劇団ぷにぷにパイレーツ座長日記

劇団ぷにぷにパイレーツ座長・石崎一気が、演劇、パントマイム、音楽等、舞台芸術の情報を、毎日発信!

大晦日です!

2018-12-31 08:32:04 | 演劇
大晦日です。
ことしも、多くの皆様に”ぷにぷにパイレーツ”を応援して頂きました。
心より、御礼申し上げます。

2018年、"劇団ぷにぷにパイレーツ"は、2回の公演を実施しました。

①第36回公演「ぷにぷに!1/2成人式」1月8日(成人の日)出演:塩沼千雅、松本美由紀、石崎一気
②第37回公演「星空の朗読会」3月3日(土) 出演:石崎一気

両公演ともに満席となり、評判も上々でした。
どちらも劇場ではない会場での開催でしたが、違和感なくお楽しみ頂けたようです。
劇団創立10年ということで、旧作の再演が中心の、過去を総括するような1年となりました。

来年は、年明け早々、1月14日(成人の日)に「右手のための小品集」という公演を開催します。
オリジナルの新作を3本上演します。
これまでの10年間で上演した作品とは全く違った、新しい価値観のモノばかりです。
クオリティも、これまでの作品とは比べ物になりません。
自信を持って、過去最高の公演になると断言できます。
新感覚の舞台表現を、ぜひ、その目でご覧頂きたいと思っています。
「右手のための小品集」をはじめ、2019年は3回の公演を実施する予定です。

来年は、劇団にとって、さらに意味のある年にしたいと思っています。
皆様にとって、素晴らしい一年でありますように!
では、良いお年をお迎えください。

35分の大作

2018-12-30 08:10:13 | 演劇
1月14日(成人の日)に開催する「右手のための小品集」の上演時間は70分です。
冒頭で上演する「右手」という作品は、そのちょうど半分にあたる35分の大作です。
当初は20分ぐらいのつもりで作ったのに、気が付けば、1.5倍以上に伸びていました。
台本は変えていないので、演出的要素が増えて、長くなってしまったんですね。
でも、その長くなったところが魅力の作品となりました。
ストーリーも相当面白いのですが、それ以上に演出が凄い!
斬新かつ画期的な演出が目白押しです。
一切モノを用いず、しかも一人で上演するからこそ実現するユニークな表現ばかりです。
恐らく、舞台を見慣れていない方には、ごく自然に見えると思います。
でも、演劇通の方が目を見張るような演出が、たくさん隠されているのです。
どんな作品になっているか、是非、劇場でご覧頂きたいと思っています。

「バリエーションズ#2」

2018-12-29 08:09:56 | 演劇
第38回公演「右手のための小品集」のラストに、「バリエーションズ#2」という作品を上演します。
この作品を、どう説明すれば良いのでしょう?
実験的?
前衛的?
芸術的?
これこそ、かつて誰もやったことのない舞台表現だと思います。

ストーリーもセリフもないので、いわゆる演劇ではありません。
パントマイムのテクニックは用いていますが、マイム的要素は微塵もありません。
人物を演じていますので、ダンスでもありません。
ジャンル自体、僕が生み出したものと言えそうです。

なんだか難しそうに思われるかもしれませんが、かなり面白い作品に仕上がっていると自負しています。
どことなく滑稽で、ニコニコしながら楽しめるモノにしてみました。
お客様には、ハッピーな気持ちでお帰り頂けると思います。
目くるめく熱狂と、冷静さが共存した不思議な作品です。
ぜひ、劇場でご覧ください!

予約数が…

2018-12-28 09:10:04 | 演劇
僕なりに、来月14日(成人の日)の公演「右手のための小品集」のPRを行っています。
しかし、結果は芳しくなく、予約数が全然伸びません。
かなり面白い作品が出来上がっているだけに残念です。

過去に僕の作品を見たことのある方は、余程のことがない限り、劇場に足を運んで下さいます。
以前の公演のことも良く覚えていらして、いまだに、その感想を熱く語って下さいます。
今回も公演のご案内をしたところ、ほぼ全員が、その場で予約をして下さいました。

一方、まだ僕の作品をご覧になったことのない方からは、一切、反応がありません。
かなり前衛的な手法を用いていますので、万人にお楽しみ頂けるとは思っていません。
出演者も一人だけですし、派手なセットや衣装を用いませんので、地味に見えてしまうのも事実です。
でも、なかには、新しい舞台表現がお好きな方もいらっしゃるはずです。
一度ご覧頂ければ気に入って頂けると思うのですが、そうした方々とのマッチングはどうすれば良いのでしょう?

しかし、そんなことを嘆いても何も変わりません。
今、僕にできるのは、質の高い作品を仕上げることだけです。
PRをやめるわけではありませんが、しっかり稽古を重ねていきますね。

舞台興行の現実

2018-12-25 13:37:24 | 演劇
TVでお馴染みのお笑い芸人さんが、若手漫才コンビを迎えてトークライブを開催したところ、お客さんが一人しか来なかったそうです。
その漫才コンビは、ネタが非常に面白くて、ライブでは必ずバカ受けとなる実力者です。
大手事務所のコンクールでも優勝を飾っていて、次代を担うホープとされています。
結局、ネタで笑う人が多くても、パーソナルな部分に興味を持たれないと、集客は出来ないということのようです。
これが現代の舞台興行の現実です。
厳しい時代ですね。