『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

心の健康は長寿を呼び込む

2008年02月22日 | 人間個体の構造の解明

最近心の病気が多いですね
心は目に見えないから
分かりにくいのです
体は目に見えるから
どこが悪い、と病気の種類がわかるのです
しかし実際心は体と同様に傷もつくし病気にもなるのです
心にもかすり傷、出血多量になる傷
ウイルスやがんなどの様に
体と同様に様々な心のけが、病気があるのです
でも目に見えないから多少のかすり傷、打撲では
自己認識できないので
うっかり見落としてしまう
だから気付いたころには
大変なことになってしまう場合も多々あるのです
心の傷・病気を治すためには
私の知るところ
ブッダの智慧を学ぶのが有効です
なぜならば
ブッダは人間の心を観察し
そして洞察して
心の仕組みを解明したからです
人間世界の真理を解明したブッダの智慧をもってすれば
心の病気を治すことができます
心の健康をしっかりと保つことができます
昔から仏教の坊さんは
長寿の人が多いです
それはひとえに
ブッダの智慧の実践のもとに生きているからです
そして心の病気を
自己認識して自己治癒しているからです
人間は体の健康を気遣うより
心の健康を先に気遣ったほうが
長寿になる場合あるのです
ブッダの智慧を学ぶ大きな利益の一つとして
長寿があるのです

五感

2008年02月12日 | 人間個体の構造の解明
人間は、この世界における全ての情報・現象を『五つの感覚器官』を通してのみ得る事ができるのです
その五つとは眼・耳・鼻・舌・体であり、その五つそれぞれが色・音・匂い・味・触(温度・硬さ)を感じるのです
この『五つの感覚器官』というフィルターを通して、この世界を感じ、生きているのです

このフィルターがこの世界をどう感じて、何を選んで、何を心に運ぶかによって『幸せ』にも『不幸』にもなるのです
『煩悩』はすべて『欲』です
『欲』を『欲』と知り、『欲』を捨てて『欲』から離れ続けていれば、『幸せ』への道を歩んでいくでしょう

苦しみは執着より起こる

2007年12月24日 | 人間個体の構造の解明
人は渇愛により
愛執・妄執を起こし
そして執着するのである

体の率直な欲望に従って
好みのものを選別し
好みのものに印をつけ
好みのものに心のひもを縛り付けるのである
そして気付かない内に
自分の心を執着で
雁字搦め(がんじがらめ)にするのである
様々な悪不全の心・煩悩を心に生じさせ
煩悩を心に雁字搦めにする
そして心に煩悩の蓋をする訳だから
煩悩は心を離れず
我々を苦しめる
心が渇愛・愛執・執着に捕らわれ
そして悪不全の心・煩悩に捕らわれている
心がそれらにガチガチに縛られる
心は無常・無我の真理から離される
心は自由自在に動けない

それゆえブッダは
それらの仕組みに気づき
執着・愛執・妄執・渇愛に
縛られている心のひもをほどき
苦しみ少なく
心が自由自在に動けるよう
真理の智慧の力を学びなさいと
言うのである


ブッダが教えてくれたこと

2007年12月21日 | 人間個体の構造の解明
人はなぜ悪い事をするのか
人間の体自体が
生理的に
自分の体を守る為の
物質・環境を得続けなければ
死んでしまう生き物だからである
その延長線上に欲望が生れ
他から奪い続け
悪事を働くのである

人はなぜ善い事をしないのか
人に何かを与える事は
自分の体を、自分を守るものを
手放していくことであると
勘違いしているからである



人はなぜ悪い事をしないのか
自分の痛み・苦しみが
他人にもあることを知り
人を傷つけることが
自分を傷つけ
自分を苦しめる事を知っているからである

人はなぜ善い事をするのか
自分の喜びが
他人にもあることを知り
人を癒すことが
自分を癒し
そして自分を幸せにさせると
知っているからである



ブッダの心を知らなければ前者に近づき
ブッダの心を知れば後者に近づく
いい人間になれと
ブッダは教えてくれる

人間個体の存在の仕組み

2007年12月14日 | 人間個体の構造の解明
人間個体の存在の仕組みを解明したのが仏教である

我々は生きる

楽しみを知り
苦しみを知り
歓喜し
悲嘆し
好きになり
嫌いになり
悩み
老いる

心は無意識に苦しみを嫌って、楽しみを求め
体は勝手に老い、病み、苦しみを求めていく

木は木として正しく生きる
鳥は鳥として正しく生きる
人間は人間としてどうすれば正しく生きる事ができるのか

人間個体の存在の仕組みを知る
そしてその仕組みに基づいて正しい生き方をする

体の奴隷

2007年11月04日 | 人間個体の構造の解明
私たちって体の奴隷になっていませんか


目で見て

耳で聞いて

鼻で匂いをかいで

口で味わって

体で触れて

心で感じて


六つの感覚器官がいいと感じたものを

求め過ぎて

六つの感覚器官が嫌だと感じたものを

遠ざけ過ぎて


自分を苦しめていませんか

他人を苦しめていませんか

自然を壊していませんか