潤色・演出:小池修一郎
出演:小池徹平 神田沙也加 花總まり 古川雄大 上原理生
吉野圭吾 ソニン 広瀬友祐 岡幸二郎 坂元健児 渡辺大輔 ほか
あらすじ:
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランス―。
農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけに、パリへ飛び出し、革命派に身を投じる。
デムーラン、ロベスピエール、ダントンら熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やす。
一方、宮廷に仕える心優しき侍女・オランプはマリー・アントワネットとフェルゼン伯の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。
マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれたロナンはオランプと運命の出逢いを果たす。
決して出逢う筈のなかった二人は強く惹かれ合うも、対立する身分が壁となる。
そして、愛に悩む彼らの心を揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる…。
1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃。
遂に革命の火蓋が切って落とされる―。
今日は、おけぴ観劇会でした。いや~2000席近い帝劇をおけぴが埋めるとはさすが。
今回は日頃から「フレンチミュージカル楽しいわよ~」とおっしゃっている劇友うさぎさんとご一緒。(実は昨日のアルカディアも別席ながらご一緒でした)
この舞台には生オケがないので、舞台は最前列ぎりぎりまで迫っています。幕が開くと、しょっぱなから農民弾圧っぽい濃いシーン。そこに現れるのはジャ・・ジャベールかいやいや、岡さん演じるペイロール。ロングコートにラメのラインが入っていますが、あれはジャベール警部でしょう!。。。。などとツッコミたくなるほど、レミゼラブルあり、MAあり、モーツァルト!もちょっぴりありな作品でした。吉野さん演じるシャルル・アルトワが「私が誰だか知ってるか?!」ときた日には、「エマニュエル・シカネーダー!」と叫びそうになる自分がいました。もう、既にこの最初のシーンからソニンさんの歌声に圧倒され、泣かされます。すごいよソニン観る者の心を揺さぶりまくります。泣いちゃいましたもの。まじで。いいのか今から泣いちゃって
まだはじまったばかりなので細かくは書きませんが、とにかく群舞が素晴らしい!農民や革命家の男子チームの踊りのかっこいいこと!娼婦チームのスタイリッシュなこと!あんなに激しく踊ってよく歌えるなあと心配するほどの大迫力。跳ぶ跳ぶ!回る回る!トンボ切りまくる!また跳ぶ!のすごいダンス大会!帝劇の舞台が狭く感じるほどです。圧政に苦しめられる民衆の底力ここにあり!という感じで発する熱量が半端ないです展開自体は?というところもありますが、そこはミュージカルなんで、舞台の発する熱を受け止められれば十分なように思います。
今日のロナンは小池くんですが、歌うまくなりましたね~難しい態勢でのソロなども伸びやかにこなしていらっしゃいました。いつかモーツァルト!もやるかも。
花總さんのアントワネットは、ものすごくゴージャス!登場シーンはきらびやかなどという言葉では形容できないほどゴージャス餓死寸前の農民を抱えているとは思えぬ贅沢三昧をしまくる王妃。これみたら首はねたくもなります。
栗山演出のMAではポリニヤック夫人の生首などもあったので、夫人登場の際は「この人の首でてくるのかなあ。。。」などと恐ろしい思いが頭をめぐりましたが、そこはセーフでした、今回は断頭台も大丈夫です。(ちっちゃいのはでてきますが。)
今回のお目当ては、実はフェルゼン。ステキでした~軍服も、マントも、変装の僧服も。そして見事な剣さばきにうっとり。
やっぱりミュージカルはこうでなくっちゃ!という、めちゃくちゃエネルギッシュな舞台でした。生オケじゃないのがちと残念。新感線舞台みたいに生バンドいれてもできるのでは?と余計なことを思いました。生オケと同じチケット代ですから。
そうそう、チケットといえば、ちっとも秘密警察っぽくない秘密警察のサカケンさんが最前列のお客さんに「チケットはおけぴで買ったのか?」と聞いて、客席大盛り上がりでした。
カーテンコールでは小池くんとさやかちゃんのご挨拶がありました。今度観るなら群舞メインで2階から観てみたいかも。
全てが楽しみでしかありません♪
劇レポありがとうございます。
こういうわかりやすいのもいいです!