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ディズニーシーに一番乗りする方法

2012-10-31 | お出かけ

先週一週間、息子の「誕生日ウィーク」で遊び倒した我が家です。
一日ミラコスタ(ディズニーシーから直接出入りできるホテル)に宿泊し、
全くそのつもりはなかったのですが、「ライド一番乗り」の快挙(と呼べるなら)を
達成しましたので、ご報告。

週末のディズニーがいったいどんな惨状になるかは知らないではなかったのですが、
宿泊が週末にかかってしまったので仕方ありません。

宿泊者特典とも言える「開演20分前の入場」を利用して突入!

口では不承不承のようなことを言いながら、その場になると、これは燃えます。

週末、ディズニーリゾートはなんと開演が朝8時。
知りませんでした。お伽の国の朝は早い。

ただし土日祝祭日に限る。

「ホテルからのお知らせによると7時40分に専用入り口前に来るようにとのこと。


「行く・・・・よね?」
「行く」(きっぱり)

7時に息子をたたき起こすと、疲れているであろうのにがばっと跳ね起き、
「朝ご飯食べてる時間無いからライドに乗ってから食べる」

おい・・・。



ここが専用入り口。
係員が列に並ぼうとする人に宿泊証明の提示を求めます。
左の列は8時に入場しようと並ぶあまりにも多くの人々。

実は前回宿泊したときにはホテル内から直接入れたのですが、
いつから変わったのか「いったん外に出て専用入り口に並ぶ」という方法になりました。
ホテルのロビーを出てすぐ階段を下りるのですが、わたしたちがそこを通ったとき、
誰もいなかったので(案の定説明をろくに読んでいなかった)舞浜駅まで行ってしまい、

「あ、ここかな~たくさん並んでるし。(前の男性に)
あのここ、ホテル宿泊者専用入り口の列ですか?」
「トイレですけど・・・」(困惑の表情)
「あ・・・すみませんありがとうございま/////」

朝っぱらから恥を「一番かき」してしまったわ。



そんなことはどうでもよろしい。
早く入園した人たちのために、キャラクターが総出でお出迎え。
ピノキオに羽交い締めされる女の子。
これ微妙に嫌がってません?



これが目的で宿泊する人もいるのかな。

 

しかし、早く入ったからと言ってアトラクションに乗れるわけではありません。
ここから先には午前8時00分を過ぎないと行くことは出来ません。

 

信じられないくらい静かな瞬間。
ポップコーン屋さんもまだ開業前。

息子の綿密な計画により

「まずセンターオブジアースのファストパスを取って、その後、
レイジングスピリッツとインディアナジョーンズに二回ずつ乗る!」

はいはい。

開園になったとたん、走る息子。

なぜ走る。

こういうときに走るなどと、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」の歌詞にもあるとおり
「紳士(勿論淑女も)たるもの決して走ってはならない。
但し飛行機の乗り換えに遅れそうな場合を除く」

を家訓にしている我が家の後継ぎとして恥ずかしいとは思わないのか。

「ママ、遅い!」

分かりましたよ走ればいいんでしょ走れば。
すると、彼方に見えてきたその景色は!



おお、見るがよい。
レイジング・スピリッツの前で、我々の一番乗りの健闘を讃えるために、
キャスト(従業員ね)が総出で手を振って迎えてくれているではないか。



「もしかして一番乗りですか?」
「そうです!おめでとうございます!」



最初の客には入り口からライドまでアテンドがつきます。
そして、たった二人で乗車。



朝一番の一番頂上から眺める景色は、お目に掛けられず残念ですが、最高でした。

以後、午前中は次々とファストパスを取りまくり、
この日は5時には次の予定のためパークを後にしたのですが、
「なんだか平日よりもずっとたくさんのアトラクション行ったね」
と二人で感心するほどの充実ぶり。

というわけで、「宿泊し、全力疾走し、そしてファストパスを乗ろうが乗るまいが、
取れる時間になったらさくさく取り粛々と予定をこなす」
というのが、休日のDRの効率的な楽しみ方であると会得しました。

・・・・会得したからなんだ、って話でもあるんですが。



朝ご飯を食べなかったので、何か食べようと言うことになり、
ご飯を薄いポークスライスで巻いたおにぎりのようなものを
(不本意でしたが)半分ずつ食べ、朝ご飯の代わりにしました。

ここでふと上を見やるとこんな看板が。



息子が見つけたのですが、この下の段に書かれた

「厳格なコーシャの小ダラ」

アメリカに住んでいたときに謎だったのがこの「コーシャ」。
ユダヤ教の戒律には食べ物に対する厳しい決まりがたくさんあるのですが、
その決まりに反しないような調理法、取得法を為されたものを「コーシャ」といいます。

塩、肉、この看板のように魚、あらゆるものに制限があるようですが、
「それではどういうものがコーシャか」ということは、あまりにも範囲が多岐にわたっていて、
外国人には皆目理解不能です。

するときに、「喉をかき切る方法ならコーシャである」というのは、

非常に印象的でしたので覚えているんですが。

息子が
「こんなところでコーシャって知っている人いるのかな」
「まあ、雰囲気よ、雰囲気」



雰囲気と言えば売店の上のこのでかでかとした看板。

「妻はこの掘っ立て小屋の前でメシを配っているが、
わしはここを後ろに廻ったところでまだエンジンの修理をしている」

これ、後ろに廻ってみると、本当に修理中のエンジンがありますよ。
もしレストラン「サクラ」の横のスナック売り場でこの看板を見たら確認してみて下さい。





パノラマ機能が初めてディズニーリゾートで役に立った瞬間。

ところで、この日「レイジング・スピリッツ」には合計4回乗ったのですが、
むかし息子はこれに乗るのが怖くて「乗ろうよ」というのを断固拒否していた時代があったのです。

そんなかれも13歳。
走ってそのローラーコースターの一番乗りを目指し、何回も乗りたがるお年頃。
そして、
「近いうちに友達と来ていい?」などと言い出しています。



そろそろディズニーにかれと行くわたしの「任務」も終りに近づいているのかもしれません。