魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

新党小池3

2017年10月02日 | 占いばなし

ところで、保守同士の決戦、関ヶ原。
慌てた与党は、野党合流を、大義無き野合だと攻撃しているが、大義が無いのはお互い様だ。むしろ、与党の安倍三成の方が既存の枠組みだけを計算して、野党壊滅を狙ったのだろうが、窮鼠が猫を噛むという、ダイナミズムを理解していなかった。
牛から飛び降りて江戸に下った途端に、背後から宣戦布告をされたネズミ、小池家康は前原正則(福島)の合力を得、体制を整えて西に進軍を始めた。

どの戦争もそうであるように、関ヶ原の合戦も、双方が大義を掲げ、敵を罵る。そして勝てば官軍、負ければ賊軍となる。戦争に大義など無い。
誰が執権しようと、国はそれなりに息をするものであり、その有り様は結局、国民の資質による。国を支えるのは国民であり、戦争も民が支えるから成り立つ。悪辣非道な国家も為政者だけでは成り立たない。北朝鮮が崩壊しないのも、多くの民がそれに荷担しているからだ。第二次大戦中、米国は終いまで日本の内部崩壊を期待していた。

保守同士の決戦が成り立つのも、現在の日本が、右傾化しているからであり、そのことに国民自身が気づいていない。ヒトラーの時代、ドイツ国民はヒトラーを熱狂的に支持していた。
一方で、理想を追う左派勢力も、東西保守決戦の規模に圧倒され、自分たちが目指すものを忘れてしまっている。小池新党に袖にされそうだからと、今更ながらに、新党を結成すると言うが、これだから左翼は衰退した。主体的旗揚げではなく、落ち武者の隠里だ。

志があるなら、関ヶ原の黒田如水のように、独自の領域を確保し、次の時代に備えるべきだ。
名は体を表すと言うが、社会党の成れの果ての「社民党」は、社会党時代の宿敵、民社党をイメージさせ、せこい印象がある。そしてどんどん消えていった。
小池にハジかれた民主党左派は、立憲民主党を想定しているという。これを略せば「立民党」だ。語呂も悪いし民主党の悪印象が残る。
「民主党」は混ざり気の無い良い党名だが、自らイメージを潰してしまった。元々が、日本アカデミー賞のような、恥ずかしいパクリ印象もあった。
どうせなら、この際、社民党も合流して、もう一度「社会党」を復活するか、憲政党のように、解りやすく、世間に馴染んでいる名称にして、心機一転出直した方がいいだろう。


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