DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

①君とは、欲望だ&②ゆっくり欲望を追求する

2017-09-21 21:57:30 | 日記
(1)
君は、いつも急(セ)き立てられている。
欲望が、君の中に発生し、その欲望が君を急(セ)き立てる。
君は欲望の奴隷だ。
(1)-2
だが、欲望のもつ力は、君の自発性そのものだ。
君とは欲望だ。
(2)
食欲は、身体なしに生じない。
身体が食物を望む。
食欲が生み出す意図(目標)は、食物の身体への取り込みだ。
食欲に急き立てられない条件は、身体の消滅だ。
だが君は死ぬつもりがないから、食欲が消えない。
(2)-2
食欲が君である。
(3)
君は、この世界を知りたい。
好奇心(知識欲)が君である。
(4)
君は、この世界が、善であることを望む。
善への望みが、君だ。
(4)-2
つまり、君は、この世界が、公正・公平・正義であることを望む。
公正・公平・正義への望みが、君だ。
(5)
君は、カネがほしい。
カネへの欲望が君だ。
(6)
敬意を表されること=侮辱されないことへの望みが、君だ。
(7)
友情・愛など、人との共感への望みが、君だ。
(8)
性的欲望も君だ。
(9)
食欲、好奇心(知識欲)、善への望みor公正・公平・正義への望み、カネへの欲望、敬意を表されること=侮辱されないことへの望み、友情・愛など、人との共感への望み、性的欲望、これらの欲望の総体が君だ。
(10)
君は、欲望に、いつも急(セ)き立てられているのが、イヤだ。
しかし、君とは欲望だ。
欲望が、君の中に、不可避的に発生する。
欲望が、意図(目標)を生み出し、君を行動させる。
(10)-2
君は、欲望が生み出す意図(目標)を、ゆっくり追い求めればよい。
そうすれば、欲望が、君を急(セ)き立てる程度が、小さくなる。
(10)-3
欲望は、君そのものだ。(君とは、欲望だ。)
欲望の否定は、君の否定。
だから、君は、君の欲望を否定しない。
君は、節度を持って、ゆっくり欲望を追求すればよい。
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神里達博(1967-)「『冷戦後』の終り」(朝日新聞2017/09/16朝刊掲載):「今後、核保有国の拡大という、危険な時代が到来する」&《感想》究極の現実主義と過渡的な現実主義!

2017-09-21 13:06:29 | 日記
神里氏は、北朝鮮の核・ミサイル開発について、「今後、核保有国の拡大という、危険な時代が到来する」と述べる。

《感想1》
(1)
すでに中国は危険な核保有国である。
日本で、北朝鮮の核の恐怖が喧伝(ケンデン)されるのに、反日教育を行う中国の核の恐怖が喧伝されないのは、なぜか?
今、日本で、中国の核基地攻撃を語る者はいない。
(米国も、中国の核基地を攻撃するとは、言わない。)
実際、中国の核基地攻撃は、軍事的に不可能だ。
外交的話し合いで解決するしかく、現在、日中平和条約が、日中の平和を保障する。
(2)
ロシアも危険な核保有国だ。
だが日本で、ロシアの核基地攻撃を誰も、語らない。
ロシアの核基地攻撃は、軍事的に不可能だ。
外交的話し合いで解決するしかく、現在、日ソ共同宣言が、日ロの平和を保障する。
(3)
かくて、北朝鮮について、最終的には、外交的話し合いで解決するしかない。
条件が整えば、例えば、日朝共同宣言を出すか、日朝平和条約が締結されるべきだ。
そして北朝鮮は、核保有国として存続するだろう。

《感想2》
核による殺し合いは、お互いの不利益だ。
ただし、不利益は、①権力者層・エリート層の不利益、②大企業の所有者の不利益、③大部分の国民の不利益に3分される。
非民主主義国家では、権力者層・エリート層は、自らの延命のため、国民が絶滅しても、気にしない。
(a)
北朝鮮は、非民主主義国家で、かつ権力集中型国家なので、国家が関心を持つのは、権力者層・エリート層のみだ。とりわけ独裁者は、自らの延命のため、平然と、北朝鮮国民を絶滅する。
(b)
中国は、非民主主義国家だが、権力分散型国家だ。
(憲法上は権力集中型だが、広大な中国の権力は、現実には分散する。)
中国は、国家権力の構成が極めて複雑で、権力者層・エリート層内部の競争・闘争が激しい。
かくて、権力闘争にあたり、国民の絶滅は、競争者からの非難理由となるので、普通、選択されない。
中国は、他国との核による殺し合いを、選択しない。
(c)
ロシアは、憲法上、民主主義国家である。
故に、権力者層・エリート層の利益が、国家の利益だとしても、彼らが平然とロシア国民を絶滅することはないだろう。
ロシアは、他国との核による殺し合いを選択しないだろう。

《感想2》-2
北朝鮮の権力者層・エリート層、とりわけ独裁者は、北朝鮮国民を絶滅しても、核を使用する。
しかし彼らは、自らの延命が保障されれば、核を使用しない。
ただし独裁者が恐怖して、暴発すれば、核を使用するだろう。

《感想3》
日本は、民主主義国家なので、権力者層・エリート層、および大企業の所有者が、国民を絶滅する選択はしないはずだ。
人間は、特に権力or金力を持てば、傲慢不遜となるから、国民は絶滅されないよう、権力or金力を持つ者を監視しなければならない。
ナショナリズムは、権力or金力を持つ者に、いつも利用される。

《感想3》-2
人間は、全く、救いがたい存在だ。
究極的には、人間を救うのは、人間の共感、共存を願う人間主義=理想主義だけだ。
理想主義のみが、実は、人間が殺し合いから逃れる、究極の現実主義的方法だ。
しかし、理想主義は、具体的状況において、直ちに、人間の間、また国家間の関係で、有効ではない。
過渡的な、狡知に満ちた現実主義が、重要だ。
またリバイアサン的な独裁的な権力が、殺し合いを回避させることもある。
人間の歴史は、苦渋に満ちる。
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「兎と蛙」(191)『イソップ寓話集』岩波文庫:「人の不幸」によって自分が慰められる!

2017-09-21 10:11:30 | 日記
兎たちがある時、「自分たちは、いつもびくびく生活している」と嘆いた。Once, hares complained, "We always live fearfully."
「人間や犬や鷲に、しょっちゅう襲われ、殺される。」"Humans, dogs, and eagles often attak and kill us."
「こんなことなら死んだ方がましだ。」"In such a bad condition, we had better die."
兎たちは、身投げしようと、皆で沼に向かった。Hares went to a pond in order to jump into it and to kill theirselves."
兎たちが、たくさん近づいてくるのを見て、沼の周りに座っていた蛙たちが、怖くなって、沼に飛び込んだ。
As frogs sitting around the pond saw the hares coming near, they feared and jumped into the pond.
分別ある1匹の兎が、「死ぬのは、やめよう。私たちより、もっと危険なめにあっている弱い動物もいるのだから。」と言った。One wise hare said, “We need not kill ourselves, because there are weaker animals that are in more danger than us.”
教訓:不幸と思っても、もっと不幸な者がいることを知れば、それが慰めとなる。Lesson: Though you think that you are unhappy, the knowledge that more unhappy ones than you exist makes you relieved.”
《感想》
「人の不幸」の捉え方は、様々だ。
①「人の不幸は自分の幸福」と、共感が欠如する場合がある。
②「人の不幸」を知って、同じく不幸な自分が、その人に共感することもある。
③「人の不幸」が、自分よりひどいので、自分が少し慰められることもある。(今回のケース。)
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