pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

危険な関係@シアターコクーン1階B列上手

2017-10-10 20:48:13 | 観劇/コンサート

【原作】ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ
【作】 クリストファー・ハンプトン
【翻訳】 広田敦郎
【演出】 リチャード・トワイマン
【美術・衣裳】 ジョン・ボウサー

【出演】
 玉木宏、鈴木京香、野々すみ花、千葉雄大、
 青山美郷、佐藤永典、土井ケイト、新橋耐子、高橋恵子 他

<あらすじ>
原作は18世紀末のパリ、華麗なる社交界が舞台。 社交界に君臨する妖艶な未亡人メルトゥイユ侯爵夫人(鈴木京香)は、かつての愛人ジュルクール伯爵への恨みから、その婚約者セシル・ヴォランジュ(青山美郷)の純潔を踏みにじろうと稀代のプレイボーイであるヴァルモン子爵(玉木宏)に助力を求める。しかしヴァルモンは、叔母ロズモンド夫人(新橋耐子)のもとに滞在している貞淑なトゥルヴェル法院長夫人(野々すみ花)を誘惑しようとしているところで、その依頼を断る。ところがセシルの母ヴォランジュ夫人(高橋惠子)が、トゥルヴェル夫人に彼を非難し近づいてはならぬと忠告していることを知って、ヴォランジュ夫人への復讐を決意、メルトゥイユ夫人の計画に乗る。 一方、清純なセシルは純粋な若き騎士ダンスニー(千葉雄大)と恋に落ちていた。そこにメルトゥイユ夫人の策略が、そしてヴァルモンはトゥルヴェル夫人を誘惑に……。 二人が仕掛ける退廃に満ちた恋愛ゲームが繰り広げられていく。


危険な関係といえば、ずーっと昔、キアヌ・リーヴスが今回 千葉雄大くんが演じたダンスニー役だった映画がありました。たしか子爵はあのジョン・マルコビッチ、侯爵夫人はグレン・クローズという濃~いキャスティングだったなあ。。

今回はなんといっても玉木宏さんと鈴木京香さんという、絶世の美男美女コンビのあのなまめかしいポスターにやられてチケットとりました。野々すみ花さんと玉木さんて、「あさが来た!」でも若旦那と小唄のお師匠さんかなにかで共演されてましたよね、こちらの組み合わせも素敵

演出も衣裳も海外の方ということで、パリが舞台なのにどことなく和テイストなセットでした。座布団と生け花とか、松とか。女性の衣裳も和服をイメージした感じ。妖艶メルトゥイユ侯爵夫人、鈴木京香さんのドレスはとびきり豪華でした。メイクも妖艶でも、なんとなく違和感も。。。

極め付きは・・・おばちゃん発言と言うなかれ。玉木ヴァルモン子爵の鍛え上げられた肉体キャー眼福すぎて もう、びっくり。腹、きっちり割れてます。完璧な逆▽の引き締まった均整のとれた体はもう、ライザップのCMどころじゃありません背、高いし、顔ちっちゃいし、足、長いし

もう、何度舞台上で生着替えするんだって。白いシャツもガウンもお似合い。黒いボクサーぱ〇つも そして射るような眼差しにドッキューン

女性陣が素晴らしかったです。京香さんはもちろんのこと、新橋耐子さんの凛としたロズモンド夫人、愛娘を思う高橋恵子さんのヴォランジュ夫人、楚々とした野々すみ花さんのトゥルヴェル夫人。

ただね~なんともわかりにくかったです。何故メルトゥイユ侯爵夫人がヴァルモン子爵にセシルの純潔を奪わせようとしたのかとかが、たぶん台詞で語られたんだと思いますが、彼女を振ったというジュルクール伯爵が全く登場しないせいか、途中まで千葉雄大くんのダンスニ―がジュルクール?などと見当違いをしたり。そして、千葉雄大くん、すごく頑張ってるのですが、やはりちょっと違う感じがしました。いくらなんでもちょっと幼い感じがしてしまい。。。いや、頑張ってるんですよ。好感度高いし。でも、そこで笑いとらなくてもいいような。。。以下自粛。。。トゥルヴェル夫人がしょっぱなからヴァルモン子爵を全身で拒否っている訳も???という感じ。クライマックスの決闘に至る過程もあまりわからず、やや唐突な感じがしました。

まあ、退廃に満ちた貴族の恋愛ゲームっていうのにあんまり共感できないというのもあるかもね。

コメント
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