pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

落語初心者、大歓迎@よみうりホール2階F列下手

2009-12-17 21:25:55 | 落語・講談

林家はな平 「牛ほめ」
林家たい平 「お見立て」
池田成志  「一文笛」
       仲入り
トークショー(林家たい平、池田成志、立川志らく)
立川志らく 「短命」

劇団新感線でおなじみの池田成志さんが落語に挑戦!ということで、さっそく行ってきました。客席は昨日と比べるとかなり若めでした。古田新太さんの姿をお見かけしたような。前座さんのあとはたい平さん。この方は笑点レギュラー。私はあんまりなじみがなかったのですが、なんの、さわやかだし噺はわかりやすいし、とっても良かったです。
このたい平さんが、落語のいろはを簡単に解説してくれました。
落語家がみんな着物を着ているのは、男にも女にも子どもにも年寄りにも見えること。それから、男女の演じわけでも声のトーンはあまり変えないこと、途中で羽織を脱ぐのは「これからはじまりますよ」だったり、噺の中での小道具に使ったり、ということ、蕎麦とうどんの表現の違いなどなど。ふ~ん。。そうかあ・・と思わず聞き入ってしまいました。カレーうどんの食べ方が楽しかったです。カレーがぴっと衣装にとんだり、芸が細かい!

その説明に続く廓噺「お見立て」も、それを踏まえてふんふんなるほど~という感じで聞くことができました。たい平さん、いいです。
成志さんは、先日王楽さんの襲名披露で聴いたばかりの米朝作「一文笛」。声も深いし笑いもとってさすがでしたが、途中で止まってしまい・・・あとのトークで「明るくて客席が見えるんで、『あそこにぴあの人が立ってる!』と思ったら止まっちゃって・・」とのことでした。演劇ではいつも余裕で怪演の成志さんですが、ちょっと勝手が違ったようです。今後落語の道に行くつもりは・・・あんまりなさそうでした。着物の着方が「天才バカボン」みたいだったので、前座さんに直してもらったといっていました。それでもまだなんかおかしいかも。着物の丈が短すぎ?

日経ホールから駆けつけた志らく師匠に前座さんと間違われて「池田です!」と憤慨してたそうです。

そんな志らく師匠は「短命」を。次々と死んでしまう伊勢屋の婿養子。何故短命かというと・・・という話をする隠居と八五郎。

「食事時だ。お膳をはさんで差し向かい、おかみさんが旦那によそったご飯なんかを渡そうとして、手と、手が、触れる。白魚を五本並べたような、透き通るようなおかみさんの手だ。そっと前を見る……ふるいつきたくなるような、いい女だ……短命だよ」

かなり色っぽい話なわけですね。でも、八五郎、家に帰ったら自分の女房はなんと「がまの油売り」の口上の練習中。ご飯をよそってくれというと面倒くさがっておしゃもじを使わずに茶碗でご飯をすくって「ほれ!」と出す。その手に触れた時、思わずつぶやく「ああ、俺は長命だ・・・・

もう、中年以上の観客大爆笑。わが夫もきっと長命でしょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桂文珍・春風亭昇太二人会@... | トップ | JIN~仁 最終回! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿