Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ぼちぼち週末の準備

2018-01-12 | 生活
ぼちぼち週末に出かける準備をしている。ミュンヘン往復だけなのだが、少しでも無駄無く通おうと思うと燃料費一つでも大きい。1,309ユーロは安くはないが先ずは20Lだけ入れた。残りは前日まで待って一番安いところで満タンにする。

白いブリーフを新たに下した。何時購入したのが記憶にない。最近は違うタイプのものを多く使っていたので使わず仕舞いにおいてあった。調べると少しタイプが違って、先月穴だらけのスポーツ用を捨てたものに近い。これならばその代わりに使えるかもしれない。

何も「指輪」四部作に出かけるのに新しいブリーフは要らないのだが、四回通うとなると衣服のことも考える。出来れば同じシャツで通したいが、四回とも同じ顔ぶれが周りに座るのでそれも少し気になる。前回「三部作」の時に着用していたシャツは洗濯屋に出したので、これも回収に行って予備に置いておきたい。

エンジンオイルもまあまあだから、なんとか問題なく移動可能か。あとは18時始まり20時25分終了なので、遅くとも零時半には帰宅可能だ。ブランチを摂ってからゆっくり走れると思うのだが、休憩がないものだからやはりピクニックの用意はしておくべきだろう。なにを車に乗せていくべきか?兎に角、疲れが残らないように配慮しないと翌週がしんどい。

今回は再演にも拘らずキリル・ペトレンコ指揮最後の「指輪」ということだけでなく玄人筋の関心も強いのだろう。前回の上演が2015年3月のようであるが、当時の初日の批評などを読み返すと歌手が弱く、ポストモダーンの演出が気に入らなく一層のこと幕が壊れて開かなかったらよかったというようなことをヴィーンのプレス紙が書いている。大して参考にならないその新聞らしい程度の低い批評であるが、メムバー表を見ると、玉石混合のようなキャスティングになっていた。クリーゲンベルク園主「神々の黄昏」を観た感想からすると、四部がばらばらの印象という評も記憶にあり、まさしくバロックオペラ風「ラインの黄金」はそれでよいのではないかと、密かに舞台を期待しているのである。

2012年初日シリーズのキャスティングを見るとやはり弱い。因みに「ヴァルキューレ」はフォークトとカムペがペアーを組んでいた。「神々の黄昏」には、グールトとシュテムメがペアーを組んでいて、映像が残されていることから凄いキャスティングと思っていたが、初日シリーズの期間が離れているので今回のように統一した配役とはなっていない。その点からしても今回はツィクルス上演形態になっている。実際それがバイロイトと同じような効果があるのかどうなのかは経験してみないと何とも言えない。分かっているのは、最後になると四日も通ったな感慨深く思うだけだ。

日本からの訪問者が同じような時期に行われるドレスデンのゼンパ―オパーに出かけるとあったので、なぜ態々と思ったが、なるほど一週間ほどの間に四部作を立て続けに行うようになっていて旅行者向けになっている。如何にも地元の聴衆よりも世界からの音楽旅行団からの経済が重要な劇場らしく、その構造は東ドイツ時分から変わらないのだろう。ヴィーンに比較すると西ドイツからの国内観光団が主な対象になっていることが異なるかもしれない。一年前から発券していたようだが、一日足らずで売れたようで、旅行社が特別価格で買い付けているのだろう。それにしても価格がミュンヘンの倍以上する。因みに今回の四部作には一晩当たり11ユーロしか払っていないのに、舞台への視界付きのロージェの椅子が付いている。駐車料金が倍近くになる。

二国の料金が安くない ― 着工前は二国と呼ばれていたと記憶していて、その建設予定地を覗いた覚えがあるが、今は相撲場のように新国と呼ぶらしい ― と書いてあったので、HPを見ると27000円までとなっている。換算して235ユーロとしてもなるほど高額だ。昨年秋のNHKホールでの「タンホイザー」公演の60000円も高いと思ったが、足台を別にして倍以上の価値があったのは当然だろうと思う。それからしてもゼムパーオパーのそれは旅行者向け価格になっている。

週末にお湯が出なくなったお陰で体調を壊した。あれぐらいと思っていたが体温を調整するために血圧が上がったりしたのだろうか、気温が高くなると更に体調管理が難しくなって、喉がぐずぐずするようになった。



参照:
「ラインの黄金」のお勉強 2018-01-11 | 文化一般
ヤホに表現の可能性を 2017-12-20 | マスメディア批評

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