劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

難しいことにチャレンジ

2018-04-29 07:54:45 | 演劇
きのう、約3か月ぶりに「演劇基礎講座」を開催しました。
参加者は2名のみでしたが、お二人とも意識の高い人でしたので、あえて難しいことにチャレンジしてもらいました。

前半の1時間は、人前での緊張=いわゆる”あがる”状態の最大の要因を取り去る練習を行いました。
どなたでも、大勢の前で話すとき、体が硬直し、呼吸が苦しく、視野が狭まり、頭が真っ白になった経験があると思います。
その緊張を一瞬にして解除する方法の存在は、あまり知られていません。
一般的に「自信を持てば大丈夫!」とか「成功したシーンをイメージして!」という指導が行われていますが、それでは上手くいきません。
もっと本質的なところを変えていかなくてはならないのです。
ですから、そう簡単には体得できるものではありません。
きのう参加したお二人には、今後も、繰り返し練習して頂きたいですね。

後半の1時間は、長文読解に挑戦してもらいました。
全体の構成を考えてもらうことで、文章の真意をより深く理解し、音読する時に感情が自然に高まることを実感して頂きました。
これも、とんでもなく難しいパズルを解くような作業なので、とてつもない集中力が要求されます。
また、文法をきちんと理解し、長文の中に埋もれている鍵を握る単語を見つけ出すには、地道なトレーニングが必要です。
私たちは、毎日、さまざまな形でさまざまな文章に接します。
それらを、きのう学んだポイントを意識して丁寧に読んでいくことで、長文読解はみるみる上達していくはずです。

どちらも面白おかしいものではありませんが、日常生活の中でいくらでも練習できることです。
毎日をどう生きるかで、結果は大きく違ってきます。
自分のパーソナリティは、自分でプロデュースするものなのです。

ジョニー

2018-04-26 10:03:10 | スポーツ
最近この方と、何度もお仕事でご一緒させて頂いております。
”ジョニー黒木”こと、黒木知宏さんです。
現役時代、ロッテの「魂のエース」と呼ばれ、1998年には最多勝と最高勝率のタイトルを獲得されました。
また、昨シーズンまでの5年間、日本ハムで投手コーチを務めていらっしゃいました。
そして、ことしから、解説者として活躍されています。
日本のプロ野球だけでなく、エンジェルス・大谷翔平選手の育ての親として大リーグ中継の解説も担当され、人気となっています。
経験豊富な上、頭の回転も速く、お話をうかがうのが本当に楽しい方です。
常に自然体ですし、気配りのできる方なので、お会いすると心が洗われるような気がします。
なんといっても、野球に対する愛が深い!
あらためて、野球&ベースボールの魅力を教えて頂いています。

心を鬼に

2018-04-14 08:16:46 | 演劇
新作脚本の第一稿を書き終えました。
なるべく短くするつもりだったのに、結局、原稿用紙50枚ほどになってしまいました。
まだ細かい演出を決めていませんので、それを書き加えると、多分80枚前後になると思います。
このままでは、また大長編になってしまします。
思い切って、短くしなくては!
面白いシーンしかないので、心を鬼にしてカットせざるをません。
少し冷却期間をおいて、冷静に判断するつもりです。

鋼のように

2018-04-07 08:25:26 | 演劇
現在、新作の脚本を執筆中です。
活動が目立たない、最も地味な段階です。
外から見ると、止まっているかのように感じられるかもしれません。

実際、脚本を書く作業は、信じられないぐらい時間が掛かります。
お客様の中には「湧いて出てくるセリフを書き留めているだけ」と思っている方もいらっしゃいます。
しかし、現実は、そんな甘いものではありません。
(世の中には、スラスラ脚本を書き進められる天才もいらっしゃいますが、少なくとも僕は違います)
下っ腹に力を入れて、脂汗を垂らしながら、絞り出している感じです。
何度も何度も書き直しているのに、ちっとも良くなりません。
自分の無能さに、絶望的な気持ちになります。
書き進めているうちに、前進しているのか、後退しているのか、自分でも分からなくなります。
それでも挫けずに、原稿用紙やPCに向かう!
一文字も書けない日があったとしても、投げ出さずに作品に向かい続ける!
とにかく、気持ちが折れたら負けです!
「絶対に完成させる」という気概を持って戦い続けるしかないんです。
そこから立ち上がってきた作品は、鋼のように強いものになるのです。