な)タイムラグは残ります。
ここでは仮に「0.000(略)03秒」かかるとします。

また、近距離だと先ほどは無視できた「反応速度」が問題になります。
映像がパッションさんの目に到達しても、脳がそれを認識するのにもタイムラグがある。一般的には0.1秒ほど。
プリキュアさんの反応速度は我々よりは桁違いに早いと思いますので、仮に「0.000(略)04秒」とします。

野乃さんが殴りかかってから、
0.…3秒後にその映像がパッションさんに届き、
更に0.…4秒後(計0.…7秒後)に脳が認識する。

さてこの状況でパッションさんがアカルンを起動し、野乃さんの背後を取って殴り倒し、再び元の位置に戻ったとします。(この一連の動作は文字通りの瞬時に行われるとする)

開始0.…1秒後。この時点ではパッションさんは「殴られる」ことを認識していません。光が届いていないので。
しかし何かの危機意識だかで先読みし、アカルンを起動。反撃に出て戻ったとしよう。
すると開始から0.…3秒後に「殴りかかる野乃さん」の映像が届き、計0.…7秒後に「殴られる…!」と認識。ガードを固めるものの、実際の野乃さんはその0.…6秒前に殴り倒されているため、「殴られる…!」と思った0.…1秒後には自分自身が野乃さんの背後に出現し攻撃を阻止してくれます。

0.…7秒後:野乃さんの攻撃を認識する
0.…8秒後:過去の自分が防ぐ姿を見る

一連の現象にはタイムトラベルの要素はないのですが、実感として時間を操ってるようにも見えます。人間の認識力を越えている。
パッションさんがアカルンを戦闘に使いたがらないのは、近接戦ではこの種の現象が多発し、脳がオーバーヒートするからかもしれない。

【時間も無視する】

上記を念頭に、「自由自在にタイムトラベル可能になったスーパーキュアトゥモロー」を考えてみる。ミラクルライトとかでパワーアップするんです。

先ほどと同様に、下記とします。

・野乃さんが殴りかかる映像がトゥモローに到達するまで0.…3秒かかる。
・その映像を脳が認識するまで0.…4秒かかる。
・「野乃さんが殴りかかった」を脳が認識するまで、計0.…7秒かかる。

[ケース1]
開始から0.…3秒後に、
0.…3秒前の過去に戻って攻撃し、
0.…3秒後の未来に転移した場合

トゥモローの目に「野乃さんが殴る」映像は到達しています。
しかしそれを彼女が認識するより早く、電光石火で過去に戻り、殴り倒し、そして元の時間に戻ってきます。

この時、トゥモローの目には新たに「タイムトラベルしてきたトゥモローに殴り倒される野乃はな」の映像が瞬時に到着し、脳へと送られます。(0.…3秒後の世界にいるため)
一方、「誰にも邪魔されずに殴ってくる野乃はな」のオリジナル映像も視神経だかに到達済みですから、同じように脳に送られます。
ということは、トゥモローさんは「改変前の世界」と「改変後の世界」の重ね合わせを目撃するはず。
「世界の分岐」とか「過去の改変」とかを踏まえると、この時の彼女はどこの世界にいるんだろう…。

[ケース2]
開始から0.…3秒後に、
0.…3秒前の過去に戻って攻撃し、
0.…4秒後の未来に転移した場合

野乃さんを殴って戻ってきたトゥモローですが、「トゥモローに殴られる」映像は0.…1秒前に通過しています。
そのため、トゥモローさんが認識するのは改変前の「野乃はなが殴ってくる」と、改変後の「なぜかいきなり吹っ飛んでる野乃はな」の重ね合わせ。
認識の連続性が失われています。トゥモローさんは状況を正しく認識できるんだろうか。

[ケース3]
開始から0.…3秒後に、
0.…3秒前の過去に戻って攻撃し、
更に0.…3秒前の過去に転移した場合

最初の時点より計0.…6秒前に戻ってきます。この時点では野乃さんは拳を振り上げていません。

そこから0.…4秒後(事の発端から0.…1秒後)、トゥモローはタイムトラベル前に目に届いていた「殴ってくる野乃はな」を認識。
そしてその0…1秒前に発信されたトゥモローに殴られる映像が、0…6秒後にトゥモローさんに認識される。この間、未来を知っているトゥモローさんは余裕綽々、仁王立ちで未来を迎える…のですが、タイムパラドクスが起きてしまう。

そもそも「0.…3秒前の過去に転移」ができません。そこには過去の自分がいるので物理的にぶつかってしまう。

[ケース4]
開始から0.…3秒後に、
0.…3秒後の未来に行き、
0.…3秒前の過去に転移した場合

未来に転移しているので、戻ってきた直後は野乃さんの攻撃は止まっていない。
が、0.…3秒後に自分が現れ阻止することは知っています。
開始から0.…6秒後「今頃、私が母を殴ってるんだろうな」と認識し、開始から0.…7秒後、野乃さんが殴ってきていたことに気づき、でも防いだことも知っているのでぼんやり待ち、その0.…6秒後に殴りかかる自分の姿を見る。

なおこの「野乃さんが殴ってきている」ことに気づいたトゥモローさんが、慌てて反撃にでて再びタイムトラベルすると厄介なことになる。「未来へのタイムトラベルでも分岐や改変が起き得る」事例です。

[ケース5]
開始から0.…3秒後に、
0.…3秒後の未来に行き、
0.…3秒後の未来に転移した場合

基本的にはケース2と同じ。欠落範囲が広くなる。ただしトゥモローさんの主観では同じなだけで、客観的に見ると、トゥモローさんが行方をくらましている時間が0.…3秒×2回ある。

一連の例では「トゥモローが時間攻撃をしてくる」情報を野乃さんは認識できていません。「トゥモローが姿を消した」情報が届くのは0.…3秒後で、脳が認識するには更に0.…4秒後です。
もし「野乃さんが迎撃行動を取る」を条件に加えると話が更にややこしくなる。

[ケース6]
開始から0.…1秒後に、
0.…1秒前の過去に行き、
0.…1秒後の未来に転移した場合

始動が0.…1秒後なので、トゥモローの目には野乃さんの攻撃が届いていない。そして攻撃前に殴り倒すため、彼女の脳裏には「野乃はなが殴ってきた」情報が一切届きません。
仮にハグプリ世界が何かある度に分岐する「平行世界」だとすると、「情報を持っていないのに改変や分岐は起きるのか」の問題に発展します。


以上、ざっと見ただけでも鬱陶しいほどごちゃごちゃある。色々と間違いもありそうですけれど、見直すのも辛いほどごちゃごちゃある。
他にも無数にパターンがあるし、「同じ時間にいる二人のトゥモローが同時攻撃」とか「0.…5秒後に転移、0.…3秒前に転移、0.…1秒前に転移、0.…2秒後に転移のように連続起動」とかされると、もう何が何やら。
はたまたこれを「野乃さん視点で見た場合」「第三者視点で見た場合」どうなるのだろう。
考えれば考えるほど厄介なことになるので、トゥモローさんはこんなスーパー化はしないで欲しい。

※思考のために、何度も殴られてくれた野乃さんにありがとう。

参考:
●HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察(一覧)
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「改変世界のルールー」:HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察

2021年01月10日 | ハグプリ最終回考察
私としては「未来不変」を支持していますが、幅を広げるため「歴史改変」の立ち位置でも考えてみる。

注)本ブログでは下記の意味で使用しています。
「歴史改変」:はぐたんの飛来およびその後の活躍により、未来が変わった(パラレルワールドへの分岐ではなく)とする考え方
「未来不変」:未来は変わらないとする考え方
「平行世界」:未来が変わると、世界が分岐する(変化前の世界はそのまま残る)とする考え方

【変わる未来】

歴史改変説の最大の課題は「根拠がない」ことです。というのも「歴史が変わる」とやらが、何がなんだか分からないから。

イメージは分かりやすい。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に代表されるように、「歴史が変わってしまい、主人公が消えていく」ような感じです。ですが物語としては分かりやすくても、設定としては不可解すぎます。
素直に考えるなら、タイムトラベルした時点で世界の質量(エネルギー)が変わりますから、いきなり歴史は変わる。これは近い未来から過去へのタイムトラベルを例にすると分かりやすい。

例)
 1月10日から、1月9日にタイムトラベルし、自分自身に出会った。
 そのまま滞在して1月10日を迎え、なし崩しで11日まで滞在した。

たったこれだけで歴史改変世界では説明が破綻します。
この後、気が向いて出発日の10日に戻ると不可解なループに突入するし、戻らないままなら同一人物がふたりいる状態でずっと存在できてしまう。大袈裟に何かをするまでもなく、あっさりと歴史が変わります。

実際これを避けるためか、「歴史改変」を採用している話では「過去の自分と出会う」ような短期間でのタイムトラベルをしない傾向があるように思えます。逆にそれをやるタイムトラベルものでは「未来不変」が多い。(例:ロバート・A・ハインライン「時の門」や「輪廻の蛇」。基本は歴史改変設定の「ドラえもん」も、短期間でのタイムトラベルでは未来不変に沿っている)

「歴史が変わると自分が消える」等も不可解です。
素朴に考えるなら「消滅」のような極端な現象の前に、「考え方や性格や記憶が変わる」などの方が先に起きるはず。一人称が「俺」「私」「僕」と目まぐるしく変化したり、記憶が書き換わって言動に整合性がなくなったり。
そしてその変化によって過去が更に変わります。変化が繰り返されるので、視聴者目線では訳の分からぬストーリーに陥ってしまう。
もしくは「その繰り返しの変化が収束した結果が、今見ているストーリーである」とも言えますが、それはもはや「未来不変」と区別がつきません。「もうこれ以上は何度繰り返しても変化はしない」のだから。

このように「歴史改変」を下敷きにすると、考察不能の破綻した設定に陥ります。「歴史改変」を前提にした時点で、考察は成り立ちません。

ただ「だから悪い」でもない。

私らは論文や設定集を読みたいのではないので、設定に穴があっても物語として魅力的なら構わないです。言い換えると「歴史改変」説の肝は物語性です。
ハグプリでいえば、2020年夏頃にTwitterで話題になった「歴史改変」説も、考察としては致命的な問題(※)がありますが、語り口でカバーされています。

※アイデアの二本柱である「オリジナルの野乃はなは孤独だった」と「プリハートの本来の持ち主」が相互に矛盾している。
おそらく投稿者本人も気づいており、全体を短文で区切って投稿することで、矛盾に気づかずに読めるようにフォローされている。

【改変がもたらすもの】

前置きが長くなりましたが、以上を踏まえた上で「歴史改変」を前提に検討してみる。

「歴史改変を前提にした時点で考察は成り立たない」とは書いたものの、何か取っ掛かりとなる根拠は欲しい。「歴史改変だとすると、おかしなことになる」のだから、「おかしな点」を探すのが良さそうです。
不適切を承知で例に出すと、具体的には「ドラゴンボール」のトランクスの「19号20号」発言のようなもの。ストーリー上明らかにおかしい(しかも劇中でフォローもない)のですが、そのおかげで「あの発言をしたトランクスと、その後のトランクスは別人では」の考察に発展させられます(但し「ドラゴンボール」は歴史改変ではなく、平行世界設定)。

ではハグプリで「おかしな」ところはといえば、ひとつあった。「死んだようにしか見えない敵幹部が、平然と再登場している」です。
特にトラウムは、ルールーとのやり取りを見ても消滅したとしか見えませんし、その割には再会がやたら軽い。当時、リアルタイム視聴できなかった影響もあって、「1話飛ばしたかな?」と素で確認したほど。
なので、これを「歴史改変の証左だ」としてみる。「浄化されたことで未来が変わったため、浄化されたこと自体がなくなり、彼らの死亡イベントがなくなった」とかです。
細かな部分は後々でどうにかするとして、その路線でいくなら、同じく敵組織にいたルールーも同様です。
彼女はあからさまな「消滅」描写はなかった気がしますが、「記憶を消去」→「復活」があるので、それを当てはめればなんとかはなりそう。

仮説『歴史が変わったのでルールーは蘇った』


(「HUGっと!プリキュア」17話より)

本来の歴史では彼女は普通に撃破されており、そのショックもあってハグプリチームは瓦解したとか何とか。
この仮説を使うなら、4つ目のプリハートが2つに分離した背景も色付けできます。改変後の未来にて、ルールーがプリキュアとして戦っていたからでしょう。可能性として2パターンある。

●パターン①『ルールーは4人目のプリキュア』

野乃さんらが使っているプリハートは、未来にてトゥモローさんの他3名が使っています。この3人の内の一人がルールー。
雰囲気的には一番右がルールーっぽいかしら。


(「HUGっと!プリキュア」40話より)

「あのプリハートは、現代ではえみるが所有者。未来ではルールーが所有者。だから2つに分かれた」といった具合。

ただストーリーとしては受け入れやすいですが、幾つか無理がある。

このパターンだと、ハリーが持ち込んだプリハートは当初は3個だったはず。彼の記憶にあるトゥモローチームも3人編成になる。その後歴史が変わり、ルールーがプリキュアになれるようになったので、4個目が現れ、ハリーの記憶も改竄されたことになってしまう。ややこしい。
もしくは元の歴史でも4人編成だったが、ルールーとは違う誰かが4人目だった。ルールーが4人目に改変されたことにより本来の4人目は抹消され、ルールーに置き換わった。元の娘さん、気の毒。

前述したように、歴史改変を前提にすると必然的に発生する齟齬なので、「気にしない」で済ませても良いのですが、引っ掛かりはします。

●パターン②『ルールーは5人目のプリキュア』

最終回2030年に研究室で誕生したルールーが健やかに育ち、2043年にトゥモローチームの5人目として参戦する…という未来に変わったことにより、5個目のプリハートが出現した。

「4個目から分裂した」かのような描写を重視するなら、2043年シリーズにおいて、何か魂をわけあうとかそんな感じのエピソードを経て加入するんでしょう。
今のところ事例はありませんが、「変身不能に陥ったムーンライトが、和解したダークさんとペアで変身するようになった」みたいなイメージ。

これならパターン①の不整合は切り抜けられます。ただこのパターンだと「えみるとルールー」の特別性が薄れてしまう。未来において、ルールーはえみるではない誰かとペアで変身していますので。

ありきたりな解決策でいえば、「未来でのルールーのペア相手は、えみるの娘」とかはどうだろう。
「娘だからといって、親の写し身かのような関連性を持たせて良いのか」の懸念はあるものの、野乃さんとはぐたんの例もあるし、まぁどうにか。

違和感があるなら「えみるの後継者的な人」。たとえば、えみるの歌に感化されたとか、そういう子。

それも微妙ならゴリ押しです。「トゥモローチームには、愛崎えみる(37歳)もいた」としよう。
髪の毛的には右から2番目でしょうか。これなら2043年にえみるをプリキュアとして参加させられるし、みんなハッピーな気がする。

『2043年。元の歴史において、えみるはハグプリチームの唯一の生き残りとしてトゥモローチームに参加した。
そして長年の戦いとかが原因で変身不能に。それもありハグプリチームは敗北、未来は崩壊した。
しかし歴史が改変されたことにより、ルールーが追加加入。えみるも復活し、共にプリキュアになったことで勝利へ。こうして未来は救われた』

2018年にプリハートが分裂したのは、2043年にも同じことが起きた(起きる)から。
諸々の齟齬を見逃せば、何となく物語として成立させられるかもしれない。

参考:
●HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察(一覧)
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「3つ目のパラレルワールド」:HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察

2021年01月03日 | ハグプリ最終回考察
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
新年早々、相も変わらず続けてみる。

【はぐたんへのささやかな贈り物】

パラレルワールド説では「はぐたんが未来からやってきたので分岐した」かのような説明がなされているように見えます。

A:2018年はぐたんが来なかった世界
B:2018年はぐたんが来た世界


(「HUGっと!プリキュア」1話より)

ですがパラレルワールドの観点では不足があるように思う。
例として、短編SF 「時間飛行士へのささやかな贈物」(フィリップ・K・ディック)を挙げてみる。

(あらすじ引用)
アメリカで行なわれた国家的なタイム・トラベル実験で、タイム・トリップ中に爆発事故が起きた。ひとつの空間に同時に複数の物体は存在できないという原則を破ってしまったらしい。時間飛行士たちの運命は…。
(引用終わり)

1週間後の未来に降り立った時間飛行士が見たのは、1週間前への帰還に失敗した自分達の葬式だった。失敗の原因は明白。何かをタイムマシンに持ち込んだせいで、過去に戻ると同時に事故が発生、死亡したらしい。
原因は明白なので避けるのは容易です。わざわざその「何か」を持ち込まなければいい。
ですが現にそれは起きている。では彼らは避けるべきなのか、意図的に事故を起こすべきなのか。

仮にパラレルワールドが生まれるとして、この例では「これから事故を起こす」「事故を防ぐ」に分かれます。分岐の原因は過去ではなく、未来での行動です。
私たちは何となく「過去が変わったので分岐する」(はぐたんがやって来たので分岐する)ように思ってしまいますが、発端は未来。「未来での行動」(はぐたんが過去に向かった)により「未来」が分岐します。
つまり世界はAとBの2つではなく、3つでは。

A:
2018年はぐたんが来なかった
2043年はぐたんがタイムトラベルした世界

B:
2018年はぐたんが来た世界

C:
2018年はぐたんが来なかった
2043年はぐたんがタイムトラベルしなかった世界

ではこれで全部だろうか。
「未来に戻る」という行為でも世界の分岐は起きえるので、実際にはこうではなかろうか。

A:
2018年はぐたんが来なかった
2043年はぐたんがタイムトラベルした世界

B:
2018年はぐたんが来た
2019年ルールーらが未来に戻った世界

C:
2018年はぐたんが来なかった
2043年はぐたんがタイムトラベルしなかった世界

D:
2018年はぐたんが来た
2019年ルールーらが未来に戻らなかった世界

これを念頭に置くと、厄介な問題が見つかります。

【増殖するルールー】

世界Bのルールーらが未来に帰還する際に、正しく世界Aに戻れるんだろうか。うっかり世界Cに行ってしまうと厄介です。
(スティーヴン・バクスター「タイム・シップ」(ウェルズの「タイムマシン」の続編)では、これがテーマになっています)

解決策としては「世界Aと世界Bはトンネル的なものでつながっている」とかでしょうか。劇中でも「時間がたつと帰れなくなる(つながりが切れる?)」と説明されていますから齟齬はない。
ですがこの時、世界Dの存在が厄介です。

世界Dのルールーらは何らかの理由で一旦は未来への帰還を取りやめています。
ところがその翌日、心変わりして帰還することにしたらどうなるだろうか。

「世界Aとトンネル的なもので繋がっている」のだとしたら、世界Dのルールーらも世界Aにタイムトラベルしてしまいます。そして世界Bの自分たちと顔を合わせる不可解な事態に発展する。

それだけではない。世界Dのルールーらが帰還を決めたなら、再度分岐が発生します。

D:
2018年はぐたんが来た
2019年ルールーらが未来に戻らなかった
その翌日、やっぱり戻ることにした世界

E:
2018年はぐたんが来た
2019年ルールーらが未来に戻らなかった
その翌日も戻らないままの世界

もちろん世界Eのルールーが、その翌日に心変わりして未来への帰還(世界Aへの帰還)を試みる可能性もある。
その場合、世界Aには世界B・D・Eの3人のルールーが出現します。更に世界Fが新たに生まれ、その世界のルールーも世界Aへの帰還を試みる。以下、エンドレス。

また、それ以前の問題として、世界の分岐を誘発するのはタイムトラベルだけなんでしょうか。
未来は変わるのであれば、ありとあらゆる行動や現象により、世界は凄まじい勢いで分岐していきます。
(より正確にいうなら過去・現在・未来は同時に存在し、無数の夥しいパラレルワールドが同時に存在する)
それならば世界Aに帰還するルールーの数はとんでもないことになります。世界中がルールーによって埋め尽くされる…。再会したえみるの心境やいかに。

ただ、ルールーらはこんな現象を予期しているとは思えません。それならば「起きない」のでしょう。
これはある意味フェルミのパラドックスに近い。無数に世界があるのなら、どうして異世界の自分と出会わないのか。

現実世界であれば説明は簡単です。「平行世界とは、いかなる情報のやり取りもできない世界のこと」だから。よって「異世界に行く」ことが定義からいってできない。
では実際に行き来しているハグプリ世界ではどうなんでしょうか。

打開策としては「世界Aは最初のルールーらが帰還した時点で分岐する」とかかしら。

A1:
2018年はぐたんが来なかった
2043年はぐたんがタイムトラベルした
2044年ルールーらが帰還した世界

A2:
2018年はぐたんが来なかった
2043年はぐたんがタイムトラベルした
2044年ルールーらが帰還しなかった世界

世界Dのルールーが戻るのは世界A2であれば、ルールーが増殖するような混乱は起きません。が、世界Dはどうして世界A2とつながってるんだろうか。
世界Bのルールーが世界Aに戻った時点で、「世界B-Aのコピーとして、世界D-A2が生まれた」のだろうか。
分からなくはないのですが、仮にそうだとすると、世界Bのルールーはどうあっても根本的には未来を救えません。自分が未来に戻ったことにより、「戻らなかった世界」が生み出されてしまうので。
まぁそれでも、やる意味があるといえばある。少なくとも「自分たちが戻った世界」が一つは生まれるのですから、それはそれでよいとも。(蛇足ながら「ドラゴンボール」のトランクスはこの価値観に基づいてタイムトラベルしている)

【孤独なえみる】

ただそれでも問題は残ります。えみるです。
この理屈に則ると、仮に「未来で問題を解決したルールーが戻ってきた」あるいは「何らかの方法で未来に行く手段をえみるが手に入れた」としても、その行き来により新たに世界が分岐してしまい「再会できた世界」と「再会できなかった世界」が生まれてしまいます。どう足掻いても孤独なえみるとルールーが残ってしまう。

それならまだ良いかもしれない。先ほど「世界BとAはトンネルのようなものでつながっている」としましたが、このつながりが切れてしまった後に、タイムトラベルを試みるとどうなるのだろう。

えみるが未来に向かう方法はある。高速で動けばいい。でもその方法で未来に行けるのは世界Bの未来なので、世界Aに戻ったルールーはいません。
ルールーが過去を目指したとしよう。そこにいるのは世界X「2018年はぐたんが来なかった世界」のえみるです。世界Bとのつながりは切れているので、行けるのは世界Aの過去(そして分岐する)。ルールーの知るえみるではありません。
仮に彼女たちがこれに気づかずに、決死の覚悟でタイムトラベルを試みてしまったら、起きた結果に愕然とするに違いない。辛い…。

こうなってくると、ルールーらのやっているのはタイムトラベルではなく、ただの異世界航行です。パルミエやトランプ王国と同種の「異世界」と認識した方がいい。
実際、劇中で野乃さんらは「タイムトラベル」という単語は使っていなかった(少なくとも頻繁には)ように思うので、あれは「ミライ」という名の異世界だと考えた方がいいのかもしれない。
そしてそれならば、なんでわざわざ「未来」と呼んだのかが疑問です。視聴者の私たちには「その方がイメージしやすい」利点はありますが、劇中人物にとっては無駄な混乱を招くだけ。ジョージの不可解な行動(彼は分岐世界と認識しているようには見えない)に象徴されるように、根幹に関わる部分に齟齬をもたらします。

結局のところ、次から次に問題が出てくるのは、パラレルワールドを前提にしているからに思えます。
シンプルに「単一世界」を前提にした方が、すっきりするんじゃなかろうか。

参考:
●HUGっと!プリキュア 愛崎えみる研究室問題考察(一覧)
コメント
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