魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

お爺さん

2022年03月01日 | 日記・エッセイ・コラム

NHKの「よみがえる新日本紀行」1969年の、「南栃木」冒頭で、渡良瀬川の渡し守が74歳の老人であると紹介していたので、
童謡の「船頭さん」の、「村の渡しの船頭さんは今年60のおじいさん」を思い出した。
いつの童謡か調べると、1941年発売だった。
28年の間に、「おじいさん」は10歳以上、繰り上がった。
現在、観光で船頭をしている人は64歳だが、これはおじいさんとは呼べない。
すると、歳をとっても「元気いっぱい櫓がしなる」と言われるのは、今では何歳ぐらいからだろう。
単純計算すると、1969年から53年でざっと20歳繰り上がることになり、90歳ぐらいになるが、ありえない話でもない。
何年か前に80代でビル掃除をしている女性がいて驚いたが、90歳の今でも続けていると聞いて、拝みたくなった。
個人差があるので「今年90のおじいさん」が櫓をしならせても不思議ではない。
もっとも、櫓をこぐ船や渡しは今時、滅多にないだろうが

74歳の知人が、ワクチンも3回接種した上で、終活や病気や死に方の話ばかりをしていたので、
「考えても考えなくても、どうせ死ぬんだから、死なないつもりで今日のことをやった方が生産的だと思うけど」と、思わず言ってしまった。