劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

目黒のさんま

2012-10-23 07:42:42 | 演劇
一昨日、久し振りに、立川志獅丸君の落語を聞きました。
しかも、一度に3席も!
それも、会場は、脇坂君の自宅!
一体、どういう状況なんでしょう?

これは、脇坂君が、「”目黒のさんま”の生落語を聞いて、焼き立てのさんまを食べたい」という、お大尽のような発想を実現したものです。
せっかくだから、脇坂君の個人的な知り合いを集めて、みんなで盛り上がろうということでした。
いつもながら、脇坂君の行動力には、頭が下がります。

十数名のお客さんが集まり、自宅落語会が始まりました。
演者も観客も、そのあまりの近さに戸惑ったようで、不思議な雰囲気に包まれていました。
ただ、時間が経つにつれて、志獅丸君の芸の力によって空気が和んでいき、笑いが起こるようになっていきました。
1席目の「垂乳根」から2席目の「権助提灯」に入ると、一気に盛り上がっていきました。
(今のお客様には、言葉遊びより、ストーリーがしっかりした噺の方が受けるのかもしれません)
休憩を挟んで、トリネタは、勿論「目黒のさんま」!
みんなが落ちを知っているだけに、やりにくさもあるのでしょうが、無事、最後までやり切っていました。

3席まとめて至近距離で聞いて思いました。
「志獅丸君も、上手くなったなあ…」って。
僕の勝手な思い込みかもしれませんが、ぷにぷにパイレーツに入ってから、志獅丸君は急激に伸びたように思います。
間が良くなってきましたし、所作も綺麗になってきました。
あとは、何か強力な武器を手に入れれば、超売れっ子になるのは間違いありません。
それは、生涯を掛けて探すものでしょうが、是非とも、自分のトレードマークになるような武器を見つけて頂きたいと思います。
僕も、微力ながら、そのお手伝いをさせて頂くつもりです。

さて、落語会が終わってからは、焼き立てのさんまが主役の大宴会に突入!
みんな、暴れ飲みをしていましたとさ。
めでたし、めでたし。

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