『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

『スッタニパータ』136  ブッダからみた世襲制

2009年09月08日 | お経の紹介『スッタニパータ』
『生まれによって賤(いや)しい人となるのではない

 生まれによってバラモンとなるのではない

 行為によって賤しい人ともなり

 行為によってバラモンともなる』


          (『ブッダの言葉』 中村 元訳 岩波文庫 より)


先日、衆議院選挙がありました

世襲制が一つの争点になっていましたが、ブッダからみればポイントは一つです

ここで取り上げさせていただきましたお経の内容に尽きると思います

ブッダ在世当時、カースト制度という身分制度があって人々は職業などを厳しく制限されていました

位の高い人の子供は位の高い人へ

位の低い人の子供は位の低い人へ


当時当り前であった差別の仕組みに、ブッダが一石を投じたメッセージがこもったお経です

出生・生まれは関係ありません

人は、その行いによって良くも悪くも評価されます

その人の行いによって人間性が決まってくるのです

行いによっての人間性で人を見ていくべきとブッダは教えてくれています

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