近頃、北朝鮮が威嚇したことで、ようやく原発テロ訓練を始めた。
「国民の皆様に安心してもらえる効果があった」と言うように、所詮、パフォーマンスだ。訓練報道を見て、却って不安になった。
原発テロは、大量殺戮を意図する、紛れもない戦争だ。
人質事件や銀行強盗ではない。手段を選ばず、原発を破壊することだけが目的だ。人が近づいて破壊をすることもあるかもしれないが、北からの通常ミサイル一発でも、核爆弾なみの効果が出る。
軽飛行機やハイジャックなど、もっと簡単な手はいくらでもあるし、北のオンボロ潜水艦や、漁船から上陸し、離れた位置から迫撃砲を撃ったり、近づいてバズーカ砲を撃つこともできる。
ああいう訓練を見ていると、一体、北やテロリストのつもりで、原発破壊を真剣に考えたことがあるのだろうかと、イラ立ってくる。
ネズミ一匹でも危険に陥るような、無防備な施設は、攻撃する側から見れば、あまりにも簡単だ。
カメラ付きラジコン飛行機に爆弾を積んで、電源に体当たりさせるつもりなら、今日にでもできるだろうし、そこまでしなくても、大型のタコから、ダイナマイトを落下させるのも簡単だ。
とにかく、本気で原発を破壊しようと思えば、中学生でもできる。
今の原発は、性善説のヌーディストクラブだ。
活断層云々も、現実性の無い枝葉末節で、推進・反対両者の駆け引きに過ぎない。
原発は受け身の核兵器だ。設計段階から先ず鉄壁の防御を考えるのが大前提で、地下千メートルぐらいの所に設置できなければ、始めから造ってはいけない代物だろう。
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