Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

中華料理でも作ろうか

2009-10-14 | ワイン
葡萄の摘み取りがほぼ終って雨が気にならなくなると、急に冬型になって冷えてきた。昨晩は殆ど氷点下だったようで、木曜日にはマイナス五度が予想されている。冬タイヤが要る季節になってきた。

この辺りではそれ以上には冷えないが、もしかするとアイスヴァインなども収穫出来る地域もあるのだろうか?十月半ばに収穫されたアイスヴァインなど聞いたことがないが、それならば可也質が高いだろう。

昨晩は、酢エンドウ豆煮に肉を入れて食した。アイフェル料理ということでシュロース・ザールシュタインの2007年産アルテレーベンのシュペートレーゼを開けた。今まで四本は満足することがなかったが、ここに来てはじめて甘みと果実風味が酸と綺麗にバランスをとるようになった。甘みが酸と融合した分、既に飲み頃を迎えたと判断した。もちろんこの先も充分に楽しめるだろうが、逆にこれ以上大開花する事がないと認識した。しかし最後の一本はあと二年ほど寝かしてみたい。殆ど期待する事もなく。

さて食事には、このワインの味が強すぎて邪魔になるようで、チーズのデザートかもしくはアジア料理には合うかも知れないが、中欧の季節の素材を活かしたソースの無い薄味の料理には難しいと思った。そこで今日は中華料理に合わせてみる。価格からすると大変素晴らしいリースリングであったが、カビネットの方がやはり飲みやすかった。アルテレーベンという古い葡萄の木となると収穫量が落ちるので実質的にグランクリュワインに近くなる。下品とまでいわれる果実味満載のプファルツのリースリングでも、この価格でこれほど味の強いワインを見つけるのは難しい。天然酵母で醸造するA・クリストマンなどがやはりそれに当たるだろうか。

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