魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

なが生き

2016年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

永六輔、ザ・ピーナッツ、ともにおひつじ座が、亡くなった。土星が来ると死ぬ人が多いが、天王星も凶星だから、奮闘の末に亡くなる。この数年、有名人で真っ先に亡くなったのが、キャンディーズのスーちゃん(田中好子)だが、その後、亡くならなくても、色々さんざんな目に遭っている人が多い。色々というのは、良い事でも目立った人がいるし、それがまた急転直下、悪評になったりする。

永六輔、ザ・ピーナッツと言えば、60年代のテレビ全盛期を担った人々で、昨年亡くなった野坂昭如などと並び、一つの時代が終わったことを強く印象づける。
昭和天皇の後を追うように、美空ひばりや手塚治虫が亡くなった時のことを思い出す。あれからもう、すでに30年近い。

この歳になると、10年20年が、あっという間だ。先日、鶴瓶が、「一ヶ月がメチャメチャ早い」と言っていたが、鶴瓶ほど忙しくなくても、やっぱり早い。
年寄りが40年使っていた扇風機が火を吹くような事故。信じられないような話しだが、近頃、自分も用心しなければと思う。

時が過ぎれば、知らない間に物事が逆転している。
今回の参院選で、自民党が圧勝した。18歳からの選挙に若者の多くは自民党支持だった。昔、若者は圧倒的に反自民だったから、与党自民党は若者の多い都会の選挙区票の格差是正に消極的だった。しかし、今回の傾向でも解るように、今なら、大都会に割り振る方が自民党にとっては得策かも知れない。

今回の1人区の勝敗で、東北がほぼ野党で占められ、西日本は自民党が圧勝した。
昔とまるで真反対のような図柄だ。
これを見ると、自民党と反自民党の意味が、逆転したのではなかろうかと思う。

昔、ある運動を全国の該当グループに呼びかけたところ、ほとんどの地域から賛同と参加の返信が届いたが、半年経っても東北からは皆無だったことに、愕然とし、東北の感性の保守性を思い知らされた。ちなみに、真っ先に返信が来たのは沖縄だった。
蝦夷は大和朝廷に従わず、伊達政宗もすぐには秀吉に従わず、明治維新ではあの悲劇に見舞われた。

その東北が今回、反自民に染まっている。今、政策にかかわらず、野党のだらしなさは野党支持者まで認めるところだが、その今、東北が野党支持をしていることの意味は、時の趨勢という観点から見れば、自民の方がダイナミズムのトレンドと言うことだろうか。

なぜこういう逆転が起きたのか、色々な要因があるだろうが、やはり、時代の空気、周期律による、必然なのだろう。
長生きはするものであり、長生きはしたくないものだ。


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