魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

射手座の効用

2007年11月15日 | 星の流れに

東京モーターショーが目標入場者数を下回ったそうだ。
当然だ。むしろよく集まったものだと感心する。
環境とか言いながらも、相変わらず「車」を売ることしか考えていないから、何を勘違いしているのかとあきれていた。
食糧難の時代に、厨房セットの展示会をしているようなものだ。

かねがね、腹立たしいのは、ハイブリッドカーで、
根本的変換をせず、絞りカスを、もう一絞りしたSONYの「フラットテレビ」と同じ過ちだ。あれで薄型TVの普及は10年遅れた。
SONYは結局、液晶テレビに全く出遅れ、それでもまだ懲りずに、プロジェクションTVを売ろうとし、それで失敗すると、今度はサムソンを利用しようとして、逆に利用されたようだ。
ハイブリッドカー全盛の今こそ、むしろ、次世代エネルギー車の出番じゃないですか。

入場者が目標を下回ったことで、業界は見直しを図るそうだが、これこそ木星・射手座の効用だ。自動車産業の改革につながることは確かだろう。

しかし、
環境をいうなら、燃料電池などへの変換は当然としても、
「交通システム全体」の新コンセプトを提示してほしい。
このままでは、自動車産業は近い将来、過去の産業になるだろう。

自動車業界はこれだけ大きな産業なのだから、自然エネルギーなど、率先して産業そのものの方向転換をする責務があるはずだ。
飛行船、ハイブリッド帆船、超小型車、車の鉄道輸送システム・・・など
ソフトも含めた、交通システム全体へのヴィジョンを示してもらいたいものだ。
飛行機を作ってるようじゃ無理か。

この半世紀で衰退した産業や技術を考えてみると、
蒸気機関車、石炭、林業、農業、郵便、呉服、出版、新聞、フイルム、レコード、質屋、デパート、問屋、市場、造船・・・きりがない。もちろん、まだ元気そうなものもある。
しかし、何れも、昔は花形だった。
時代が変われば、ウソのように衰退する。
自動車産業だけが例外ではなかろう。


瑞雲

2007年11月15日 | 占いばなし

船場吉兆の釈明会見を、チラッと見て笑った。
嘘をつくならもっと自然に喋ったらどうだと思った。
何とも仰々しい言い方と単語。バレバレではないか。

さんまが、「浮気で後ろめたい時には瞬きをしない!」と言っていたが、とにかく、人間、嘘をつく時には不自然になる。
加えて、根拠が無いと、大声やオーバーアクション、事柄の羅列、終いには逆ギレと、何とか「相手に発言させずに押し切ろう」とする。
そう言えば、近頃の歴史学者に流行っているしゃべり方は、妙に歯切れがいい。歴史はみな仮説だから、自分でも不確かなことを人前で話す時は、思わず「勢い」で話そうとするのだろうか。
史学者と一緒にしては申し訳ないが、「勢い」なら北朝鮮の放送にかなうものはない。

このところのニュースは、ずいぶん面白いものを見せて貰う。
人が、嘘をつく時どんな顔するのか
ばれたら、どんな顔をするのか
各人各様のウソ顔が見えて面白い。

とは言っても、どの人も責める気にはなれない。
ルールというものは、取り決めに自分が直接参加した意識がなければ、何とか引っ掛からないように、何とかバレないように、どうにかすり抜けようとしか考えない。

本当は、民主主義では自分も参加してるはずなのだが、「お上のお沙汰」だと思うから、賞味期限や消費期限の基準に抗議したり、改善を訴えたりしようとは思わない。

ルールを何とかすり抜けようと長年続けてきた努力の最大のものが、
憲法の拡大解釈というわけだろう。

ところで、
捏造、偽装の魚座時代。魚座に関係する文字として「宮」は挙げたが、どうも・・・「福・幸・吉・兆・望」なども「夢」に類する言葉として、魚座と言えそうだ。どれも実体がない。