魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

ミニ事故

2015年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

大学生がレンタカーのワゴン車に、定員の二倍の12人乗って横転し、ケガをした。
ハンドル操作を誤ったと言っているが、荷物を二倍乗せれば、通常の運転はできない。
まして、シートベルトをしない人間は、カーブの遠心力で動き、重心が不安定だ。
本当のところ、運転できないわけではないが、この基本的な認識がなければ、必ず事故を起こす。

もし、どうしても運転しなければならない時は(災害時など、馬鹿正直に法律に従ってはいられない)、それなりの運転のコツがある。しかし、この非常運転は、一度でも体験していなければ、よほど勘の良い人でなければ不可能だ。
また、体験していなければ、こういう運転がいかに危険か理解できないから、安易にやってしまう。

自動車学校では、とにかく型通りの運転だけを教え、非常な運手をしてはいけないことだけを教えるが、実際には、してはいけない運転が、いかに危険かを体験させることのほうが、重要なのではなかろうか。
自動車学校という、特殊な環境ならではの体験をすることによって、危険な運転の意味を知り、実際に運転する時、無謀運転を思いとどまらせることができる。また、いざという時の非常事態にも対処できる。

自動車学校で体験させないから、今回のような無謀運転や、飲酒運転を安易に行う人が増える。また、雪道や浸水道路の運転も、実践で覚えることになる。

日本の学校の考え方はすべてそうだが、実践のためではなく、試験のためだけにある。
自動車学校も、細かいルールや所作を教えることより、運転の心得を実感できるように、実践的に教えることのほうが重要だし、また、その前に、免許試験のあり方も微細なテクニックより、シュミレーターなどによる、不測の事態への対応力テストを重視したほうが良いのではなかろうか。

射手座、土星時代ならではの問題として、考えさせられた。
(自動車、学生、12人=3、すべて射手座。重量オーバーは土星)


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