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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

TV大衆をカモにする胴元

2008-10-11 | マスメディア批評
ドイツェバンクに振込依頼と五十ユーロほど下ろしに行った。狭い店内は何時もと異なり、待合で座っているものやカウンターに並んでいるものが多かった。

どうやら昨晩からその手のTVプログラムが多く、最もパニックに陥り易い層が動き出した様である。

カウンターに並ぶ者は現金を引き出してしまうつもりなのだろうが、一体何処へそれを持って行くのだろう。何時もと一寸違う人種も混じっているところを見ると、地方自治の貯蓄銀行なのだろう。

待ち合いにいた親仁さんなども、銀行に騙されるようにして虎の子で不動産の債権やファンド類を買わされていたに違いない。謂わば客が損をするから胴元は儲かるのである。

そうした証券類が危なくなってきたので相談に来ているのだろうか?何れにしても、顔付きは皆青ざめているが、私のように大声でがなり立てるものはいなかったから、逆に真剣な空気が流れていた。

もともと大銀行などはヤクザ商売と思って、先方が薦める商品と反対方向に舵を取っていかなければいいカモになるなるだけなのでが、ああして少なくない人達が銀行を信用してカモになっているのが面白い。

メルケル首相が、なんら法的な根拠もなく個人の所得の保障などと好い加減な言葉を大衆に向って発したばかりに、本当にパニックに陥った人種も少なくないようだ。やはり共産圏出身の女性では宰相は勤まらない。そもそも、TVを見て云々している人達が、おかしな商品に手を出すのが間違いであり、金融商品などはそうした大衆がいるからこそいい商売になっているのは間違いない。

とは言いながら、今証券を買い集めれば、短い期間で五割、一年間で倍増することが十分に予想されていても資金に余裕がないのもごく一般大衆に違いない。

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