魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

亡国の宴

2011年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

野党は内閣不信任案を出すそうだ。与党の一部も応じる勢いだ。
一体この国の政治屋は、あるいは、それに呼応する国民は、何を考えているのだろう。

菅内閣が良いとか悪いとかの問題ではない。政局しか考えられないことが問題なのだ。
203高地攻めの乃木軍のように、状況がどう変わっても同じ事しかできない。これを、「一つ覚え」と言う。

半年かけて6万の死傷者を出しても陥落しなかった要塞を、児玉源太郎が見て、28センチ砲を取り寄せ、1日で陥落させた。
筋道論や観念論より、現実直視の発想と行動こそが国難を打破する。

しかし、この国の情緒は、児玉源太郎より、乃木将軍を愛し崇拝する。
菅下ろしの大合唱の中で、政界には「菅は嫌なやつだ」と言う声があるそうだ。人には好き好きがあって当然だが、ここはそういう問題ではないだろうと思うのだが、実際は、こういうムードが案外、歴史を動かす。

政界は、自動車人間で言えばボディーの世界だ。
ボディーとシャーシは相性が良いが、エンジンとは相性が悪い。
エンジンの政治家と言えば、鈴木宗男、麻生太郎、森喜朗・・・
ガンバリ屋だが、がさつで脇が甘く、尊敬されない。

ボディー鳩山、シャーシ小沢、エンジン菅。
水瓶、双児、天秤の「風の星座」で政権交代を果たしたものの、
鳩山・小沢と、菅は相性が悪い。
何事も、相性の悪い人間が力を合わせてこそ、強力になるが、一度狂い始めると収拾が付かなくなるのが悪相性。原子力制御と同じだ。

与党は権力闘争、野党の失地回復・・・ここまでトコトンの連中は、まとめて捨ててしまいたい。一体何様だと思っているんだろう。
うたを忘れたカナリアは・・・
「鳴かぬなら・・・・・・・ホトトギス」

維新だ、維新だ
もし、万が一、内閣不信任、解散総選挙のような、バカげたことになったら、地域連合による反既成政党と言う党を結成して、憲法改正、政治制度革新をスローガンにして戦えば、圧勝しそうだ。
ネーミングは「勤民党」かな

橋下知事ではないが、国会議員など50人でいい。反既成政党で圧勝した後、憲法改正で50人にし、連邦制の議員に還元し振り分ける。

まあ、宇宙人でも来ない限り、そんなことは、起こらないだろうが、ここまで統治意識が落ちれば、他国に支配されるよりは、クーデターの方がましだ、ということになるかも知れない。

・・・そんな妄想をさせないで欲しい
「先生」方は、自分が何のためにそこにいるのか、もう一度顔を洗い、天を仰いで考えて欲しい。
繁栄の極みで亡んだ国は少なくないのだ。